
年末の大掃除でカビを見つけたときや、梅雨明け・台風後にカビが生えて困ったとき、家中のカビをまとめて見直したいと考える方も多いのではないでしょうか。
カビはお風呂やトイレなどの水回りだけでなく、窓まわり、壁紙、収納、衣類、寝具、家具など、家のさまざまな場所に発生します。
ただし、すべての場所で同じカビ取り方法を使えるわけではありません。
水で洗い流せる場所と洗い流せない場所、白カビと黒カビ、壁紙・木材・布製品・革製品などの素材によって、使う洗剤や注意点は変わります。
この記事では、カビ取り大掃除の際に確認したい場所別チェックリストと、自分で対処できる範囲、専門業者に相談した方がよいケースをまとめました。
家中のカビを効率よく見直したい方は、ぜひ参考にしてください。
| この記事でわかること |
| ・カビ取り前に確認すべきポイント ・場所別に見るカビ取り大掃除のチェック項目 ・カビ取り剤やエタノールなどの使い分け ・自分で対処できるカビと業者相談の目安 ・カビ取り後に再発させないための対策 |
1. カビ取り大掃除を始める前に確認すること

カビ取り大掃除を始める前に、まずはカビが発生している場所や範囲、素材を確認しましょう。
カビは表面だけでなく、壁紙の裏、家具の裏、床下、天井裏など、見えない場所に広がっている場合もあります。
次のチェックリストを参考に、自分で掃除できるカビなのか、専門業者に相談した方がよいカビなのかを見極めましょう。

1-1. カビ取りは場所・素材・カビの種類で方法が変わる
カビ取り方法は、発生している場所や素材によって変わります。
たとえば、水回り、壁紙、収納、衣類、寝具、家具では、使える洗剤や注意点が異なります。
また、白カビ、青カビ、黒カビなど見た目の違いによって、注意すべき点が変わることもあります。
ただし、カビの色だけで種類や状態を正確に判断することは難しいため、見た目だけで判断せず、場所と素材に合った方法を選びましょう。
1-2. 洗い流せる場所と洗い流せない場所の違い

塩素系カビ取り剤を使うときは、作業後に水で洗い流せるかどうかを確認してください。
お風呂、洗面台、便器内、排水口などは、水で洗い流しやすい場所です。
塩素系カビ取り剤を使ったあとは、十分に洗い流して乾燥させましょう。
一方で、壁紙、天井、押入れ、クローゼット、寝具、家具、本棚などは、水で洗い流すことが難しい場所です。
このような場所では、消毒用エタノールなど素材に合った対処方法を選ぶ必要があります。
1-3. 塩素系カビ取り剤を使うときの注意点
市販のカビ取り剤には、塩素系のものが多くあります。
黒カビに効果的な一方で、使い方を間違えると危険です。
特に、酸性洗剤やクエン酸などと混ぜないようにしてください。
塩素系カビ取り剤と酸性洗剤などが混ざると、有害なガスが発生するおそれがあります。
また、塩素系カビ取り剤には漂白作用があるため、色柄ものの壁紙、衣類、革製品、木製家具、布製品などには向かないことがあります。
使用前に製品表示を確認し、目立たない場所で試してから使いましょう。
参考:国民生活センター
1-4. 換気・マスク・手袋など安全に作業するポイント

