青カビの脅威から住宅を守る!カビの除去と対策を専門家がアドバイス

「久しぶりにタンスを動かしたら、裏側に青緑色したカビが生えていた」
「青カビって、黒カビや白カビと何が違うの?」

住宅のあらゆる場所にカビのリスクは潜んでいます。
そしてカビは種類によって発生しやすい場所や除去のしやすさも変わってきますが、今回この記事で解説するのは青カビです。

青カビは、その名の通り青緑色をしたカビで、特に食品に発生しやすいことで知られています。
しかし、食品以外にも湿度の高い環境や換気が不十分な場所で発生する可能性があります。

また、青カビは見た目の問題だけでなく、健康に様々な影響を及ぼす恐れがあります。
お子様や高齢者、免疫力が低下している方とっては、そのリスクはさらに高まるでしょう。

そこで今回は、青カビの特徴や発生原因、そして家庭でできるカビ取りと対策をカビの専門家が解説します。
正しい知識を身につけて、青カビの脅威からあなたの家や健康を守りましょう。

この記事でわかること


  • 青カビの特徴や危険性
  • 青カビが発生しやすい場所
  • 青カビが発生した場合の対処方法
  • 住宅のカビを防ぐための対策

 

1.青カビの脅威とは?

青カビの除去方法や予防策を紹介する前に、まずは青カビとはどのようなもので、どのような危険が潜んでいるのか解説します。

 

1-1. 青カビの特徴

青カビは青緑色をしたカビの一種で、食品に発生することが多いですが、住宅に発生することもすくなくありません。

このカビは繊維状の菌糸を形成し、胞子を通じて繁殖します。
青カビの繁殖スピードは早く、その生育環境に応じて様々な形態をとることが特徴です。

青カビは多様な種類が存在し、それぞれ異なる特性を持っています。
一部の青カビは、食品の風味を向上させるためにチーズ製造などに利用されていますが、その一方で有害な毒素を生成する種類もあります。
この毒素は人体にとって有害であり、長期間にわたる健康への影響が懸念されます。

また、青カビは湿度が高くて温暖な環境で成長しやすい特性を持っており、家庭内では浴室やキッチン、地下室、屋根裏などの湿気の多い場所で発生しやすいです。
そして通気性が悪い場所や壁の裏側など、目に見えない場所で繁殖することもあるため注意が必要です。

 

1-2. 白カビや黒カビとの違い

青カビは白カビや黒カビと比較して、鮮やかな青緑色を呈する特徴があります。
この色は特有の色素によるもので、食品に発生すると非常に目立ちます。
青カビは、チーズ製造などの特定の食品加工プロセスで望ましい役割を果たすこともありますが、不適切な状況下では食品を腐敗させる原因となり得ます。

また、青カビは適度な湿度でも成長可能で、環境に幅広く適応する特性を持ちます。

そしてカビ取りのしやすさにも差があります。
例えば白カビは柔らかく綿状の成長形態をし、表面的な清掃で比較的簡単に除去できるケースがほとんどです。
黒カビは建物の壁や天井に生育し、根が深く除去が困難であり、強力な清掃剤や専門的な処理が必要になることが多いでしょう。

青カビは、これらのカビと異なり、食品表面に生えた場合は単にその食品を廃棄することで容易に除去できますが、家庭内の壁や家具などに発生した場合は除去が難しくなることがあります。

青カビの成長早くく、胞子が空気中に広がりやすいため、拡散を防ぐためには早期の対処が重要です。

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1-3. 青カビの危険性

青カビは健康被害の発生や食品の汚染、そして広範囲への拡散など様々なリスクがある微生物です。
青カビが発生すると、以下のようなことが起こる可能性があります。

 

1-3-1.毒素の生成

青カビの中には、マイコトキシンと呼ばれる有毒な代謝産物を生成する種が存在します。
特に知られているのがアフラトキシンで、これは強い発がん性を持ち、人間や動物の健康に深刻な影響を与えるかもしれません。

 

