カビ防止には「防カビ剤」が効果的!場所別のお勧めアイテム6選

「掃除したばかりなのに、またお風呂にカビが!どうしたらいいんだろう?」
「毎年冬になると窓枠にカビが生えてしまう。二度と生やさないための方法ってないんだろうか?」

掃除をしても繰り返し生えるカビにお困りではありませんか?

結論から言うと、繰り返し発生するカビにはそれぞれの場所に適した「防カビ剤」の使用が非常に効果的です。

防カビ剤には、スプレー型、燻煙型、置き型といったさまざまなタイプがあります。
タイプによってそれぞれメリットとデメリットがあるため、正しく理解し、適切な場所で使用することが重要です。

この記事では、防カビ剤の各タイプについて解説し、それぞれのおすすめの商品を紹介していきます。
他にも、防カビ剤を使用する際の注意点やカビを生やさないための予防策についても解説するので、住宅のカビを防ぎたい方は是非参考にしてみてください。

この記事でわかること


  • タイプ別の防カビ剤のおススメ商品
  • 防カビ剤を使用するのにおススメの場所
  • カビを生やさないための予防策
  • 防カビ剤を使用する際の注意ポイント

1.【タイプ別】各防カビ剤のメリット・デメリットとお勧め商品6選

「防カビ剤」には、以下の3つのタイプがあります。

この章では、それぞれのメリット・デメリットを解説するので、まずは特徴を正しく理解しておきましょう。
さらに、タイプ別のお勧め商品も紹介するので、購入される際の参考にしてみてください。

 

1-1.スプレータイプ

現在販売されている防カビ剤でもっとも多い種類が、「スプレータイプ」です。
スプレータイプのメリットとデメリットは以下の通りです。

 

1-1-1.スプレータイプのメリット

気になる箇所を狙って噴霧できる

⇒窓枠や床の隅など、カビが頻繁に生えやすい箇所を狙って噴霧できます。
家の中には、カビの生えやすい場所というのがあります。
湿気が溜まりやすい場所、埃が溜まりやすい場所などを好んでカビは生えるため、そのピンポイントに向けて集中的に防カビ剤を塗布することができます。

プッシュするだけなので簡単

⇒思い立った時に、スプレーのレバーを推すだけで噴霧できるので、とても手軽で簡単に対策できます。

 

1-1-2.スプレータイプのデメリット

天井など高い所への使用は顔に液剤がかかり危険

天井や高い場所にある窓枠など、上方に向けてスプレーをしてしまうと、落ちてきた液剤が顔や目にかかり危険です。

 広範囲の場合はスプレーするのが大変

壁一面や部屋全体に防カビ対策を施したい場合は、スプレーを押し続けるのが大変です。
このような場合はスプレータイプではなく、あとから紹介する「燻煙タイプ」を使用することをお勧めします。

 

1-1-3.スプレータイプのおススメ商品

スプレータイプの防カビ剤でおススメの製品を2つピックアップして紹介します。

 

かび止めスプレー

出典:amazon

「カビ止めスプレー」は、長時間にわたり防カビ効果を発揮してくれる防カビスプレーです。
安全性の高い薬剤を使用しているため、室内でも安心して使用できます。
一度塗布したら、乾燥までは30分程度かかります。
除菌や臭いを防ぐ効果も期待できるため、カビ防止だけでなく、清潔感のあるすっきりした清掃ができます。

商品の特徴


  • 安全性の高い薬剤を使用しているので安心できる
  • 防カビ・除菌・消臭ができる
  • スプレー後の乾燥が早い
  • 防カビ効果が長時間続く
商品名 かび止めスプレー
製造会社 ニッペホームプロダクツ株式会社
使用箇所 浴室・洗面所・台所・居間・地下室・押入れ・ゲタ箱などの壁や天井のカビ防止、家具・畳・カーペットの裏面のカビ防止、生ゴミの腐敗・悪臭の抑制など

公式サイトより引用)



らくハピ 水まわりの防カビスプレー ピンクヌメリ予防

出典:amazon

主に、トイレや洗面台、浴室など水回りに発生するピンクのカビや黒カビを防ぐ防カビスプレーです。
無香性のため、臭いを気にせず使用できます。
初めて使用する時は、すでにできてしまっているカビを除去してから、こちらのスプレーを使用するとより効果的です。
スプレー後は水洗いや拭き取りは必要ありません。
使い続けていくことで、徐々にカビのできる頻度が減っていきます。