カビ取り作業を行うときは、窓を開けたり換気扇を回したりして、十分に換気しながら進めましょう。

作業時は、マスク、ゴム手袋、ゴーグルなどを着用すると安心です。
カビの胞子を吸い込んだり、洗剤が肌や目に付いたりするリスクを下げられます。
天井や高い場所はカビ取り剤が垂れやすいため、無理に作業せず、不安な場合は専門業者に相談しましょう。
カビ汚染度調査・ガス滅菌・カビ取りをご検討の方はこちらからお問い合わせください。
2. カビ取り大掃除に使う洗剤・道具
カビ取り大掃除では、場所や素材に合わせて洗剤や道具を使い分けることが大切です。
間違った洗剤を使うと、変色や傷みの原因になることもあります。
ここでは、代表的な洗剤や道具と、向いている場所・ものを確認しておきましょう。
洗剤・道具 | 向いている場所・もの | 注意点 |
塩素系カビ取り剤 | お風呂、洗面台、便器内、排水口など | 金属部分や色柄ものには注意 |
消毒用エタノール | 押入れ、家具、本棚など | 変色や火気に注意 |
酸素系漂白剤 | 洗える衣類、布製品など | 洗濯表示を確認する |
重曹・セスキ炭酸ソーダ | シンク、排水口、靴箱など | カビ除去より汚れ落とし向き |
ジェルタイプのカビ取り剤 | ゴムパッキン、目地など | 水拭き・洗い流しを十分に行う |
防カビ剤 | 浴室、収納、靴箱、家具裏など | カビ取り後に使う |
水回りだけでなく、壁紙や家具などにも使いやすいカビ取り剤を選びたい場合は、専用のカビ取り剤を検討する方法もあります。
当社の「カビ取りマイスター」は、業者が使用しているカビ取り技術を家庭でも使いやすいように改良した商品です。
ビニールクロスや家具などにも使えるため、家中のカビ取りをまとめて行いたい場合の選択肢になります。
カビ取りマイスター

2-1. 塩素系カビ取り剤が向いている場所

塩素系カビ取り剤は、お風呂、洗面台、便器内、排水口など、水で洗い流せる場所の黒カビに向いています。
黒カビに使いやすい一方で、金属部分や色柄ものに使うと、サビや変色の原因になることがあります。
使用前に製品表示を確認し、必要に応じて目立たない場所で試してから使いましょう。
ジョンソン カビキラー

出典: Amazon
2-2. ジェルタイプのカビ取り剤が向いている場所
ジェルタイプのカビ取り剤は、ゴムパッキンや目地など、液体が流れ落ちやすい場所に向いています。
浴室ドアまわり、窓枠のゴムパッキン、冷蔵庫のパッキンなど、細かくて落ちにくい黒カビに使える場合があります。
使用後は、水拭きや洗い流しを十分に行い、洗剤が残らないようにしましょう。
鈴木油脂工業 かびとりいっぱつ

出典:鈴木油脂工業株式会社
2-3. 消毒用エタノールが向いている場所
消毒用エタノールは、白カビや軽度のカビの拭き取りに使える場合があります。
押入れ、クローゼット、靴箱、家具、本棚、衣類、寝具など、水を大量に使いにくい場所では選択肢になります。
ただし、素材によっては変色や傷みが起こることがあります。
火気の近くでは使用しないようにしましょう。
ドーバー パストリーゼ77

出典:Amazon
2-4. 酸素系漂白剤が向いているもの
酸素系漂白剤は、洗える衣類や布製品のカビ汚れに使える場合があります。
黒カビによる色素汚れが残っている場合にも選択肢になりますが、素材によっては傷みや色落ちにつながることがあります。
ウール、シルク、革製品、色落ちしやすい衣類などには向かないことがあるため、使用前に洗濯表示を確認しましょう。
グラフィコ オキシクリーン

出典:Amazon
2-5. 重曹・セスキ炭酸ソーダは日常清掃に使う

重曹やセスキ炭酸ソーダは、カビ取りの主役というよりも、軽い汚れ落としや消臭に使いやすいものです。
シンク、排水口、玄関、靴箱などの皮脂汚れ、油汚れ、臭い対策など、日常清掃の補助として活用できます。
黒カビそのものを強力に除去する目的ではなく、カビが発生しにくい環境を保つための掃除に向いています。
レック 激落ちくんの重曹

出典: Amazon
レック 激落ちくん セスキ炭酸ソーダ

出典: Amazon
2-6. 防カビ剤を使うタイミング
防カビ剤は、カビ取り後の再発防止に役立ちます。
ただし、防カビ剤はカビを落とすものではありません。
カビを除去し、汚れを落とし、しっかり乾燥させてから使いましょう。
純閃堂 防カビ侍 水性タイプ

出典: Amazon
カビ汚染度調査・ガス滅菌・カビ取りをご検討の方はこちらからお問い合わせください。
3. 水回りのカビ取り大掃除チェック
水回りは湿気や汚れが残りやすく、家の中でも特にカビが発生しやすい場所です。
ただし、水回りのカビでも、水で洗い流せる場所と、素材や構造上注意が必要な場所があります。
大掃除では、カビの発生場所と素材を確認し、自分で掃除できる範囲かどうかを判断しましょう。