1-3-2.食品の腐敗

青カビは食品に発生しやすく、パンや果物、ナッツ類によく見られます。
青カビによる食品の腐敗は食品の安全性を損ない、摂取することで健康リスクを引き起こす恐れがあります。

 

1-3-3.アレルギー反応

青カビが空気中に胞子を放出することにより、アレルギー反応や呼吸器系の問題を引き起こすことがあります。
健康な人でも症状が現れることがあり、特に喘息やアレルギー性の呼吸器疾患を持つ人にとっては、症状を悪化させる危険があります。

 

1-3-4.広範囲への拡散

青カビは飛散しやすく、その胞子は空気中を漂って範囲を広げることができます。
また、青カビの胞子は非常に小さく、目には見えないため、気づかないうちに家の中のさまざまな場所に拡散していることがあります。

これにより、元々の発生源から離れた場所で新たなカビの成長が始まる恐れがあるのです。

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2.青カビが発生しやすい場所とは?

青カビは特定の条件下で発生しやすく、その環境を理解することは青カビの予防と対策に非常に重要です。
以下は、特に青カビが発生しやすい場所の例です。

 

2-1.食品の保存場所

青カビは栄養豊富な食品の表面に発生しやすく、食品を保存している場所は青カビの成長に最適な環境を提供します。

チーズやパンといった加工食品はもちろんのこと、果物や野菜などの新鮮な食品にも青カビは容易に繁殖します。
これらの食品は高水分と高栄養素を含んでいることが多く、カビの成長に必要な条件を満たしています。

食品に発生したカビが更に繁殖を続けると、食品を保管している棚や倉庫などにもカビが広がる恐れもあります。

 

2-2.湿気が多い場所

家庭内で湿度が高い場所は、青カビの発生に最適な環境を提供します。
地下室、浴室、洗面脱衣室などのエリアは、湿気が多く、換気が不十分であることも多いため、青カビが繁殖しやすい条件が整います。

特に地下室は、通常の生活エリアから隔離されており、湿度の高い状態が続きやすいです。
高湿度と日光不足は青カビの成長を促進し、壁や床、天井などの表面に青カビが形成される原因となるでしょう。

浴室や洗面脱衣室も青カビが好む湿度の高い環境です。
これらの場所では、水蒸気や濡れたタオルなどが青カビの成長に必要な湿気を提供し、繁殖を促してしまうのです。

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2-3.通気性が悪い場所

クローゼットやキャビネットのような通気性が悪い場所では、空気が滞留し、湿気がこもりやすい環境が作られます。

これらの条件は青カビの成長に理想的で、特に閉じた空間での衣類や布製品、紙類などの保存品に青カビが発生しやすくなります。
青カビはこれらの素材に残る微量の水分や有機物を栄養源とし、急速に繁殖することがあります。

例えば、長期間使用されていない衣類や靴が保管されているクローゼットは、青カビの成長にとって理想的な場所です。
湿度が高く、空気の流れが限られているため、青カビは容易に生育し、衣類や靴にダメージを与える可能性があります。

また、キャビネット内の書類や本、雑貨なども青カビの影響を受けやすいでしょう。

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2-4.古い家屋や建物

古い家屋や建物では、経年による構造の劣化が湿気の問題を引き起こしやすくなります。
屋根の損傷や壁の亀裂、窓枠の隙間などからの水の侵入は、青カビの繁殖に適した環境を提供してしまうでしょう。

また、結露が発生しやすいことも多く、冬場に暖房を使用する際に窓ガラスや壁面に水滴が付着し、これが青カビの成長につながることがあります。

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3.住宅に発生した青カビの対処方法

続いて、住宅に青カビが発生した場合の対処方法を紹介します。
青カビは拡散しやすいため、見つけたら早急に除去することが重要です。

素材やカビの状況によってカビ取り方法が異なるため、それぞれの方法をご紹介します。

 

3-1.塩素系カビ取り剤を使用したカビ取り

水回りにカビが発生した場合は、カビキラーやカビハイターなどの塩素系カビ取り剤でカビ取りが可能です。

 

