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再発率90%減!お風呂のカビを撃退するプロの技と習慣

著者穂苅 英樹

お風呂に入った際、天井のカビやゴムパッキンのカビが気になったり、カビ臭いと感じる方は少なくないでしょう。

「お風呂の黒カビやカビ臭が気になって、入浴時にリラックスできない」
「浴室のカビが再発を繰り返している。酷いカビを除去して二度と発生させないようにしたい」

このようなお風呂に関するカビのお悩みを抱える方は非常に多く、実際にお問い合わせもたくさんあります。
しかし、早め早めの対策でカビの影響を最小限に抑えることは可能です。

そこで、今回は多くのカビ除去を行ってきたカビ取り業者だからこそ分かるお風呂でカビが発生しやすい場所と、再発率を最大90%下げるお風呂のカビ取り方法をQ&A形式でご紹介します。

お風呂のカビでお困りの方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

Q1.「お風呂にカビが生えやすい理由は?」

A1.「カビの発生条件を全てクリアしているからです」

カビが発生する場所には以下の条件が揃っている必要があります。

  • 水分(湿度)
  • 温度
  • 栄養源
  • 酸素

そしてお風呂場は、これらのカビ発生条件をすべて満たしている場所です。
具体的には以下の通りです。

 

水分(湿度)

シャワーやお湯を使うことで、湿気が壁や床に残り、カビの成長に最適な環境が整ってしまいます。
特に、お風呂から上がった後すぐにお湯を抜かなかったり、換気が不十分だったりすると、高湿度が維持され、急速にカビが増殖します。

温度

お風呂場は他の部屋に比べて温度が高いことが多く、温かい水蒸気が壁や天井に付着します。
これがカビの成長を促進します。

栄養源

カビは有機物を栄養源として成長します。
お風呂場では、ボディソープやシャンプーの石鹸カスや皮脂などの汚れが栄養源になります。

酸素

空気中には常に酸素が含まれており、これはカビの成長に必要な要素です。
地球上には当たり前に酸素があるものなので、避けることはできないものです。

 

このように、お風呂は湿気だけでなく、人の皮脂や石鹸カスなどの栄養素、気温など様々な条件が揃います。
そのため、住宅の他の場所よりも、カビの発生リスクが高いです。

 

Q2.「お風呂の中でもカビの生えやすい部分ってどこですか?」

A2.「お風呂の中でも”天井の四隅”にカビが発生しやすいです」

天井のカビを放置していたお客様から「お風呂で暖房や乾燥機能を使用した後、カビの臭いが酷くなるので、何とかしてほしい」とご依頼をいただいたことがあります。
お客様は換気扇や暖房にカビが発生していると思われたのでしょう。

しかし、私たちが現場を確認した際、天井以外に特にカビがひどい様子は見受けられませんでした。
そして天井のカビを除去したところ、お客様が悩まされていた臭いは完全に解消されました。

何故そのようなことになったのでしょうか。
まず、カビ胞子は重力によって下に落ちる性質があります。
そして暖房によって浴室が暖められると、胞子が大量に放出され、カビの臭いが発生します。
このため、天井のカビを除去するだけで臭いが改善されたと考えられます。

お風呂のカビが発生しやすいのが、掃除しにくくて湿気が溜まりやすい天井です。
つまり、天井を徹底的にカビ除去することができれば、お風呂全体のカビ予防になります。

■関連記事■天井のカビは壁の13.5倍危険!?天井のカビを一瞬で除去する方法を徹底解説

 

Q3.「お風呂の天井のカビ取り方法は?」

A3.「市販のカビ取り剤で行います」

お風呂のカビ取りは、基本的には市販のお風呂用のカビ取り剤で行います。
しかし天井は重力によってカビ取り剤が垂れてくる恐れがあるため、通常のカビ取りよりも注意が必要です。

作業する時は以下のことを注意して行ってください。

  • 作業時は体を保護する
  • 十分に換気して行う
  • 直接噴霧せず、長柄のスポンジ等に吹きかける
  • カビ取り後しっかり洗い流す

 

作業時は体を保護する

カビ取り剤は皮膚や目に刺激を与える可能性があるため、マスク、ゴム手袋、ゴーグル、長袖の服(脱色しても問題ない服)などで体を保護する必要があります。
これにより、カビ取り剤による皮膚の刺激や吸入を防ぎます。