3-1. お風呂は見えにくい場所まで確認する
お風呂は、床、天井、排水口、ゴムパッキン、浴槽まわりなどにカビが発生しやすい場所です。
床の目地や排水口は、石けんカスや皮脂汚れがたまりやすく、黒カビやぬめりが出やすい部分です。
水で洗い流せる場所であれば、塩素系カビ取り剤を使って対処しやすい場合があります。

また、浴槽の側面カバーにあたる「浴槽エプロン」の内部は、普段見えにくく、湿気や汚れがたまりやすい場所です。
お風呂がカビ臭い場合は、浴槽エプロン内部にカビが発生していることもあります。
天井や高い場所、浴槽エプロン内部など、作業しにくい場所に広範囲のカビがある場合は、無理に作業せず専門業者に相談しましょう。
■関連記事■お風呂の頑固なカビ取り8STEP|掃除後のカビ予防法まで徹底解説
■関連記事■完全保存版!ゴムパッキンの黒カビを徹底除去する方法【浴室・窓・冷蔵庫ほか】
3-2. 洗面所・脱衣所は壁紙と収納内を確認する

洗面所や脱衣所は、湿気がこもりやすく、壁紙、床、洗面台下の収納にカビが発生することがあります。
洗面台や排水口など水で洗い流せる場所は、汚れを落としたうえでカビ取りしやすい場所です。
一方で、壁紙や床材、収納内は素材によって変色や傷みが起こることがあります。

特に洗面台下の収納は、配管まわりの湿気や水漏れによってカビが発生することがあります。
大掃除の際は収納物を一度出し、カビ臭さ、黒ずみ、水濡れの跡がないか確認しましょう。
水で洗い流せない場所にカビがある場合は、素材に合った方法を選び、無理に塩素系カビ取り剤を使わないことが大切です。
■関連記事■洗面台のカビの再発に困っている方必見!洗面台のカビ取りと対策をプロが徹底解説
3-3. トイレは便器内と床・壁・タンクで対処方法を分ける

便器内のカビは、水で流せるため塩素系カビ取り剤を使いやすい場所です。
ただし、トイレは便器内だけでなく、床、壁紙、タンク内にもカビが発生することがあります。
床や壁紙は水で洗い流しにくく、素材によっては変色や傷みが起こることがあります。
便器まわりの床の隅や壁紙の下部にカビがある場合は、素材を確認し、無理に塩素系カビ取り剤を使わないようにしましょう。

タンク内にカビやぬめりがある場合は、部品を傷めるおそれもあるため、無理に分解せず、構造や使用できる洗剤を確認してから対応することが大切です。
便器内、床・壁、タンク内では使える洗剤や注意点が異なるため、それぞれの場所に合わせて対処しましょう。
■関連記事■トイレの黒カビ除去はプロに学べ!再発防止もできる掃除法とおすすめグッズ紹介
3-4. キッチンは食品や食器に触れる場所に注意する

キッチンは、水分、油汚れ、食品カスがたまりやすく、シンク、排水口、食器棚、冷蔵庫などにカビが発生することがあります。
シンクや排水口は、まずキッチン用洗剤や重曹などで汚れを落とし、必要に応じてカビ取りを行いましょう。
一方で、食器棚や冷蔵庫内は、食品や食器に触れる場所です。
塩素系カビ取り剤を安易に使うと、洗剤残りや臭い移りが起こることがあります。
食器棚や冷蔵庫内にカビがある場合は、中身を取り出し、使用できる洗剤かどうかを確認したうえで拭き取り、しっかり乾燥させましょう。
キッチンでは、カビを落とすことだけでなく、作業後に食品や食器へ影響が残らないように注意することが大切です。
カビ汚染度調査・ガス滅菌・カビ取りをご検討の方はこちらからお問い合わせください。
4. 窓・壁紙・部屋のカビ取り大掃除チェック
窓まわりや壁紙、部屋の隅は、結露や湿気によってカビが発生しやすい場所です。
ただし、窓ガラスやサッシのように比較的掃除しやすい場所と、壁紙や家具の裏のように素材や見えない範囲に注意が必要な場所があります。
大掃除では、カビが表面だけに見えているのか、壁紙の裏や家具の裏まで広がっていないかを確認し、無理に作業しない方がよいケースも見極めましょう。