商品の特徴


  • 無香性で鼻がツンとしない
  • 薬剤を洗い流す必要がない
  • 継続使用することで防カビ効果が高まる
商品名 らくハピ 水まわりの防カビスプレー ピンクヌメリ予防
製造会社 アース製薬株式会社
使用箇所 お風呂、洗面台、トイレ

公式サイトより抜粋しました)



 

1-2.燻煙タイプ

手軽に使用できる「燻煙タイプ」の防カビ剤も人気があります。
燻煙タイプのメリットとデメリットは以下の通りです。

 

1-2-1.燻煙タイプのメリット

薬剤をセット・放置するだけで手間がかからない

⇒燻煙タイプは薬剤をセットし、煙が出始めたら、あとは室内に放置しておけば済むので楽です。
その代わり清掃を始める前は、すべての窓を閉めて、煙が外に漏れず室内に行き渡るようにしておきましょう。

壁一面・天井など手の届かない部分もカバーできる

室内に防カビ作用のある煙を行き渡らせるため、壁一面や天井など、手の届かない部分まで、しっかり防カビ対策ができます。

約2か月に1度の頻度でOK

⇒燻煙タイプの薬剤は、約2か月の1度の使用で十分効果を発揮します。
そのため、時間的にもゆとりができ、経済的にも助かるのがメリットです。

 

1-2-2.燻煙タイプのデメリット

次回の清掃タイミングを忘れてしまうことも

⇒2か月に1度の清掃タイミングなので、次回うっかり使用するのを忘れてしまうこともあります。
どの防カビ剤にもあてはまるのですが、継続して使用すればするほど、防カビ効果は高まっていきます。
そのため、次回の清掃タイミングを逃さないためにも、カレンダーや手帳などに印をつけて、しっかり継続していきましょう。

 

1-2-3.燻煙タイプのおススメ商品

燻煙タイプの防カビ剤でおススメの製品を2つピックアップして紹介します。

 

らくハピ お部屋の防カビ剤 カチッとおすだけ

出典:amazon

リビング・寝室用の燻煙タイプの防カビ剤です。
2月に1度の使用で、十分な防カビ効果が期待できます。
床やカーペット、空気中に浮遊するカビの原因菌にアプローチし、繁殖を抑えてくれます。
事前に窓を閉め、換気扇を止めます。
ボタンを押してミストが出始めたら、部屋の外に出て30分ほど放置してください。
所定の時間が過ぎたら、十分換気をすればOKです。

商品の特徴


  • 2か月に1度の使用でOK
  • 無香料なので臭いが気にならない
  • ボタンを押して放置するだけのお手軽な掃除方法
商品名 らくハピ お部屋の防カビ剤 カチッとおすだけ
製造会社 アース製薬株式会社
使用箇所 リビング・寝室用



 

ルック おふろの防カビくん煙剤 フローラルの香り

出典:amazon

銀イオンで除菌する、塩素を使用していない燻煙タイプの防カビ剤です。
こちらも2か月に1度の間隔で、使用していきます。
室内が濡れていても乾燥していても使用できるので、思い立った時にすぐ対策できます。
浴室用の椅子や洗面器、お子さまのおもちゃなども置いたまま除菌できるので、事前準備の手間がほとんど必要ありません。
カビの生えやすい浴室でも、手軽に防カビ対策ができるので、とても便利です。

商品の特徴


  • 銀イオンで除菌するので安全
  • 室内が濡れていても使用できる
  • 2か月に1度の使用頻度でOK
  • 浴室グッズや子供のおもちゃも一緒に防カビできる
商品名 ルック おふろの防カビくん煙剤 フローラルの香り
製造会社 ライオン株式会社
使用箇所 お風呂



 

1-3.置き型タイプ

もっとも手間なく使用できるのが、「置き型タイプ」です。
気になる箇所に、ただ置けばいいので、どんなに忙しい方でも安心してカビを防止していただけます。

置き型タイプのメリット・デメリットは、「1-2.燻煙タイプ」とまったく同じですので、ここでは割愛します。
置き型タイプは対策頻度が大体1か月半〜2か月と決まっているため、交換を忘れないようにしておく必要があります。