3-1-1.事前準備

用意するもの


  • 塩素系カビ取り剤
  • 中性洗剤
  • スポンジ
  • タオル
  • マスク
  • ゴム手袋
  • ゴーグル
  • 長袖の服(色落ちしても問題ないもの)

ジョンソン カビキラー

出典:amazon



花王 カビハイター

出典:花王株式会社



注意事項

  • 酸性タイプの製品と混ぜない
  • 必ず換気して行う
  • 体を保護しながら作業する

塩素系カビ取り剤と酸性タイプの製品が混ざると、危険な塩素ガスが発生する恐れがあります。
最悪な場合死に至ることのある危険なガスなので、絶対に混ぜたりしないでください。
そして必ず換気しながら作業をするようにしましょう。

カビ取り剤には水酸化ナトリウムという成分が含まれていて、触れると皮膚を溶かしたり、目に入ると失明する恐れもあります。
万が一カビ取り剤が飛び散っても問題ないように、マスク、ゴム手袋、ゴーグル、長袖の服を身に付けて、皮膚や目などを保護してください。

 

3-1-2.カビ取り手順

①中性洗剤で汚れを除去する

水回りの汚れを中性洗剤とスポンジで落とした後、濡れている箇所をタオルで拭き取ってください。

 

②カビ取り剤を吹きかけてしばらく放置する

カビが発生している部分とその周辺に塩素系カビ取り剤を吹きかけてください。
10~15分ほど放置します。
カビが酷い時は放置する時間を長くしてください。

 

③カビ取り剤を水で洗い流す

カビ取り剤が残らないようにしっかりと水で洗い流してください。
それからタオルで水気を拭き取って終了です。

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3-2.消毒用エタノールを使用したカビ取り

水で洗い流したりできない場所で塩素系カビ取り剤を使用すると成分が残ってしまう恐れがあります。
そのため、家具やクローゼットなどにカビが発生した場合は消毒用エタノールを使用してカビ取りをしましょう。

 

3-2-1.事前準備・注意事項

用意するもの


  • 消毒用エタノール
  • 雑巾
  • マスク
  • ゴム手袋
ドーバー パストリーゼ77

出典:ドーバー酒造株式会社



注意事項

  • 体を保護して、換気しながら作業を行う
  • 火気の近くで使用しない
  • 目立たない場所で試してから作業する

カビ取り作業中はカビの胞子が飛散しやすいので、マスクやゴム手袋を身に付けて、換気しながら行いましょう。
エタノールは引火する恐れがあるため火の近くでは使用しないでください。
全体をカビ取りする前に目立たない場所で試して、問題がなければ作業を行うようにしてください。

 

3-2-2.カビ取り手順

①消毒用エタノールを含ませた雑巾で拭き取る

乾いた雑巾に消毒用エタノールを吹きかけ、その雑巾を使って埃などの汚れを取り除いてください。

 

②消毒用エタノールを吹きかける

それからカビが発生している箇所やその周辺に消毒用エタノールを吹きかけます。
浸透するまで10~15分ほど放置します。

 

③雑巾で消毒用エタノールを拭き取る

乾いた雑巾で消毒用エタノールを拭き取り、自然乾燥させて終了です。

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3-3.プロレベルのカビ取り剤を使用したカビ取り

3-2.消毒用エタノールを使用したカビ取りで消毒用エタノールでカビ取りする方法を紹介しましたが、エタノールには漂白効果はありません。
そのため、水で洗い流せない場所に青カビが発生し、色素沈着まで起きてしまった場合は、消毒用エタノールでは除去しきれないでしょう。

そんな時におススメしたいのが、ハーツクリーンが開発したカビ取りマイスターキットです。

カビ取りマイスターキットはカビ取り業者が使用している液剤を誰でも使えるように改良した商品のため、カビの殺菌力が高くなっています。

また、安全性を重視して開発された液剤なので、塩素系カビ取り剤のように毒性の強い成分は含まれておりません。
そのため、水で流せないような場所のカビ取りでも安心してご使用いただけます。