十分に換気して行う

カビ取り剤には強い化学薬品が含まれていることが多いため、換気を十分に行うことが重要です。
窓を開ける、換気扇を利用するなどして、空気を循環させてください。

直接噴霧せず、長柄のスポンジ等に吹きかける

カビ取り剤を直接天井に噴霧すると、液剤が飛散したり、自分自身に垂れてくる恐れがあります。
安全を確保するため、長柄のスポンジ等にカビ取り剤を吹き付け、それを使用してカビを拭き取る方法を推奨します。

カビ取り後しっかり洗い流す

カビ取り剤を使用した後は、カビ取り剤の成分が残らないようにしっかり洗い流してください。
直接シャワーを掛けるとカビ取り剤を含んだ水が垂れてくるため、スポンジで何度も水拭きするのが安全でしょう。

ジョンソン カビキラー

出典:amazon

花王 カビハイター

出典:花王株式会社

 

安全性の高いカビ取り剤を使うならカビ取りマイスターキット

安全性の高いカビ取り剤を使用したい場合は、ハーツクリーンが開発したカビ取りマイスターキットをおススメします。
通常のお風呂用のカビ取り剤と違って危険な成分は含まれていないので、水回り以外のカビ取りにも使用でき、汎用性が高いカビ取り剤です。

また、この商品は実際に業者が使用している液剤を誰でも使えるように改良したものなので、宅でプロレベルのカビ取りができますし、防カビ剤もセットに含まれているため、カビの再発を防ぐことも可能です。

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Q4.「お風呂用の燻煙剤はカビに効果があるの?」

A4.「特に黒カビに効きますが、定期的に行う必要があります」

お風呂用の燻煙剤は銀イオンを含む煙を放出し、浴室内を除菌します。
これにより、カビの成長に必要な微生物や栄養源を減少させ、新たなカビの発生を防いでくれます。

また、普段なら手が届かないような小さな隙間や天井も除菌してくれるので、お風呂場のカビにお困りの方にとっては強い味方になるでしょう。

ルック おふろの防カビくん煙剤 フローラルの香り

出典:amazon

ただし、お風呂の燻煙剤も過信は禁物

燻煙剤は表面上のカビをある程度抑えることは可能ですが、すでに根を張り成長しているカビを取り除く能力はありません。
そのため、根深いカビの問題には、物理的な掃除や強力なカビ取り剤の使用が必要です。

また、燻煙剤は業者が使っているようなカビの成長を抑えるコーティングとは異なります。
効果の持続も長くない為、2ヶ月に1回程度の頻度で再び燻煙剤を使用する必要があります。

すでにカビが酷い場合や、再発を頻繁に繰り返す場合は一度カビのプロに見てもらうのが安心でしょう。

ハーツクリーンでは、再発を防ぐカビ取りコーティングのサービスも行っております。
自力で除去してもカビが発生する場合には是非ご相談ください。

Q5.「天井以外でカビの原因になりやすい箇所は?」

A5.「浴槽のエプロンです」

天井以外でカビが特に問題になる箇所は、浴槽のエプロンです。
エプロン部分は、多くの方が年に1度の清掃をするかどうかという程度にしか意識しない場所です。

しかし、エプロン内部では、カビの発生が多いだけでなく、髪の毛や皮脂の汚れも蓄積するケースがよくあるため定期的な掃除が大事です。

掃除をする際は以下の手順で行いましょう。

①熱めのシャワーで予洗いする
②カビ取り剤を吹きかける
③洗い流してしっかり乾燥させる

 

①熱めのシャワーで予洗いする

エプロンを外した後、熱めシャワーでカビ以外の汚れをしっかりと洗い流します。
やけどには十分気を付けて作業してください。

②カビ取り剤を吹きかける

市販のカビ取り剤をカビが発生している箇所にスプレーし、しばらく放置します。
この時、カビ取り剤が皮膚に触れないように注意してください。

③洗い流してしっかり乾燥させる

カビの色が薄くなったらシャワーで洗い流し、しっかり乾燥させて終了です。

■関連記事■お風呂の頑固なカビ取り8STEP|掃除後のカビ予防法まで徹底解説
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Q6.「お風呂のカビを防ぐにはどうすればいいの?」

A6.「換気と定期的な掃除が大事です」

お風呂のカビ対策は定期的なメンテナンスが鍵です。
お風呂上がりにはすぐにお湯を抜き、換気扇を回して空気を循環させましょう。
日々の掃除に加え、月に1度はお風呂場全体を徹底的に清掃するようにしてください。