 

1-3-1.置き型タイプのおススメ商品

置き型タイプの防カビ剤でおススメの製品を2つピックアップして紹介します。

 

コモライフ バイオでカビよけ君

出典:amazon

こちらは、人体に優しい置き型の防カビ剤です。
開封することで、微生物(納豆菌群)を活性化させ、カビ予防の効果を発揮します。

商品の特徴


  • バイオの力でカビ防止するので体に安全
  • 効果が2ヶ月続く
商品名 バイオでカビよけ君
製造会社 コモライフ



 

ファブリーズ お風呂用防カビ剤

出典:amazon

お風呂場専用の置き型タイプの防カビ剤です。
独自開発の「BIOコートテクノロジー」が作用し、浴室の壁や床、天井などあらゆる場所をコーティングすることで、カビ発生を防いでくれます。
効果は6週間続きますので、頻繁に防カビ剤を使用しなくても清潔な浴室が保てます。

商品の特徴


  • 効果が6週間続く
  • バイオの力でカビ防止するので安全
  • 置くだけでカビ対策できる
商品名 ファブリーズ お風呂用防カビ剤
製造会社 P&Gジャパン合同会社
使用箇所 お風呂



 

2.【場所別一覧】防カビ剤を使用するのにおすすめの場所

防カビ剤の3つのタイプ(スプレータイプ・燻煙タイプ・置き型タイプ)は、それぞれの特徴に合わせて、ふさわしい場所で使用することで、より効果を発揮します。

室内で特にカビが発生しやすい場所と、おススメの防カビ剤のタイプをまとめてみると以下のようになりました。

 

カビが発生する場所 お勧めの防カビ剤
お風呂 ⇒燻煙タイプ
エアコン ⇒スプレータイプ
窓ガラス ⇒スプレータイプ
キッチン ⇒スプレータイプ
洗面所 ⇒スプレータイプ
クローゼット・押し入れ ⇒置き型タイプ

では、場所ごとに詳しく解説していきます。

 

2-1.お風呂

お風呂のカビ防止には、燻煙タイプがお勧めです。

お風呂は家の中でも最も湿気が溜まりやすい場所であり、壁や天井にカビ菌が付着しやすいため、広範囲にわたる防カビ対策に燻煙タイプが最適です。

また、お風呂には洗面器、浴槽用の椅子、ボディタオル、シャンプー類、子供のおもちゃなど、多くの小物があります。
これら全てに一つずつ防カビ剤を塗布するのは非常に手間がかかります。
燻煙タイプならば、これらの小物にも効果的にカビ予防を施すことができるため、非常に便利です。

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2-2.エアコン

エアコンのカビ防止には、スプレータイプがお勧めです。

エアコンは、空気中の湿気やほこりを吸い込むため、フィルターやフィンにカビが生える可能性が高くなります。
スプレータイプの防カビ剤を使用すれば、気になる箇所に直接噴霧してカビの原因となる菌を除去できます。

商品によっては、消臭効果の高い「緑茶ポリフェノール」や、柿からの抽出成分など体に優しい素材を使用しているものもあるため、カビ関連の嫌な臭いをカットして、綺麗な空気を室内に届けてくれます。

「貼るタイプ」もお勧め!


エアコンの天面に貼るだけで、防カビ効果を発揮するものもあります。

防カビ成分が、エアコンの内部にまで入り込んで、原因菌を取り除くため、手の届かない部分まで効果があり、便利です。

出典:amazon

 

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2-3.窓ガラス

窓ガラスのカビ防止にも、スプレータイプがお勧めです。

窓ガラスは、家の中でももっとも結露が発生しやすい部分であり、特に窓枠のパッキン部分にカビが繰り返し生えて、困っている方も多いのでしょう。
そんなトラブルのおきやすい場所に、直接防カビ剤を湿らせる程度に吹き付け乾燥させることで、カビが生えにくくなり、掃除も一気に楽になります。

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2-4.キッチン

キッチンのカビ防止にも、スプレータイプがお勧めです。

キッチンは、まな板を立てかける場所、洗った食器を置く水切りラック、排水溝や蛇口周りなど、カビが生えやすいエリアが複数存在します。
こうしたピンポイントでの発生を防ぐためには、決まった箇所にきちんと噴霧できるスプレータイプが適しています。