4-1. 窓まわりは結露とゴムパッキンのカビに注意する
窓ガラス、網戸、サッシは、結露やホコリによってカビが発生しやすい場所です。
大掃除の際は、サッシの溝、網戸、窓枠の隅、ゴムパッキンまで確認しましょう。
窓ガラスやサッシは拭き取りやすい場所ですが、ゴムパッキンの黒カビは、スプレータイプのカビ取り剤では落ちにくいことがあります。
その場合は、密着しやすいジェルタイプのカビ取り剤を使う方法もあります。

ただし、木製の窓枠や塗装部分は、塩素系カビ取り剤によって変色や傷みが起こることがあります。
素材を確認したうえで、無理に強い洗剤を使わないようにしましょう。
■関連記事■結露=カビの原因は誤解!?サッシのカビ取りと正しい予防法をプロが解説
4-2. 壁紙の白カビ・青カビは素材を確認してから対処する
壁紙に白カビや青カビが表面だけに発生している場合は、素材に合わせた方法で対処できることがあります。
ビニールクロスであれば、消毒用エタノールや壁紙に使えるカビ取り剤が選択肢になります。
当社の「カビ取りマイスター」のように、壁紙にも使いやすいカビ取り剤を選ぶ方法もあります。

一方で、紙クロスや布クロス、色柄ものの壁紙は、変色や傷みが起こることがあります。
壁紙のカビは、見た目だけでは素材や内部の状態まで判断しにくいため、使用前に目立たない場所で試し、素材への影響を確認してから作業しましょう。
■関連記事■壁紙のカビ取りを怠ると修繕費が2500倍!?初期対応で大損害を防ぐ方法
4-3. 壁紙の黒カビは下地まで広がっていないか確認する

壁紙の黒カビは、発生範囲や素材の状態によって対処方法が変わります。
表面に軽く発生している黒カビであれば、自分で対処できる場合もあります。
ただし、表面だけに見えていても、壁紙の裏側や石膏ボードなどの下地に広がっていることがあります。
特に、カビ臭さが残る場合や、何度掃除しても再発する場合は注意が必要です。
黒カビが広範囲に広がっている場合や、壁紙の浮き・はがれ・湿り気がある場合は、無理に自己処理せず専門業者に相談しましょう。
■関連記事■壁に生えた気持ち悪いカビを一瞬で除去!最強の技をカビ取り業者が解説
4-4. 北側の部屋や家具の裏は再発防止まで考える
北側の部屋、窓際、家具の裏、押入れの奥などは、空気が動きにくく、湿気がたまりやすい場所です。
大掃除では、見えているカビだけでなく、家具の裏や部屋の隅、窓まわりの結露跡も確認しましょう。
表面に軽くカビが出ている程度であれば、素材に合った方法で拭き取り、しっかり乾燥させます。
ただし、広範囲のカビやカビ臭さがある場合、何度掃除しても再発する場合は、壁紙の裏や建材側まで広がっていることがあります。
無理に自己処理せず、専門業者に相談しましょう。
カビ取り後は、結露を拭き取る、家具を壁から少し離す、除湿機を使うなど、湿気をためない工夫をしましょう。
■関連記事■北向きマンションのカビに悩んでいる方必見!プロが教えるカビ対策と対処方法で問題解決!
カビ汚染度調査・ガス滅菌・カビ取りをご検討の方はこちらからお問い合わせください。
5. 収納・衣類・寝具・家具のカビ取り大掃除チェック
収納や寝具、家具まわりのカビは、湿気がこもることで発生しやすくなります。
水で洗い流せないものが多いため、素材を傷めない方法を選ぶことが重要です。
家具や収納まわりのカビ取りでは、当社の「カビ取りマイスター」のように、壁紙や家具などにも使いやすい専用カビ取り剤を選ぶ方法もあります。

