マンションよりカビやすい!?団地特有の発生原因とカビ取り&対策を徹底解説
「団地に住んでいるけど、どうしてこんなにカビが生えるの?」
「カビ取りしてもすぐ再発して困っている。効果的な対策を知りたい」
ハーツクリーンは、カビ対策専門会社としてこれまでに10,000件以上のカビの調査を行い、多くのお客様から信頼をいただいてきました。
特に団地にお住まいの方からは、カビに関するご相談が多く寄せられています。
弊社のデータベースによると、最近建てられた集合住宅に比べ、団地はカビが発生しやすい傾向にあることがわかりました。
その理由は、建物の老朽化や、団地特有の湿気がこもりやすい環境にあります。
さらに、現在の団地では高齢化の進行も問題の一つです。
令和2年のUR都市機構の調査によれば、団地住民のうち65歳以上の割合が36.9%を占め、年々その割合は増加しています。
高齢の方にとって、頻繁にカビを取り除く作業は負担が大きく、健康リスクも無視できません。
そこでこの記事では、団地特有のカビの発生原因を明らかにし、安価で効果的な除去方法や再発防止策を紹介します。
カビの悩みを解消し、安心して暮らせる環境づくりのためにぜひ最後までお読みください。
この記事でわかること |
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目次
1.団地でカビが発生する原因とそのリスク
団地やマンションでカビが発生するのは、多くの方にとって悩みの種です。
特に団地では、建物の構造や環境の特徴から、カビが生えやすい状況が整っていることがあります。
ここでは、団地特有のカビが発生する原因と、それによる住民の健康や住環境への影響について詳しく解説します。
1-1.団地特有のカビが生えやすい理由を解説
太平洋戦争後、都市部への仕事の集中に伴い人口が増加し、深刻な住宅不足が問題となりました。
この課題を解決するために建設されたのが団地です。
昭和30年から50年代にかけての高度経済成長期やベビーブームの時期、日本住宅公団により多くの団地が建設されました。
しかし、当時の建築技術や設計方針には限界があり、現在でも多くの団地にその影響が残っています。
例えば、当時は壁に断熱材を入れる建物が少なく、現在でも断熱材が使用されていない団地が多く見られます。
また、団地は鉄筋コンクリート造が主流で、その高い気密性が特徴です。
このような構造は、外気温と室内温度の差によって結露が発生しやすい環境を生み出します。
結露はカビが繁殖する原因となり、団地に住む人々を悩ませる要因の一つです。
さらに、2003年以降に建設された建物にはシックハウス症候群対策として「24時間換気システム」が義務化されており、この換気システムはカビの発生も抑制する効果があります。
しかし、古い団地にはこの設備が備わっていません。
これらの理由から、近年建てられた集合住宅に比べて、団地はカビが発生しやすい環境にあると言われているのです。
■関連記事■北向きマンションのカビに悩んでいる方必見!プロが教えるカビ対策と対処方法で問題解決!
1-2.健康や住環境に及ぼす影響
カビが発生すると、住民の健康や生活環境にさまざまな悪影響を及ぼします。
健康面では、カビの胞子を吸い込むことでアレルギー疾患が悪化する可能性が高まり、気管支炎、喘息、アレルギー性鼻炎などの原因となることもあります。
特に免疫力が低い高齢者や乳幼児、持病を持つ方にとって、カビは大きな健康リスクとなります。
また、カビは住環境にも影響を与えます。
壁や家具にカビが広がると、美観が損なわれるだけでなく、建物や家具の寿命を縮める原因にもなります。
さらに、カビ特有の悪臭が部屋全体に広がり、快適な居住空間が失われてしまうでしょう。
このようにカビは健康や住環境に深刻な影響を及ぼすため、発生を確認したら迅速に対応することが重要です。
2.プロが教える!カビが発生しやすい場所とチェックポイント
弊社ではこれまでに10,000件以上のカビの現場を調査してきました。
その情報をデータベース化して調べた結果、カビが生えやすい団地の中でも、特にカビの発生リスクが高い場所が存在することがわかりました。
カビの発生箇所を知り、対策を取ることが、健康で快適な住環境を保つ第一歩です。
以下に具体的な場所とその特徴を解説します。
2-1.外壁に面する壁
外壁に面する壁は、室内と外気の温度差による結露が発生しやすい場所です。