定期的に防カビ対策を施しておけば、キッチン周りのカビに悩まされることも少なくなるでしょう。

 

2-5.洗面所

洗面所のカビ防止にもスプレータイプがお勧めです。

なぜなら、洗面所のカビは蛇口周りや排水溝など、狭い部分に生えることが多いからです。
スプレータイプは、これらの狭い範囲に対する防カビ対策に特に適しています。

また、洗面所は洗顔料や石鹸カスが付着しやすく、これらはカビの栄養源となり得ます。
カビが発生しやすい条件が揃っている場所なので、定期的に防カビ剤を塗布することをおススメします。

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2-6.クローゼット・押し入れ

クローゼットや押し入れには、置き型タイプの防カビ剤の使用がおススメです。

その理由は、スプレーや燻煙タイプの製品を使用すると、直接衣類に付着して生地を傷める恐れがあるからです。
衣類を保管している場所においては、服に害を与えずにカビの成長を防ぐ方法が求められます。

この点で、バイオ(微生物)を活用してカビを直接対処する置き型タイプの防カビ剤は、クローゼットや押し入れに最適です。
微生物がカビの発生を抑制することで、衣類を安全に保護しつつ、カビ予防を行うことができます。

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3.カビを生やさない!普段からできる予防策4つ

防カビ剤を使用することでカビの発生を大幅に減少させることができますが、日頃からカビが繁殖しにくい環境を整えることが非常に有効です。

カビが成長しづらい環境を作るための4つの予防策を紹介します。

普段からできるカビ予防策4つ


  • 湿度を60%以下に調整する
  • 室温を25℃以下に保つ
  • こまめな掃除でカビの栄養分を断つ
  • 換気する

 

3-1.湿度を60%以下に調整する

湿度を40〜60%以下に保つことがカビ予防には重要です。

カビはジメジメした環境を好み、湿度が高い場所では急速に成長します。
そして、室内の湿度が60%を超えると、カビにとって理想的な生育環境となり、容易に繁殖し始めます。

この状況を避けるためにも、湿度計を室内の目に付きやすい場所に置き、常に湿度をチェックするようにしましょう。
そして湿度が高い場合は、エアコンや除湿機を活用して、室内の湿度を下げるようにしてください。

タニタ 温湿度計

出典:amazon



 

3-2.室温を25℃以下に保つ

室温を25℃以下に維持しましょう。
カビは0〜40℃の温度範囲で生存可能ですが、25〜28℃の室温では成長に最も適した条件となり、急速に増殖してしまいます。

一度増えたカビを取り除く作業は非常に手間がかかります。
そのような状況を防ぐためにも、特に湿度が高くなりがちな夏や梅雨の時期には室温が25℃を超えないよう注意し、快適に過ごすことがカビ予防につながります。

 

3-3.こまめな掃除でカビの栄養分を断つ

こまめに掃除を行い、カビの栄養源となる埃、皮脂、石鹸カスなどを残さないように心がけましょう。

カビは栄養分がある場所に生えやすいため、これらの栄養源をきちんと除去することで、カビの成長を抑えることができます。
そのためには、日常的に拭き掃除や掃除機を使った清掃が効果的です。
家族で分担して掃除を行うのも一つの方法です。

清潔な環境を維持することがカビ予防の鍵になるので、家の中を常に清潔に保つようにしましょう。

 

3-4.換気する

定期的な換気は、カビを防ぐ上で非常に有効な対策の一つです。

換気を行うことによって、室内の空気と外の新鮮な空気が交換され、特定の場所に滞留していた空気が動き出します。
この空気の流れが、カビ予防において重要な役割を果たします。

空気が一箇所に留まると、埃が蓄積しやすくなり、それによって湿気が閉じ込められ、カビの成長に適した環境が形成されてしまいます。
そうならないためにも、常に換気を心がけ、室内の空気が動くよう意識しましょう。

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4.防カビ剤とカビ取り剤との違い

カビ対策として「防カビ剤」を紹介してきましたが、カビを防ぐ方法はそれだけではありません。
それでは、カビに関する商品にはどのようなものがあるのか、詳しく見ていきましょう。