もちろん水回りのカビ取りにも使用できるため、安全性が高いカビ取り剤で徹底的にカビ取りしたい場合は是非こちらを検討してみてください。
防カビ剤もセットになっているので、カビの再発も抑制することが可能です。

 

3-3-1.事前準備・注意事項

用意するもの


  • カビ取りマイスターのライトキット(除カビ剤・防カビ剤・ハケ・カップ)
  • 雑巾
  • スプレーボトル
  • マスク
  • ゴム手袋
  • ゴーグル
  • 長袖の服(色落ちしても問題ないもの)

注意事項

  • 換気する
  • 他の液剤と混合しない
  • 目立たない場所で試してから作業する
  • 体を保護しながら作業する

カビ取り作業中は換気を行い、他の液剤と混ぜるようなことはしないようにしてください。

液剤には漂白効果があるため、目立たない場所で試して問題なければカビ取り作業を行いましょう。

作業中はカビの胞子が舞ったり、液剤が飛び散ったりする恐れがあるので、マスク、ゴム手袋、ゴーグル、長袖の服を身に付けてください。

 

3-3-2.カビ取り手順

①雑巾で埃などを除去する

カビ取り前に硬く絞った雑巾で、溜まった埃や汚れを取り除いた後、乾燥させてください。

 

②ハケで除カビ剤を塗布してしばらく放置する

付属のカップに除カビ剤を入れて、ハケを使って除カビ剤を塗布していきます。
ハケは下から上に向かって動かすようにしましょう。
液剤が垂れてしまったら、跡が残らないように雑巾で拭いてください。
除カビ剤が浸透するまで10~30分ほど放置します。

 

③雑巾で除カビ剤を拭き取る

雑巾で除カビ剤を拭き取って、しばらく乾燥させてください。

 

④防カビ剤を吹きかけて自然乾燥させる

空のスプレーボトルに防カビ剤を注ぎ入れて、カビ取りした箇所に防カビ剤を吹きかけてください。
しっかりと乾燥させて終了です。

 

3-4.カビ取り業者に依頼する

自力でのカビ取りが難しい場合はカビ取り業者に依頼するようにしましょう。
ちなみに自力でのカビ取りが難しいのは以下のようなケースの時です。

  • カビが広範囲(1㎡以上)に発生している
  • 壁紙の裏などにカビが発生している
  • カビの臭いがするが発生場所がわからない
  • 高所にカビが発生している

どれかに当てはまる場合、カビ取りしても除去しきれずに再発してしまうことがあります。

専門の業者は、カビの種類を正確に特定し、最適な方法でカビを除去してくれます。
また、隠れた箇所に発生したカビや、構造上の問題に原因がある場合は、専門の機器を用いて根本的な解決を図ってくれるでしょう。

業者に依頼する際は、信頼できる会社を選ぶことが重要です。
実績や口コミ、サービス内容を確認し、必要に応じて複数の業者から見積もりを取ることをお勧めします。

ハーツクリーンはこれまでに10000件以上のカビの調査と、5000件以上の施工実績があります。
病院や官公庁、上場企業など高い技術が求められる現場での経験も豊富です。

また、海外の国立大学と提携してカビ取り剤を自社開発し、液剤の独自性と施工方法が認められ世界初のカビ対策工法として特許取得もしております。
弊社は防カビにも力を入れており、カビの再発率は3年で5%以下と業界最高レベルの品質を提供しております。

他のカビ取り業者に依頼したのに再発してしまったという方も、まずは一度弊社にご相談ください。

 

4.衣類に発生した青カビの対処方法

収納場所に青カビが発生し、それが衣類やバッグなどに移ってしまうこともあるでしょう。
その場合は、それらのカビ取りも必要になります。

自力でカビを除去する場合は、酸素系漂白剤などを使用してカビ取りを行いましょう。
詳しいやり方を知りたい場合は以下の記事を参考にしてください。

■関連記事■服にカビがついたときのお手入れ方法|安心して着られる5つの対策

もし洗濯できない衣類やバッグ、靴などにカビが生えた場合は、完全にカビを除去するのが難しいことがあります。
そんな時は無理に自力でカビ取りしようとするのではなく、クリーニング業者などのプロに任せるようにしましょう。