特に古い建物では、断熱材が十分に入っていない場合が多く、外気の冷たさが壁に直接伝わります。
そこに室内の暖かい空気が触れることで、壁に結露が発生し、カビの発生原因になります。
また、このような環境では、表面の結露だけでなく、壁内部で発生する内部結露が起きることもあります。
内部結露は表面から確認しづらいため、気づいた時にはすでに壁の内部にカビが広がり、深刻な状態になっている場合も少なくありません。
外壁付近の壁紙に黒ずみや剥がれがないか、定期的にチェックすることが予防につながります。
2-2.外壁近くの天井
外壁に接する天井は、カビが特に発生しやすい場所です。
北向きの部屋や玄関付近など、湿気が溜まりやすい環境では特に注意が必要で、外気温の低下により結露が発生しやすくなります。
この結露が天井の表面や内部に湿気を溜め込み、カビの繁殖を助長します。
弊社の調査によれば、天井のカビは壁に比べて13.5倍の速度で広がることが確認されています。
この広がった胞子は、下に落ちたり風に乗ったりして部屋全体に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、天井のカビは壁に比べて発見が遅れやすい傾向があります。
普段の生活で天井を細かく確認する機会が少ないため、気付いた時にはすでに広範囲に広がっている場合も少なくありません。
カビが発生しやすい環境では、定期的に天井を点検し、異常がないか確認する習慣をつけましょう。
2-3.押入れ
押入れは普段閉め切っていることが多いため、湿気が溜まりやすく、カビの発生リスクが高いです。
特に布団や衣類などの湿気を吸いやすい物を収納している場合、押入れ内部の湿度が高まりやすくなります。
さらに、物を詰め込みすぎると空気の流れが悪化し、湿気がこもる原因となります。
押入れのカビを防ぐには、収納する際に布団や衣類をしっかり乾燥させることが重要です。
また、定期的に扉を開けて空気を入れ替えたり、除湿剤を設置したりするのも効果的な方法です。
押入れのカビは見えない部分で広がることが多いため、月に一度は奥や隅に黒ずみがないか点検することを習慣づけましょう。
2-4.家具の裏
家具の裏側は、壁との間に空気が滞留しやすく、湿気や埃が溜まりやすい場所です。
これらはカビの栄養源となりやすいため、注意が必要です。
カビを防ぐには、家具を壁から数センチ離して設置し、空気の流れを確保することが効果的です。
また、定期的に家具を動かして裏側を掃除し、カビの発生や兆候がないか確認する習慣をつけましょう。
3.プロ直伝!団地のカビ取り方法を場所別に解説
カビは放置すると広がり続け、住環境の悪化や健康被害を引き起こします。
そのため、カビを発見したら早急に対処することが重要です。
ここでは、自宅にあるものや、身近な店舗で手軽に購入できるアイテムを活用して、効果的にカビを除去する方法を解説します。
作業時の注意点
換気は必ず行う
塩素系のカビ取り剤は、有毒な塩素ガスを発生させる恐れがあります。
また、カビ自体も毒素(マイコトキシン)を放出しており、吸い込むと健康被害を引き起こす可能性があります。
作業中は窓を開け、換気扇を回して空気の流れを確保してください。
体を保護する
カビ取り作業では、カビの胞子や薬剤から体を守るための防護が不可欠です。
どのカビ取り方法でも、マスクとゴム手袋は必ず着用してください。
カビ取り剤は刺激が強いため、ゴーグルで目を保護し、長袖長ズボンを着用して肌の露出を防ぎましょう。
擦らない
カビを擦ると表面が傷つき、カビが内部に入り込んで再発の原因となります。
また、擦ることで胞子が飛散し、他の場所にカビが広がるリスクもあります。
カビ取り剤などの薬剤の効果で浮かせて除去する方法を選びましょう。
周辺のカビ取りも行う
カビの胞子は目に見えないほど小さいため、目に見える部分だけでなく、カビの周辺もカビ取りしてください。
目視できるカビの範囲から50cm~1m程度を目安にしましょう。
無理はしない
広範囲にカビが広がっている場合や、自力での作業が難しい場合は、専門業者に依頼することを検討してください。
特に1㎡以上の範囲になる場合は、個人での対応は難しくなります。
また、連続作業は体力を消耗するため、15分ごとに休憩を取りながら無理のない範囲で進めることが重要です。
3-1.壁のカビ取り方法