 

4-1.カビ関連の商品は大きく分けて2種類

カビを退治する薬剤には、主に「カビ取り剤」と「防カビ剤」の2種類があります。
それぞれの違いは以下の通りです。

さらに詳しく解説すると、以下の通りになります。

 

「カビ取り剤」とは

⇒すでに生えてしまっているカビを、除去するために使用する薬剤です。

主に使用されている成分としては、次亜塩素酸ナトリウム(漂白・殺菌作用)がある。
この成分を含むカビ取り剤を「塩素系」と言い、「塩素系」洗剤は酸性洗剤と混ぜると、人体に有害な塩素ガスが発生するため、取扱いに注意が必要。

【市販の商品例】

  • カビキラー
  • カビハイター
  • キッチンハイター など

 

「防カビ剤」とは

⇒カビの発生や成長、繁殖を抑えるために使用する薬剤です。

主に使用されている成分としては、バイオ(微生物)・銀・アルコール・茶カテキンやわさび、グレープフルーツから取れる成分など、安全性の高いものが多い。

【市販の商品例】

  • ルックプラスおふろの防カビ
  • らくハピ水まわりの防カビスプレー
  • バイオでカビよけ君 など

 

一見どちらも似ていますが、生えているカビを取り除くなら「カビ取り剤」、これから二度とカビが生えないように予防したいなら「防カビ剤」と覚えておけば間違いありません。

 

4-2.カビ防止をするなら防カビ剤が最も効果的

「今後カビを発生させたくない」と考えている場合、防カビ剤の使用が最も効果的です。
防カビ剤はカビ菌の増殖を根本から阻止する効果が期待できます。

1.【タイプ別】各防カビ剤のメリット・デメリットとお勧め商品6選で紹介した商品を参考に、ご自宅のカビ対策を進めてみてください。

 

5.防カビ剤使用時の注意ポイント

防カビ剤を正しく使用することは、より高い効果が期待できます。
そのため、防カビ剤を使用する際は以下の3つに注意しましょう。

防カビ剤使用時の注意ポイント


  • 防カビ期間を把握し、定期的に防カビ剤を使用する
  • 燻煙タイプは窓を閉めて使用する
  • それぞれの場所に適した防カビ剤を使用する

 

5-1.防カビ期間を把握し、定期的に防カビ剤を使用する

防カビ剤の効果を持続させるためには、その有効期間を把握し、定期的に防カビ剤を使用することが重要です。

例えば、浴室用の防カビ剤(燻煙タイプ)は約2か月に1度、エアコン用の貼るタイプの防カビ剤は6週間に1度、新しく交換する必要があります。

このように、それぞれの製品によってカビを防止してくれる期間がバラバラなため、しっかり期間を把握し、防カビ剤を継続して使用することが防カビにおいて重要です。

そのため、うっかり有効期間が過ぎてそのまま放置なんてことにならないよう、カレンダーや手帳に小さくメモなどして、途切れさせずに防カビ剤を使用しましょう。

 

5-2.燻煙タイプは窓を閉めて使用する

燻煙タイプの防カビ剤を使用する際は、必ず窓を閉めて使用しましょう。
こうすることで、発生した煙が室内の隅々まで行き渡り、最大限の防カビ効果を発揮させることができます。

通常、カビ掃除を考えると「窓を開けて空気を入れ替える」が基本となりますが、燻煙タイプの防カビ剤を使用する場合はその逆の対応が求められます。
ただし、煙の放出が完了し、一定時間が経過した後は、室内の空気を新鮮なものに入れ替えるために30分以上の換気を行うことが推奨されます。

そのため、使用する前には必ず製品の指示書を読み、正しい使用方法を確認しましょう。

 

5-3.それぞれの場所に適した防カビ剤を使用する

各場所に最適な防カビ剤を選択することが、カビ対策の効果を高めます。

例えば「水回りに適した防カビ剤」には、水回りに発生しやすいピンクのカビや黒カビをターゲットにした効能があり、一方「クローゼットや収納に適した防カビ剤」には、周りの衣類を傷めないよう配慮した効能が期待できます。

そのため、防カビ剤を使用する前は、それぞれの用法をよく読んで正しく使用するようにしましょう。

 