5-1. 押入れやクローゼットは中身を出して確認する

押入れやクローゼットは湿気がこもりやすく、白カビやカビ臭さが発生しやすい場所です。
大掃除の際は、中の荷物を一度出し、収納内の壁面、棚板、床、奥の隅にカビがないか確認しましょう。
収納内にカビがある場合は、消毒用エタノールや、棚板・壁面に使えるカビ取り剤などで拭き取り、しっかり乾燥させます。
衣類やバッグ、布団などの収納物にもカビ臭さや白カビが移っていることがあるため、必要に応じて洗濯、クリーニング、陰干しなどを行ってから戻しましょう。
■関連記事■カビ取りのプロ直伝!押入れのカビ取りと二度と再発しないための対策
■関連記事■「クローゼットや服にカビが…」と困ったら読むカビ取り&防カビマニュアル【プロ解説】
5-2. 衣類・靴・靴箱は素材に合わせて対処する
衣類や靴にカビが生えた場合は、素材に合わせて対処方法を変える必要があります。
洗える衣類であれば、まず洗濯表示を確認し、洗濯や酸素系漂白剤を使ったつけ置き洗いなどを検討しましょう。
ただし、ウール、シルク、革製品、色落ちしやすい衣類は、家庭での処理が難しい場合があります。
靴の場合も、スニーカーは洗える場合がありますが、革靴やスエードは水洗いや強い洗剤で傷むことがあります。
素材に合わない方法で処理すると、色落ちや傷みにつながることがあるため、必ず素材を確認してから作業しましょう。
■関連記事■【プロ監修】服に生えたカビの落とし方と再発防止5つの方法【完全保存版】
■関連記事■【永久保存版】靴・パンプスのカビ取り方法と対策をカビのプロが解説【スニーカー・革靴・スエード】
■関連記事■下駄箱のカビ取りと再発防止グッズ3選|専門業者が教える完全対策ガイド
5-3. 寝具は表面のカビか内部のカビかを確認する

ベッドマットレス、布団、クッションなどの寝具は、汗や湿気を含みやすく、カビが発生しやすいものです。
表面に軽くカビが付着している程度であれば、素材や洗濯表示を確認したうえで、拭き取りや洗濯、乾燥などで対処できる場合があります。
一方で、黒カビが広がっている場合や、内部までカビ臭さが残っている場合は、自己処理だけでは難しいことがあります。
高価なマットレスや布団は、無理に洗剤を使ったり処分したりする前に、クリーニング業者や専門業者に相談するのも一つの方法です。
■関連記事■マットレスのカビ取り完全ガイド!健康被害を防ぐ7つの対策
■関連記事■老舗布団屋さんに聞いた布団の正しいカビ取りを徹底解説
5-4. 革製家具・布製家具は変色や傷みに注意する

革製家具や布製家具は、素材によって使える洗剤やクリーナーが異なります。
革製家具の場合は、エタノールや漂白剤を使うと変色やひび割れにつながることがあります。
革用クリーナーなど、素材に合った方法を選びましょう。
布製家具は、強くこすったり掃除機で吸ったりすると、胞子を広げたり生地を傷めたりすることがあります。
表面の軽いカビであれば、乾いた布でやさしく取り除き、消毒用エタノールを含ませた布で拭き取る方法もあります。
ただし、素材によっては変色や傷みが起こることがあるため、目立たない場所で試し、広範囲のカビや強いカビ臭さがある場合は専門業者に相談しましょう。
■関連記事■【プロ仕様】家具にカビが生えたら?タンス・ソファの除去&防カビ対策6選
■関連記事■布製品のカビ取りと防止マニュアル|洗えない布製品の安全な除去法もプロが解説
5-5. 本棚・書籍は水分と摩擦を避ける
本棚や書籍にカビが生えた場合は、水分や強い摩擦に注意が必要です。
書籍は水拭きすると紙が傷みやすく、掃除機を使うとカビの胞子を広げるおそれがあります。
大切な本や大量の書籍にカビがある場合は、自己判断で水拭きや強い清掃を行わず、専門的な処理を検討しましょう。