壁に発生したカビが、白カビのように表面に付着するタイプであれば、消毒用エタノールを使って除去することが可能です。
しかし、黒カビのように色素が沈着している場合には、漂白効果のないエタノールでは落とせません。
その際は、キッチンハイターなどの塩素系漂白剤を使用するのが効果的です。
塩素系漂白剤は、水拭き可能なビニールクロスやコンクリート壁であれば利用できます。
ただし、これらの製品は部屋の壁での使用をメーカーが推奨しているわけではないため、注意が必要です。
使用後には薬剤が壁に残らないよう、徹底的に水拭きを行うようにしましょう。
用意するもの
- 塩素系漂白剤
- バケツ
- 雑巾(複数枚)
- 刷毛(ポリエチレン製)
- マスク
- ゴム手袋
- ゴーグル
- 長袖の服
花王 キッチンハイター
出典:amazon
カビ取り手順
①事前準備をする
マスク、ゴム手袋、ゴーグル、長袖の服を着用して肌や目を保護します。
作業中は窓を開けて換気を十分に行いましょう。
②塩素系漂白剤を塗布する
バケツに水と塩素系漂白剤を入れて10倍程度に薄め、それをカビが発生している箇所にポリエチレン製の刷毛で丁寧に塗布します。
擦ると壁材を傷める可能性があるため、薬剤を塗布した後は白くなるまでしばらく待ちましょう。
10倍で効果が薄い場合は、5倍、2倍と濃度を調整してください。
③水拭きと乾拭きを交互に行う
漂白剤が壁に残らないよう、水拭きと乾拭きを交互に繰り返し行います。
雑巾を適宜交換し、徹底的に漂白剤を除去してください。
④乾燥させる
濡れたままだとカビの再発を促すため、壁をしっかりと乾燥させます。
通気を良くするために扇風機やサーキュレーターを使うと効果的です。
3-2.天井のカビ取り方法
続いて天井のカビ取り方法を紹介します。
天井のカビ取りは、高所での作業やカビ取り剤が垂れる危険性があるため、難易度が非常に高いです。
そのため既にカビが広がっている場合は、自力での対処は避け、専門のカビ取り業者に相談するのが安全です。
自力でカビ取りを行う場合は、天井の隅など狭い範囲に限定してください。
作業前には床や家具を養生し、粘度の高いジェルタイプのカビ取り剤を用いることで、液だれを防ぎながら効率よく作業できます。
用意するもの
- ジェルタイプのカビ取り剤
- 雑巾(複数枚)
- 脚立
- 養生シートや養生テープ
- マスク
- ゴム手袋
- ゴーグル
- 長袖長ズボン
鈴木油脂工業 かびとりいっぱつ
出典:鈴木油脂工業株式会社
カビ取り手順
①事前準備をする
安全を確保するため、マスク、ゴム手袋、ゴーグル、長袖長ズボンを着用し、換気を十分に行ってください。
そして、養生シートや養生テープを使い、カビ取り剤が付着してほしくない部分や床、家具をしっかりと保護しましょう。
②カビ取り剤を塗布する
ジェルタイプのカビ取り剤を、天井のカビが発生している箇所に丁寧に塗布します。
液だれを防ぐため、慎重に作業し、塗布した後は指定された時間放置して薬剤を浸透させます。
③水拭きと乾拭きを交互に行う
カビ取り剤が壁に残らないよう、水拭きと乾拭きを交互に繰り返し行います。
雑巾を適宜交換し、徹底的にカビ取り剤を除去してください。
④乾燥させる
濡れたままだとカビの再発を促すため、壁をしっかりと乾燥させます。
通気を良くするために扇風機やサーキュレーターを使うと効果的です。
■関連記事■天井のカビは壁の13.5倍危険!?天井のカビを一瞬で除去する方法を徹底解説
3-3.押入れのカビ取り方法
押入れに発生したカビは、木材の特性を考慮して慎重に対応することが大切です。
木材は水分に弱く、誤った方法でカビ取りすると木材が傷んでしまうことがあります。
軽度のカビであれば消毒用エタノールを使用することで、除去可能です。
用意するもの
- スプレータイプの消毒用エタノール
- 雑巾(2枚)
- マスク
- ゴム手袋
ドーバー パストリーゼ77
出典:amazon
カビ取り手順
①事前準備をする
作業を始める前に、押入れ内の物をすべて取り出してください。
作業中はマスクとゴム手袋を着用し、換気を十分に行います。
②埃や汚れを取り除く
雑巾に消毒用エタノールを吹きかけ、それを使って押入れの隅々に溜まった埃や虫の死骸などをしっかりと取り除きます。
汚れが残っているとカビ取りの効果が減少するため、丁寧に清掃しましょう。
③消毒用エタノールを吹きかける
カビが発生している箇所とその周辺に消毒用エタノールを吹きかけます。
