事例の概要
兵庫県神戸市の大学構内の、約1年前に対策を施したもののカビが再発した会議室に対し、室内全体と備品・空調を含めた一括施工と管理方法の提案を行い、室内環境のリセットと適切な運用方針の明確化を実現した事例です。
課題
- 約1年前にカビ対策を実施した会議室で、室内全体に再びカビが発生した
- 使用頻度が低く閉め切られた室内で、湿気や空気の滞留が続いていた
- 表面的な清掃だけでは根本的な解決に至らない、管理上の難しさがあった
成果
- 室内89㎡と家具・空調を一括施工し、室内環境を一度にリセットした
- 空調や什器まで含めて施工し、カビの再汚染や拡散の経路に対応した
- 温湿度目安や清掃手順を提示し、再発を防ぐ運用方針を明確にした
抱えていた課題/依頼の背景

学校法人様(以下、同社)が管理する構内建物1階の会議室にて、カビが再び発生するという問題が生じていました。約1年前にも室内全体にカビが発生し、その際には空調や家具の洗浄、天井の張り替えを行っていたそうです。しかし、普段は人の出入りが少なく閉め切られた状態が続いたことで、約1年後に再び室内全体へカビが広がってしまいました。
同社のご担当者様は、換気不足や高湿度、使用頻度の低さが再発の原因であるとお考えでした。一度対策を講じたにもかかわらず同じ状況に戻ったことから、部分的な清掃では根本的な解決にならないという認識をお持ちで、使い方の改善まで含めた対応が必要だと判断されました。こうした経緯から、弊社へ現地確認と施工のご相談をいただきました。
今回案件のポイント
本件における最大のポイントは、カビが再発した案件であることを前提に、処置の対象を部屋全体へと拡大させた点にあります。見えている部分のみを清掃しても、室内全体に原因が残っていれば、再び同じ状態に陥る懸念が存在しました。
そこで、天井・壁・床の89㎡に加えて、カビが確認されたソファーや机などの備品、さらに胞子を拡散させる恐れのあるエアコン4口と空調機まで、施工対象に含めました。工程内に乾燥の時間を挟むことで、防カビ処理の効果をしっかり発揮させる手順も整えています。
また、施工後の環境維持には運用面の改善が不可欠であったため、温湿度の管理目安や空気循環の促進、湿気を吸いやすい物品の削減といった管理方法も、あわせてご提案いたしました。
依頼から施工完了までの流れ

ご依頼をいただいてから施工完了までの主な流れは、以下のとおりです。
- 現地確認と範囲の決定
室内や家具の状態を確認し、見えているカビにとどまらず、天井・壁・床、家具・什器、エアコン・空調機を対象とする施工範囲を決定しました。 - 天井・壁・床の除菌
89㎡の室内面を対象に、除菌作業を実施しました。 - 家具・什器の除菌
ソファーや机、椅子、キャビネットなどの備品に対し、個別に拭き取りによる除菌作業を施しました。 - 乾燥工程の設置
除菌処理後、十分に乾燥させるための時間を設けました。 - エアコン・空調機の清掃
カビの胞子を拡散させる経路となる、エアコン4口および空調機の内部清掃を行いました。 - 防カビ施工の実施
天井・壁・床の各面に対して、防カビ処理を施しました。 - 作業報告書の提出と管理策の提示
施工前後の写真を含めた報告書を提出し、あわせて適切な温湿度管理や空気の循環といった、再発防止策をご提案しました。
得られた結果
室内89㎡の面をはじめ、家具や空調機器を一度にまとめて処置し、室内環境全体のリセットを完了させました。汚れやカビが付着していた備品も同時に対応したことで、建物側のみの処置では残り得た再汚染の経路を遮断しています。
エアコンおよび空調機の清掃により、カビの胞子が室内に拡散するリスクも低減させました。
また、施工前後の状態を記録した写真をまとめた資料を作成し、学内での情報共有や記録に活用できる体制を整えました。温湿度の目安や空気循環といった具体的な管理方法の提示により、使用頻度の低い室内における管理方針も明確になっています。
▼施工前後の比較(Before / After)
施工前後の変化が分かるよう、Before / Afterの写真をご覧ください。

今回案件で発揮できたハーツリッチの強み
1:室内と設備を一括で処理し、カビの再拡散を防ぐ施工体制
一度対策を行った部屋でカビが再発したため、見えている場所だけの清掃では、再び同じ状態に戻ってしまうという懸念がありました。
弊社では、天井・壁・床の89㎡だけでなく、ソファーなどの備品やエアコン4口・空調機まで、一度にまとめて施工する体制を構築いたしました。建物の面と設備を分けて手配する手間を省き、室内全体を一度の手順で処理しています。
カビの胞子が拡散する経路をまとめて遮断できたことで、ご担当者様にも根本的な環境リセットへの強い安心感を持っていただけました。
2:乾燥工程を挟む確実な施工手順で、効果を高める技術力
単に除カビ剤を散布するだけでは、成分の定着や防カビ効果が十分に得られないのではないか、という不安が存在しました。
弊社では、除菌作業を行った後に必ず十分な乾燥時間を挟み、そのうえで防カビ施工を行う5つの工程を順に実施いたしました。水拭きと乾燥を徹底する手順を踏むことで、施工の精度を確実なものに高めています。
丁寧な工程を経る姿勢をお見せした結果、施工内容に対する確かな信頼をお寄せいただくことができました。
3:施工後の運用面まで考慮した、再発防止策の提示
使用頻度が低く閉め切られがちな空間のため、施工を終えても、再びカビが発生する環境に戻るのではないかという懸念がありました。
弊社では、施工前後の写真付き報告書を作成するとともに、温湿度の管理目安や空気循環の促進といった、具体的な運用改善策をご提示いたしました。
今後の管理方針が明確になったことで、日常的な維持管理に対するご担当者様の不安解消につながりました。
代表 穂苅からのコメント
再発が起きている現場では、見えている部分だけでなく、空間全体を視野に入れた対応が欠かせません。室内・備品・空調をあわせて処置し、適切な運用方法をご提示できたことが解決に結びつきました。ご担当者様の不安を解消し、安心できる環境を取り戻すお手伝いができ、大変嬉しく思っております。
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再発が起きている現場では、見えている部分だけでなく、空間全体を視野に入れた対応が欠かせません。室内・備品・空調をあわせて処置し、適切な運用方法をご提示できたことが解決に結びつきました。ご担当者様の不安を解消し、安心できる環境を取り戻すお手伝いができ、大変嬉しく思っております。