ハーツクリーンでは、書籍や小物などを段ボールにまとめてお送りいただき、専門設備でエチレンオキサイドガスによるガス滅菌を行うことも可能です。
エチレンオキサイドガスは医療機器の滅菌にも用いられる方法で、書籍のように水を使いにくいものにも対応しやすいことが特徴です。
ただし、ガス滅菌はカビの色素やシミを落とすものではありません。
見た目の汚れまで改善したい場合は、本のクリーニング業者などと併用して検討すると安心です。
カビ汚染度調査・ガス滅菌・カビ取りをご検討の方はこちらからお問い合わせください。
6. カビ取り後に再発させないための対策
カビ取りをしても、湿気や汚れが残っていると再発します。
カビ取り大掃除では、カビを落とすだけでなく、再発しにくい環境を作ることまで意識しましょう。
6-1. 再発の原因になる湿気・結露・汚れを残さない
カビが再発する主な原因は、湿気、結露、汚れ、通気不足です。
表面のカビを落としても、空気がこもり、湿度が高い状態が続くと、再びカビが発生します。
また、壁紙の裏や床下、天井裏などにカビが残っている場合も、表面に再発してくることがあります。
6-2. 換気・除湿で湿度を下げる

室内の湿度が高い状態が続くと、カビが発生しやすい環境になります。
定期的に窓を開けて換気する、換気扇を回す、除湿機を使う、エアコンの除湿機能を活用するなど、湿度を下げる工夫をしましょう。
押入れやクローゼットは扉を閉めっぱなしにせず、定期的に開けて空気を入れ替えることも大切です。
湿気がこもりやすい場所では、除湿剤を併用するのもよいでしょう。
6-3. 窓まわりの結露をこまめに拭き取る
窓まわりや北側の部屋では、結露がカビの原因になります。
窓の結露はこまめに拭き取り、必要に応じて結露防止シートや断熱対策を検討しましょう。
家具を外壁側にぴったり付けている場合は、壁との間に少しすき間を作ることで空気が流れやすくなります。
ニトムズ 窓ガラス 結露防止シート

出典:Amazon
6-4. 家具や収納に空気の通り道を作る

家具や収納の通気性が悪いと、湿気がこもりカビが発生しやすくなります。
家具は壁から少し離して設置し、押入れやクローゼットにはすのこを敷くと空気の通り道を作りやすくなります。
収納は詰め込みすぎず、衣類や布団は十分に乾燥させてからしまいましょう。
6-5. カビ取り後に防カビ剤を使う
防カビ剤は、カビ取り後の再発防止に役立ちます。
浴室、洗面所、押入れ、クローゼット、靴箱、壁紙、家具裏など、湿気がたまりやすい場所に使うと効果的です。
ただし、防カビ剤はカビを落とすものではありません。
カビ取りと乾燥を行った後、仕上げとして使うのが基本です。
■関連記事■「またカビ!?」を防ぐ方法|5000件の現場から導いた4つの再発防止策とは?
■関連記事■プロが選ぶ!防カビ剤おすすめ6選|場所別に最適アイテムを紹介
ルック おふろの防カビくん煙剤 フローラルの香り

出典: Amazon
カビ汚染度調査・ガス滅菌・カビ取りをご検討の方はこちらからお問い合わせください。
7. 自分で取れないカビは業者に相談する

軽度のカビであれば自分で対処できる場合がありますが、すべてのカビを自己処理できるわけではありません。
無理に作業を続けると、カビを広げたり、素材を傷めたり、健康面の不安につながることもあります。
次のような場合は、自分で無理に進めず、専門業者への相談を検討しましょう。

7-1. 広範囲・再発・見えない場所のカビは自己処理が難しい

壁一面、天井、床下、押入れ全体など、広範囲にカビが発生している場合は、表面を拭くだけでは不十分なことがあります。
また、何度掃除しても同じ場所に再発する場合や、カビ臭いのに原因が見えない場合は、壁紙の裏、床下、天井裏、家具の裏などにカビが残っている可能性があります。
このような場合は、カビが生える原因を確認したうえで、除去や防カビ対策を検討することが大切です。
7-2. 家具・革製品・ブランド品など大切なものは素材を傷めない方法を選ぶ
家具、革製品、ブランド品などは、素材に合わない洗剤を使うと、傷みや変色が起こることがあります。
特に高価なものや思い出の品は、自己判断で成分が強い洗剤やカビ取り剤を使う前に、専門業者に相談した方が安心です。
カビを落とすことだけでなく、素材を守ることも大切です。
7-3. カビ取り業者に相談するメリット