押入れ全体にまんべんなく吹きかけるようにしましょう。
④乾燥させる
先ほど使ったものとは別の雑巾で、乾ききっていない消毒用エタノール拭き取ります。
それから襖を開けたままにして、しっかり乾燥させましょう。
サーキュレーターや扇風機を使用すると、乾燥が早まり効果的です。
最後に、完全に乾いたのを確認してから、押入れの中に収納していたものを戻すようにしてください。
■関連記事■カビ取りのプロ直伝!押入れのカビ取りと二度と再発しないための対策
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押入れにカビが発生した場合、収納していた衣類や布団にもカビが生えている可能性があります。
それらのカビを取り除かずに押入れに戻してしまうと、再びカビが繁殖し、せっかくのカビ取りが無意味になってしまいます。
押入れのカビ取り後には、収納物もきちんと確認し、必要に応じてカビ取りを行うことが重要です。
布団や衣類に生えたカビの除去方法については、以下の記事を参考にしてください。
■関連記事■老舗布団屋さんに聞いた布団の正しいカビ取りを徹底解説
■関連記事■服にカビがついたときのお手入れ方法|安心して着られる5つの対策
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3-4.家具のカビ取り方法
続いて、木製家具のカビ取り方法を紹介します。
押入れ同様に消毒用エタノールを使うことでカビ取りが可能ですが、塗装されている場合は注意が必要です。
エタノールは塗装を溶かす恐れがあるため、必ず目立たない箇所でテストしてから作業を進めましょう。
用意するもの
- スプレータイプの消毒用エタノール
- 雑巾(2枚)
- マスク
- ゴム手袋
カビ取り手順
①事前準備をする
作業中はマスクとゴム手袋を着用し、換気を十分に行ってください。
塗装が施された家具をカビ取りする場合は、目立たない部分でテストしてから作業を進めましょう。
②埃や汚れを取り除く
雑巾に消毒用エタノールを吹きかけ、家具の表面の埃やカビを軽く拭き取ります。
家具を傷つけないよう、力を入れすぎないことがポイントです。
③消毒用エタノールを吹きかける
カビが発生している箇所とその周辺に消毒用エタノールを直接スプレーします。
目に見えないカビ胞子の除去も期待できるため、広めに処理を行うよう心がけてください。
④乾燥させる
先ほど使ったものとは別の雑巾で、乾ききっていない消毒用エタノール拭き取ります。
それから完全に消毒用エタノールを乾かしてください。
■関連記事■プロが教える正しい家具のカビ取りと6つのカビ対策【タンス・棚・ソファetc.】
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安全に徹底的にカビ取りするならカビ取りマイスターキット
ここまでで、自宅にあるものや市販のアイテムを使ったカビ取り方法をご紹介してきました。
しかし、壁や天井のカビ取りで紹介した塩素系漂白剤やカビ取り剤は、メーカーが壁への使用を推奨していないケースが多く、取り扱いに注意が必要です。
また、押入れや家具のカビ取りで紹介した消毒用エタノールは、白カビや表面のカビには効果的ですが、黒カビなどのカビの色素を除去することはできません。
そのため、安全かつ効果的にカビ取りしたいのであれば、ハーツクリーンで開発した「カビ取りマイスターキット」をおすすめします。
この製品は、乾燥後に塩になる安全なカビ取り剤のため、万が一液剤の成分が残留しても人体に害を及ぼす心配がありません。
それだけでなく、頑固な黒カビの色素もしっかりと落とせるため、徹底的なカビの除去が可能です。
この製品は、実際にカビ取り業者が使用しているカビ取り剤を家庭用に改良しているため、プロレベルのカビ取りを自分で行うことができます。
さらに、防カビ剤もセットに含まれているため、カビの再発を防ぐ効果も期待できます。
費用を抑えたい場合には、カビ取り剤のみを単品で購入することも可能です。
自宅でしっかりとカビ取りしたい方はぜひ「カビ取りマイスターキット」の購入を検討してみてください。
4.カビの再発を防ぐための徹底対策
カビは一度取り除いても、湿気や埃が多い環境では再発しやすく、長期的な対策が必要です。
カビの再発を防ぐには、湿気を抑え、空気の流れを良くするなど、住環境全体を改善することが重要です。