クリーニング業者なら、特殊な技術と専門的な機材を使用して、カビが深く浸透している衣類や小物も素材を傷めることなく、安全に処理することができます。

そしてカビでお困りの方に特におススメなのが、カビ取り専門クリーニングのハーツクリーニングです。

ハーツクリーニングは国内外の要人が利用するほどの実績を持つ老舗クリーニング店と提携しており、通常のクリーニング業者では対処が難しい深刻なカビの問題にも対応することが可能です。

また、医療機器の滅菌にも使用されるエチレンオキサイドガス(EOG)を活用したガス滅菌も行っているため、青カビを含む様々な真菌や害虫の卵を徹底的に除去することが可能です。

高価なものや替えの効かないような大事なアイテムにカビが生えた場合には、是非ハーツクリーニングをご検討ください。
高度なプロの技術で大切な服をカビから守り、長く愛用できるようにサポートいたします。

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5.食品に発生した青カビは除去しても食べてはダメ!

パンや餅、みかんなど青カビが発生しているものを見たことがある方も多いと思います。

特に昔は餅にカビが生えていても、カビの部分だけ削って食べていたという方も少なくないでしょう。
しかし、このような行為は非常に危険です。

青カビには有害な毒素を生成する種類が存在し、カビの見える部分だけを取り除いたとしても、毒素が食品内に広がっている可能性があります。
この毒素は加熱しても分解されず、摂取することで健康に悪影響を及ぼすことがあります。

パンや果物に青カビが生えた場合も同様で、カビの胞子が表面だけでなく内部にも浸透している可能性が高いです。
安全を考慮して、カビが生えた食品は食べずに廃棄するのが一番です。

また、食品にカビが生えるのを防ぐためには、適切な保存が重要です。

湿度が高い場所での保管は避け、食品を密封して保存することが推奨されます。
そして、食品の賞味期限や消費期限にも注意し、早めに消費するように心がけましょう。

 

6.青カビの発生を防ぐ!6つの住宅のカビ対策

青カビは健康を脅かす恐れのある危険なカビです。

また、カビは発生してから除去するのは非常に手間がかかるものなので、まずはカビを発生させないようにすることが大事です。

ここでは住宅のカビの発生を防ぐ対策について詳しく解説します。
すぐにできるものばかりなので、是非参考にしてみてください。

 

6-1.湿度の管理

カビ対策において湿度の管理は非常に大事です。
カビは高湿度の環境で繁殖しやすくなるため、特に梅雨や冬季の暖房使用時は注意が必要です。

理想的な室内湿度は40~60%程度とされており、これを維持することでカビの発生を大幅に抑制することができます。
湿度の管理には、エアコンの除湿機能や除湿機を活用しましょう。

また、湿度計を設置して室内の湿度レベルを常に把握することも大切です。
これにより、湿度が高くなり始めたら即座に対策を講じることができるでしょう。

タニタ 温湿度計

出典:amazon



さらに、日常生活における小さな工夫も湿度管理に繋がります。
例えば、料理中やお風呂後は換気を心がける、室内干しの洗濯物は速やかに乾燥させる、植物の水やりは適量にするなどの行動が挙げられます。

これらの習慣を実践し、青カビの発生リスクを極力減らしましょう。

 

6-2.適切な換気

先ほどの湿度の管理とも関わってきますが、住宅内の換気を適切に行うことで、空気中の湿度を低下させることができます。
特にキッチンや浴室、地下室など湿気が多くなりがちなエリアでは、定期的に窓を開けて新鮮な空気を取り入れるようにしてください。

換気扇の使用も効果的で、料理中やお風呂の使用中に発生する湿気を外部に排出することで、室内の湿度の蓄積を防ぎます。

また、洗濯物を室内で乾燥させる場合にも、換気を促進することで湿気の滞留を防ぎ、カビの繁殖リスクを低減させることができます。

 

