カビ取りの専門業者が教える梅雨時期に生えるひどいカビの対策方法

日本は年間を通じて湿度の高い風土ですが、特に”梅雨時期”になると湿度が上がりカビが生えやすい時期になります。カビが生えやすい家は梅雨時期に油断すると、あっという間に部屋一面カビだらけということも。

そこで、この記事では、梅雨時期のカビ対策や実例などをカビ取りのプロの視点からお伝えいたします。

代表 穂刈
年間を通して、もっともカビのお悩み・お問い合わせが多い時期が6~8月です。他の時期と比べて倍くらいのお問い合わせがあります。特に梅雨時期や梅雨以降にカビが発生して、お問い合わせ頂くケースが多いです。
目次

①なぜ梅雨時期にカビが発生しやすいの?

カビは、気温25℃・湿度60%以上になると急速に増えていきます。気象庁の2016年の東京でのデータを見ると、5月~9月にカビがもっとも増殖する時期となっています。特に梅雨時期は湿度が70%を超えるため、よりカビが増殖していきます

気象庁ホームページより参照

つまり簡単に言うと梅雨時期はカビの増殖条件である

  • 湿度
  • 温度
  • 栄養素
  • 水分

が、どれも非常に揃いやすい環境にあるからです。しかし、季節を変えるわけにはいきません。高温多湿で四季のある日本に住む我々はカビの性質をよく知り梅雨時期でもカビを生やさないために湿度管理・環境管理をすることだ大切なのです。

②梅雨時期に室内の湿度を管理する方法

梅雨時期はとにかく湿度が高くなります。雨が続けば洗濯物を部屋干しせざるを得ないこともあります。湿度が高いところに、さらに湿度が高くなると、よりカビが増殖してしまい、せっかく洗濯したお洋服もカビの臭いがついてしまったりします。電気代は余分にかかりますが梅雨時期は

  • エアコンをドライに設定する
  • 除湿機を常につけておいてく
  • ホコリが溜まらないようにこまめに掃除をする

ことなどに気を付けてください。

お仕事等で日中家にいない方は、エアコンの方がお勧めです。除湿器の場合除湿後水がタンクにたまり、タンクが満タンになると自動的に停止してしまいます。しかしエアコンは排水を外にしてくれるため、一日中稼働することが出来ます。

③梅雨時期にカビが発生してしまったら

とにかく小さいうちに除去するしかありません。この時期は数週間で増殖を繰り返す時期です。特に天井付近にカビが発生してしまった場合は、部屋中にカビの胞子が飛び散る速度が速くなってしまいます。空気中にカビの胞子が大量に飛び散っていると、その大量のカビを吸って生活しているということです。健康被害を受けるリスクが高まってしまいます。

代表 穂刈
こちらの動画は、LIONで行われたカビの実験です↓↓。梅雨時期は特に天井のカビに注意して拡大しないように発見したら、小さいうちにすぐ除去するようにしましょう。

この実験からも分かるように、カビの大量発生を防ぐためにはカビの規模が小さいうちから対策し、特に天井部分のカビを優先的に除去することがポイントです。

部屋の四隅のカビにも注意!

過去に部屋の四隅にあるカビを放っておいたら、1週間で家中にカビが回ってしまったと相談を受けたことがありました。

最初はほんの一部屋の一部分のカビが、たった1週間放置してしまったせいで、結果的に家全体の除菌で何十万円もの費用がかかることになってしまいました。健康被害や金銭的な負担を考慮しても発見したら放置せずとにかく早めの対処をお勧めします。

代表 穂刈
特に、梅雨時期のカビはあっという間に広がりやすいので放置はせず、すぐに除去して、被害が広がる前に対策しましょう。

④梅雨時期でもカビにくい家とは?!

梅雨の時期に限らず言えることですが、高層階の家はカビにくいです。

これまで2000例以上のカビ相談を受けてきましたが、地下~3階が全体の8割以上を占めています。10階以上に関しては全体の5%に満たない数です。その理由としては

  • 高層階は通風がしっかりと確保できる
  • 土地の影響を受けにくい

ことが考えられます。

※10階以上の場合でも、過度に加湿器を使用したり、殆ど換気をしない場合はカビが発生するケースもありますので、どんな家でもその家に合ったカビ対策は必要になります。

古い家はカビにくい?!