以下に、カビが発生しやすい場所ごとの具体的な対策を紹介します。
4-1.壁・天井・家具のカビ対策
壁や天井、家具にカビを再発させないためには、湿度管理や通気性の改善、こまめな掃除が重要です。
カビを防ぐために以下の対策を日々の生活に取り入れましょう。
湿度を下げる
カビは高湿度の環境で発生する為、湿度を40~60%に保つことでカビの発生を抑えられます。
エアコンの除湿機能や除湿機を活用し、部屋全体の湿度を下げましょう。
部屋の湿度が分からないという事であれば、湿度計を設置し、常に数値で確認できるようにしてください。
タニタ 温湿度計
出典:amazon
定期的な換気
空気を循環させることで、湿気を効率的に排出できます。
晴れた日は窓を2カ所以上開けて風通しを良くしましょう。
また、換気扇や扇風機、サーキュレーターなどを活用するのも効果的です。
家具と壁の間に隙間を作る
家具を壁にぴったり付けると湿気がこもりやすくなります。
そのため、壁から5~10cm程度離して設置するだけで、空気の流れが改善されます。
また、防湿マットや乾燥剤を活用するのもおすすめです。
こまめな掃除
埃や汚れはカビの栄養源になるため、こまめな掃除は重要です。
掃除機や雑巾を使用して、壁や家具の隙間、天井の角などを重点的に清掃してください。
掃除を習慣化することで、カビが発生しにくい環境を維持できます。
4-2.押入れのカビ対策
押入れは湿気がたまりやすく、特に注意が必要な場所です。
カビの再発を防ぐためには、湿度管理と通気性の確保が欠かせません。
押入れのカビを防ぐために、以下のカビ対策を積極的に取り入れましょう。
除湿剤の活用
押入れ内に湿気が溜まらないよう、除湿剤を設置しましょう。
除湿剤は湿気が多い四隅や下部に配置すると効果的です。
使用期限が切れた除湿剤はすぐに取り換え、効果を保ち続けるようにしてください。
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出典:amazon
押入れの換気
押入れは閉めっぱなしにせず、定期的に襖を開けて換気しましょう。
両側の襖を開放し、扇風機やサーキュレーターで空気を送り込むことで、湿気がこもるのを防ぎます。
晴れた日には特に意識して換気を行い、湿気を排出してください。
収納方法の工夫
押入れに物を詰め込みすぎると空気が滞留し、湿気がこもります。
収納スペースに適度な隙間を作り、布団や衣類の下にすのこを敷いて通気性を高めましょう。
すのこは定期的に乾燥させることで、カビの発生を防ぐことができます。
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濡れているものを収納しない
湿った布団や衣類をそのまま押入れに収納すると湿気が増え、カビが発生しやすくなります。
布団は起床後すぐにしまわず、1時間ほど乾燥させてから収納してください。
また、定期的に布団を天日干ししたり、布団乾燥機を活用したりするのも大事です。
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5.個人で対応が難しい場合の対処方法
カビが広範囲にわたる場合や、内部結露など根本的な問題が関与している場合、個人での対処が困難なケースも少なくありません。
このような場合、専門業者の力を借りる必要があります。
ここでは、業者によるカビ除去をはじめ、リフォームや売却といった解決策について詳しく解説します。
5-1.カビ取り専門業者に除去してもらう
カビでお悩みの際には、専門のカビ取り業者に相談することが最も効果的な解決方法です。
一般的なハウスクリーニング業者もカビ取りサービスを提供していますが、彼らは掃除のプロであって、カビの専門家ではありません。
そのため、軽度のカビであれば対応可能ですが、根深いカビや広範囲に広がっているカビの場合は、完全にカビを取りきれず再発する可能性があります。
一方、カビ取り専門業者は、専用の薬剤や機材を駆使し、表面だけでなく、カビの根本原因にまでアプローチします。
これにより、再発を防ぐための徹底的な除去が可能です。
多くの専門業者は、無料相談や現地調査を行っており、初期費用を抑えながらプロの診断を受けられる点も大きな魅力です。
業者を選ぶ際は、作業内容や再発防止策を丁寧に説明し、費用を明確に提示してくれるかどうかを確認しましょう。