6.より効果的なカビ防止をしたい場合はご相談ください

この記事では、自分で行うことができる防カビ対策やお勧めの商品をご紹介しましたが、それでもカビが繰り返し発生する場合、カビがより深い部分に入り込んでしまっている可能性があります。
自分だけの力で対処するのが難しい状況では、カビがさらに広がり、対応が難しくなる恐れもあります。

そのような状況になったら、カビ取り業者に相談するのが最適です。
カビの専門家のハーツクリーンでは、カビ除去と合わせて、徹底したカビ防止のサービスも提供しています。

ハーツクリーンには以下3つの強みがあるので、安心してカビ防止の作業をお任せください。

ハーツクリーンの強み


  • 独自開発のカビ防止剤で再発率を抑えられます
  • 充実したアフターフォローでカビ防止に一緒に取り組みます
  • カビの専門知識を備えたスタッフが対応します

 

6-1.独自開発のカビ防止剤で再発率を抑えられます

当社では独自に開発したカビ防止剤で、カビの再発率を抑えることが可能です。
当社では、光触媒・銅イオン・銀イオンを使用したオリジナル薬剤「クリーンプロテクション®-NFE2」を開発し、特許を取得しています。

この商品は、次の効果を提供しています。

  • 防カビ効果
  • 抗菌効果
  • 抗ウィルス

さらに、人体に安全な成分を使用しているため、どなたでも安心してご使用いただけます。
この薬剤の使用により、5年間の再発率は5%未満に抑えられるという結果が得られており、長年にわたるカビの問題に対する有効な解決策となります。

 

6-2.充実したアフターフォローでカビ防止に一緒に取り組みます

ハーツクリーンでは充実したアフターフォローを実施しています。

一旦カビ取り作業を終えて安心しても、今後どのようにカビのない状態を保っていけばいいのか、お客様にとっては不安の日々でしょう。
そのような不安を解決するために、当社ではカビ防止に向けた独自マニュアルを作成し、お客様にご提供しています。
また、カビ取り後のご相談がありましたら、アドバイスさせていただいております。

さらに、当社で防カビコーティングをご依頼いただいたお客さまに向けては、6か月間の保証期間を設けています。
この期間、カビについてのご不安がありましたら、いつでもご連絡ください。

 

6-3.カビの専門知識を備えたスタッフが対応します

ハーツクリーンでは、カビの専門的な知識を持つスタッフがお客様のお悩みに対応いたします。

当社スタッフは、日々勉強会や学会、研修会に参加し、カビついての研究論文や建物についての知識を高めています。
このような取り組みを通じて、お客様へのサービス品質を向上させています。

さらに、以下のような専門資格を持つスタッフが在籍しております。

保有資格

  • 一級建築施工管理技士
  • 二級建築士
  • マンション管理士
  • 管理業務主任者
  • 危険物取扱者
  • 技術士補(建設部門)
  • 消防設備士
  • 宅地建物取引士 など

これらの資格を持つスタッフが、カビと建築物に関するプロフェッショナルとして、お客様のさまざまなカビに関する問題に対応します。
カビにお困りの方は是非一度ハーツクリーンまでご相談ください。

 

7.まとめ

この記事では、カビ防止対策における「場所ごとに適した防カビ剤」に焦点を当てて紹介してまいりました。
防カビ剤には主に3つのタイプがあります。

  • スプレータイプ
  • 燻煙タイプ
  • 置き型タイプ

それぞれメリット・デメリットがあるので、それぞれの場所で適した防カビ剤を使用する必要があります。
以下が、場所ごとのおススメの防カビ剤のタイプの一覧です。

カビが発生する場所 お勧めの防カビ剤
お風呂 ⇒燻煙タイプ
エアコン ⇒スプレータイプ
窓ガラス ⇒スプレータイプ
キッチン ⇒スプレータイプ
洗面所 ⇒スプレータイプ
クローゼット・押し入れ ⇒置き型タイプ

防カビ剤の効果を最大限に発揮するためには、放置時間や使用方法を正確に守る必要があります。
そのため、使用する前には必ず製品の指示書を確認し、正しい使用方法を心がけてください。

この記事が、皆さまのカビ対策に役立ち、より快適な生活空間の維持に貢献できれば幸いです。