また、もしカビが発生してしまっても、すぐに市販のカビ取り剤で処理することで、短時間でお風呂のカビを除去し、清潔な状態で維持することができるでしょう。

市販のカビ取り剤の臭いや強さが苦手な方は、しっかりと乾燥させた後に消毒用エタノールを吹きかける、または重曹を使用して除去する方法も効果的です。
こまめな掃除を意識していれば、強力なカビ取り剤を使わなくてカビの除去は可能です。

 

Q7.「毎日できるお風呂のカビ対策を知りたい」

A7.「お風呂あがりに3つのことをするだけで再発率90%減になります」

まずカビが発生しやすいのは、以下のようなお風呂です。

  • 換気をしていない
  • お湯を溜めっぱなし&フタをしていない
  • しばらくお風呂掃除をしていない

皆さんのお家のお風呂は大丈夫でしょうか。
もし当てはまる部分があるようでしたら、いますぐに改善するようにしてください。

そして以下のことを日々の習慣として取り入れることで、カビの発生リスクを大幅に減らせます。
まだ行っていない方は、是非今晩から実践してみてください。

 

①お風呂を上がりにシャワーで洗い流す

お風呂を上がった後、石鹸カスや皮脂汚れを冷たい水でしっかり洗い流しましょう。
これにより、湿度を下げると同時にカビの栄養源を減らすことができ、カビの発生を抑制します。

②浴槽のお湯は抜くか蓋をする

浴槽のお湯を抜くか、もしくは蓋をすることで湯気が浴槽内に充満するのを防ぎます。
これにより、浴室の湿度が高くなるのを防ぐことができます。

③換気を徹底する

入浴中以外は常に換気扇を回すことをお勧めします。
全体が乾燥するまで一晩中(10時間程度)換気を続けると、湿度の低下とともにカビの繁殖を抑える効果があります。

 

Q8.「お風呂のカビを取ってもすぐに再発する場合は?」

A8.「専門のカビ取り業者へご相談ください」

自分だけでは限界だと思ったらなるべく早めに専門の業者に依頼することをお勧めします。

お掃除の専門家、リフォームの専門家など、それぞれにプロは存在しますが、カビに関する問題ではカビ専門の業者に相談することをおススメします。
その理由としては、カビの専門家はカビの生態や効果的な除去方法を深く理解しているため、カビの再発リスクを大幅に下げることができるからです。

もしカビの知識が曖昧なリフォーム業者やハウスクリーニングに依頼すると、結局カビが再発して費用も倍発生する恐れがあります。

お風呂のカビを放置することで、それが洗面所に回り、洗面所から廊下・玄関と、あっという間に家中にカビが広がってしまうこともあります。
その場合、家全体のリフォームが必要になり、何十万円もかかってしまうこともあります。
手遅れになる前に是非ハーツクリーンにご相談ください。

 

まとめ|「早めの対応」と「毎日の習慣」がカギ

お風呂のカビは、一度発生するとすぐに広がり、見た目や臭いの問題だけでなく、健康被害や住宅へのダメージにつながることもあります。

しかし、カビが好む環境と発生しやすい場所を正しく理解し、適切な方法で除去・予防をすれば、そのリスクは大幅に下げることが可能です。

特に重要なのは、日々のお風呂の使い方と、こまめな掃除、そして換気の徹底です。
これらを習慣化するだけで、カビの再発率を約90%も抑えることができます。

また、すでに深刻な状態になっている場合や、何度掃除しても再発を繰り返す場合は、無理に自力で対処し続けるのではなく、カビの専門業者に相談しましょう。
そうすることで、結果的に早く・確実に・低コストで解決することになります。

この記事が、お風呂のカビに悩む方の助けとなり、快適で清潔な浴室環境を取り戻す一助となれば幸いです。

著者情報
穂苅 英樹

東証プライム上場の総合建設会社にて、再開発施設やマンションの開発に従事。また、独立系デベロッパーの管理部門でプロパティマネジメントに携わる。2014年にはハーツリッチ株式会社を設立し、2020年からは日本建築防黴協会の専務理事に就任。これまでに、相談や調査を含め累計5000件を超える現場でカビ問題を解決。

保有資格
  • 二級建築士
  • 一級建築管理技士
  • マンション管理士
メディア出演
  • 雑誌:戦略経営者 家主と地主
  • テレビ:日本テレビ ZIP!・TBSテレビ ひるおび
  • WEB:ウェザーニュース
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