このような業者は信頼できる可能性が高く、安心して任せることができます。
5-2.リフォーム業者に依頼する
分譲物件を所有していたり、大家の許可が得られる賃貸物件で、建物の構造自体に問題がある場合には、リフォームを検討してみてください。
特に古い団地では断熱材が不十分であったり、換気設備が不足していたりすることが多く、これらがカビ再発の主な原因となります。
リフォームを行う際には、カビを完全に除去してから施工を進めることが不可欠です。
カビを取り除かないまま塗装や改装を行うと、再びカビが発生し、さらに深刻な状況になる可能性があります。
そのため、カビの知識が豊富なリフォーム業者を選ぶことが重要です。
また、業者選びの際には、実績や口コミを確認し、信頼できる業者を見極めましょう。
リフォームは一時的な費用がかかるものの、住環境を根本から改善し、快適さを取り戻すための有効な手段です。
5-3.売却するという選択肢もある
分譲物件を所有している場合で、カビの再発が続いたり修繕が困難な状況に直面した際には、売却を選択肢に入れるのも現実的な判断です。
特に、何度もカビ取りを試みても再発を繰り返す場合や、建物全体が老朽化して生活の不便が増している場合は、新しい住まいへの移行を考えるべきです。
修繕費用を回避しながら、より良い住環境を手に入れられる点が売却の大きな利点です。
売却を進めるには、カビの影響を修繕してから売るべきか現状のまま売るべきかを慎重に判断します。
また、複数の不動産会社に査定を依頼し、市場価格を把握することが大切です。
さらに、新居を選ぶ際には、断熱性や換気性能がしっかりした物件を選ぶことで、カビの再発を防ぐことができます。
6.ハーツクリーンサービスで安心解決!
カビ取りを業者に依頼しようと決めたものの、数多くの業者が存在する中で、どこに頼むべきか迷う方も多いでしょう。
ハーツクリーンは、長年の経験と専門的な技術を駆使して、カビ取り作業を丁寧かつ効果的に行います。
また、単なるカビ取りにとどまらず、住環境全体を見直すサポートも行っています。
6-1.専門業者だからできる効果的なカビ取り
ハーツクリーンは、5,000件以上のカビ取り実績と10,000件以上のカビ調査経験を誇る専門業者です。
豊富な実績に基づき、カビの種類や発生原因を的確に特定し、それぞれの状況に最適な方法で安全かつ徹底的に除去します。
自力でのカビ取りでは難しい深層部分や、頑固な黒カビも、特許取得済みのカビ取り剤や高度な技術を用いて空間全体のカビを取り除きます。
さらに、再発を防ぐための予防措置も徹底的に施します。
壁や天井、押入れなど、家中どの箇所でも対応可能で、広範囲にわたるカビの問題にも安心してお任せいただけます。
6-2.リフォームや売却までワンストップでサポート
カビの問題は除去するだけでは根本的な解決にならない場合があります。
建物の老朽化や構造的な問題が原因の場合、住環境の見直しやリフォーム、場合によっては売却を検討する必要があります。
ハーツクリーンでは、建築士や宅建士が在籍しているため、カビ取りからリフォーム、さらには売却までを一貫してサポートする体制が整っています。
相談から解決までをワンストップで行えるため、手間やコストを大幅に削減可能です。
お客様の状況や希望に応じて、専門的な知識を持つスタッフが最適な解決策を提案し、快適な住環境を取り戻すお手伝いをします。
7.まとめ
今回は、団地にカビが発生する原因や効果的なカビ取り方法、再発防止策について詳しく解説しました。
カビを放置すると健康被害や住環境の悪化を招くため、日々の対策を徹底し、カビが発生しにくい環境を整えることが大切です。
それでもカビが発生してしまった場合は、早期発見と迅速な対処が何よりも重要です。
軽度のカビなら、以下の方法で自力でカビ取りすることができます。
- 壁のカビ取り方法
- 天井のカビ取り方法
- 押入れ・家具のカビ取り方法
ただし、広範囲にカビが広がっている場合や、自力での対応が難しい場合には、専門業者に相談することをおすすめします。
ハーツクリーンでは、特許取得済みのカビ取り剤や防カビ剤を使用し、カビを徹底的に除去するだけでなく、再発を防ぐための対策までしっかりと行います。
さらに、リフォームや売却など、カビ取り以外の解決策が必要な場合も、ワンストップでサポートが可能です。
この記事が、団地のカビ問題に悩む方々が安心して快適な住環境を取り戻すための手助けとなれば幸いです。