カビ取り業者に相談するメリットは、カビを落とすだけでなく、原因や再発リスクを確認できることです。
表面のカビなのか、壁紙の裏や建材内部まで広がっているのか、湿気や結露が原因なのかによって、必要な対策は変わります。
自分で対処できる範囲を超えている場合は、無理に作業を続けず、専門業者に相談することで、再発防止まで含めた対策を検討しやすくなります。
特に、何度掃除しても再発する場合や、カビ臭いのに発生源が分からない場合は、原因調査まで含めて相談できる会社を選ぶと安心です。
■関連記事■【2026年版】信頼のカビ取り業者5社を厳選|10年1万件の現場から見えた業者の裏側
■関連記事■カビ原因調査を依頼する会社の選び方|カビ原因調査10,000件以上の専門家が解説
カビ汚染度調査・ガス滅菌・カビ取りをご検討の方はこちらからお問い合わせください。
8. カビ取りに関するよくある質問

カビ取りでは、掃除を始める順番や洗剤の使い分けに迷うことがあります。
ここでは、家中のカビ取りでよくある質問をまとめました。
8-1. カビ取り大掃除はどこから始めるのがよいですか?
家全体を見回して、カビが発生している場所と範囲を確認しましょう。
作業は、お風呂や洗面所、トイレの便器内、排水口など、水で洗い流せる場所から始めると進めやすいです。
その後、窓まわり、壁紙、押入れ、クローゼット、寝具、家具など、水で洗い流しにくい場所を素材に合わせて確認します。
広範囲のカビや強いカビ臭さがある場合は、無理に作業せず、先に原因を確認しましょう。
8-2. カビ取り剤とエタノールはどちらを使えばいいですか?
水で洗い流せる場所の黒カビには、塩素系カビ取り剤が向いている場合があります。
お風呂、洗面台、便器内、排水口などが代表例です。
一方で、水で洗い流しにくい場所や軽い白カビには、消毒用エタノールが使いやすい場合があります。
壁紙や家具などにも使いやすいものを選びたい場合は、当社の「カビ取りマイスター」のような専用カビ取り剤も選択肢になります。
ただし、素材によっては変色することがあるため、必ず目立たない場所で試してから使用しましょう。
8-3. 自分でカビ取りしてはいけないケースはありますか?
広範囲のカビ、何度掃除しても再発するカビ、壁紙の裏や床下・天井裏に疑いがあるカビは、自己処理だけでは難しいことがあります。
また、家具、革製品、ブランド品など大切なものは、無理に自己処理すると傷めてしまうことがあります。
不安な場合は、専門業者に相談しましょう。
8-4. カビ取り後にまた生えるのはなぜですか?
主な原因は、湿気、結露、汚れ、通気不足です。
表面のカビを落としても、湿度が高い状態や見えない場所にカビが残っている場合は、再発することがあります。
カビ取り後は、乾燥、換気、除湿、防カビ対策を行いましょう。
カビ汚染度調査・ガス滅菌・カビ取りをご検討の方はこちらからお問い合わせください。
9. まとめ
カビ取り大掃除は、家中のカビをまとめて見直す良い機会です。
ただし、カビ取りは場所や素材によって適した方法が異なります。
水で洗い流せる場所と、壁紙、押入れ、衣類、本、家具のように洗い流しにくい場所やものでは、使う洗剤や注意するポイントが変わります。
軽度のカビであれば、自分で対処できる場合もあります。
自分でカビ取りを行う場合は、使用する場所や素材に合ったカビ取り剤を選び、製品表示を確認したうえで、目立たない場所で試してから作業しましょう。
当社の「カビ取りマイスター」は、業者が使用しているカビ取り技術を家庭でも使いやすいように改良した商品です。
水回りだけでなく、壁紙や家具などにも使えるため、家中のカビ取りを自分で行いたい場合の選択肢になります。
一方で、広範囲のカビ、何度掃除しても再発するカビ、カビ臭いのに原因が見えないケースでは、表面だけの掃除では解決できないことがあります。
ハーツクリーンでは、カビの発生原因の確認から、カビ除去、防カビ対策まで対応しています。
自分で対処すべきか、専門業者に相談すべきか迷う場合は、お気軽にご相談ください。