また、古い家など気密性の低い家はカビにくいです。よくマンションにお住まいの方で、二重窓に大規模修繕工事の際に変更したとたんにカビが発生したと相談受けることが多くあります。

気密性が高いと、室内は暖かく湿度が高くなりやすいため、その結果カビが急速に増殖してしまいます。

代表 穂刈
気密性の高い家は、暖房も効きやすく省エネにも繋がりますが、一方通気性が悪くカビやすいというデメリットもあります。

⑤梅雨時期のカビに悩んでいた方の実例

ケース1「梅雨時期のカビ臭さで相談したAさん宅」

では、実際に梅雨時期に発生するカビで頂く悩みとどのような悩みなのか紹介させていただきます。

関東在住のAさんから、”カビの臭いが酷くて夜も寝られない”とのご相談がありました。

梅雨の時期に多い悩みがカビの臭いです。それは、カビが成長する段階でカビの毒とカビの臭いを出すことが原因になります。

特にこの時期は、カビが急成長する時期になるため、他の時期よりも多くのカビ臭を出しています。

対応策「部屋ごとカビ除菌でカビ臭対策」

カビは無色透明の為、対策するにしてもどこに隠れているか分かりません。そのため検査では落下菌検査という方法を使い、空気中のカビがどのような菌なのか、壁に付着している菌数はどの程度なのかによって、調査をしながら作業範囲を決めていきます。

カビが標準よりも多い場合は、その部屋を丸ごと除菌・防カビすることでカビ臭を改善することが出来ます。

カビは無色透明で見えないので、カビ臭さがした時点でお部屋を全体的にカビ取りした方が良いケースも多くあります。

では、次に大量発生したカビによって健康被害に遭った方のケースをご紹介します。

ケース2「過敏性肺炎で体調を崩されたBさん宅」

過敏性肺炎は、夏型過敏性肺炎といわれ夏になるケースが多いです。秋冬は何ともないのに暖かくなると息苦しくなり体調を崩される方もいらっしゃいます。

過敏性肺炎はトリコスポロンが原因となるケースが多く、どこに生えているのかわからないことが多く、医者からは引っ越しを薦められるケースもあります。

対応策「衣類から部屋全体のカビ除去」

家全体のカビ取りとトリコスポロンなど過敏性肺炎に関係するカビに効く防カビをする必要があります。また、洋服や小物、畳などにカビがいることもあるため、細かい箇所のカビ取りまで必要となります。

代表 穂刈
健康被害が出た後は、部屋だけでなく衣類や小物なども全てカビ取りすることをおススメします。弊社ではガス滅菌という手法を用いて、小物でも簡単にカビ取りを出来るシステムも導入しております。

ケース3「北側のカビが酷いCさん宅」

マンションや戸建て住宅でのカビの悩みは、9割が北側のお部屋のカビになります。家じゅうにカビが発生した場合も漏水など特殊な場合を除いて北側のカビが原因のケースが非常に多いです。

対応策「重点的に除菌と換気」

北側の部屋はカビが生える場所と認識し、北側の部屋は重点的に除湿や送風をかけて頂き、月1度でもいいのでアルコールでカビが生えそうな個所を除菌しておくことをお勧めします。

代表 穂刈
特に梅雨時期は除湿機を設置する、サーキュレーターなどを設置し空気の巡りをよくするなど、重点的に対策しましょう。

⑥梅雨時期のカビを放置する危険性

梅雨時期はとにかくカビが元気でカビ毒を大量に出しているため、体への影響を受けやすいです。元気な時は、それほど影響は大きくないですが

  • 風邪を引いて免疫力が低い時
  • 乳幼児
  • 高齢者

などには、影響が出やすいです。

また、5月~10月梅雨時期は、気温も高くカビが多く発生する時期です。そのためこの時期は早急に対応することが肝心です。

これまでのお客様で、北側のお部屋の珪藻土の四隅に少量のカビがあり、1か月程様子を見ていたら急に酷くなり、増殖し始めてから1週間で家じゅうにカビが広がってしまったと相談がありました。

上棟式を終えた新築の工事現場で、梅雨時期に都合により工事を止めていて、1か月後に工事を再開したら、家全体にカビが付着していたケースもありました。

代表 穂刈
梅雨の時期は、とにかくカビが拡大する時期です。早めの対策が最も大切です。

まとめ「自分で除去が難しい場合には早めに専門業者に依頼を」

とにかく早めに専門業者に連絡することが重要です。特にこの時期はカビ対策を専門にしている会社は年間で一番忙しい時期に入ります。現地調査の予約も取りにくくなる為、カビに気づいたら早めに見てもらうことをお勧めします。

梅雨時期のカビは、数日間の放置でもあっという間に広がり大きな被害に及ぶ可能性もあります。

  • 部屋の四隅の少しのカビ
  • カビ臭さ
  • 北側の部屋のカビ

など、異変に少しでも気づいたら、大きな工事が必要になる前に早めにご相談ください。