6-3.清潔な環境の維持

定期的に家を掃除し、清潔な環境を維持することは、カビの予防に非常に効果的です。
カビは湿った場所や部屋の隅などを好むため、その辺りの掃除に注意を払うようにしましょう。

また、浴室やキッチンの壁、床、シンク周りは、カビの繁殖に最も適した場所の一つです。
これらの場所を定期的に洗浄し、乾燥させることで、青カビの繁殖を防ぐことができます。

また、換気扇やエアコンフィルターの清掃も空気の質を保ち、カビの発生を抑制します。
定期的に掃除を行い、汚れが酷い時はプロに任せることも検討してみてください。

 

6-4.家具や収納場所の通気性

通気性が悪い場所は湿気や埃が溜まりやすいため、青カビの発生リスクが高まります。
家具や家電を配置する際は、壁から数センチ程離して設置し、空気の流れを確保するようにしましょう。

そしてクローゼットやキャビネット内部は、不要なものを処分して整理整頓を行い、湿気がこもるのを抑制してください。

 

6-5.除湿剤の活用

タンスや下駄箱、クローゼットの中などの収納場所は湿気がこもりやすいため、除湿剤の使用が効果的です。
除湿剤はこれらの場所に蓄積される湿気を吸収し、青カビの成長を防ぐのに役立ちます。
特に閉じた空間での除湿剤の使用は、湿気によるダメージから衣類や靴、その他の収納品を保護します。

除湿剤は様々なタイプがあり、シリカゲルや吸湿剤を含むもの、再利用可能な電子式のものなどがあります。
定期的に除湿剤を交換することで、収納スペース内を常に乾燥した状態に保つことができます。

addgood SUPER除湿でかでか

出典:amazon



Yoita コンパクト除湿機


出典:amazon



 

6-6.窓や壁の結露防止

窓や壁に発生する結露は、青カビの成長に最適な湿度を提供します。

もし窓に結露が発生した場合はすぐに拭き取るようにしてください。
壁に発生した場合は、扇風機を壁に向けて回すことで、その部分の乾燥を促進し、結露による湿気を減らすことができます。

また、断熱材の追加や、二重窓の設置は、冷暖房効率の改善とともに結露の発生を軽減するのに役立ちます。
ただし、賃貸住宅にお住まいの方や費用面で問題があるという場合は、そのようなリフォームをするのも難しいでしょう。

その場合、窓であれば結露防止シートを活用することで結露の発生を予防することができます。

そして部屋の除湿や換気なども、結露の発生リスクを下げるためには効果的ですので、積極的に行いましょう。

ニトムズ 窓ガラス 結露防止シート

出典:amazon



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7.まとめ

今回は青カビの危険性や除去方法、カビ対策について解説しました。

青カビは、見た目だけでなく健康にも悪影響を及ぼす可能性があるため、発生した場合は早急に対処するようにしましょう。
水回りであれば塩素系カビ取り剤、水で洗い流せない場所なら消毒用エタノールを使用することでカビ取りが可能です。

カビは少しでも残っていると再発する恐れがあるため、徹底的にカビ取りするなら、ハーツクリーンで開発したカビ取りマイスターキットをおススメします。

 

また、すでにカビが広範囲に広がっているなど、自力での対処が難しい場合はカビ取り業者に依頼しましょう。

ハーツクリーンはこれまでに10000件以上のカビの調査と、5000件以上の施工実績があります。

海外の国立大学と提携して開発したカビ取り剤を使用し、カビの再発率も3年で5%以下と業界最高レベルの品質を提供しております。

カビにお困りでしたら、まずは一度弊社までご相談ください。
専門のスタッフが誠心誠意対応いたします。

 

そして、カビは発生するとカビ取りが大変だったり、業者に依頼して費用が発生してしまったります。
今後そのような事態を防ぐためにも、しっかりとカビ対策することが重要です。

日々の生活習慣を見直し、住宅環境を清潔に保つことで、青カビの脅威から大事な家を守ることができます。
この記事が、皆さまのカビ対策の一助となれば幸いです。