更衣室・ロッカールームにカビは生えやすい!?その理由とカビ対策を解説

「会社の更衣室がいつもどんよりしていて、壁の隅にカビが生えている…」
「スポーツジムで働いているけど、ロッカールームにカビが生えていると利用者からクレームが入って困っている」

更衣室やロッカールームは、周りから見られないように窓がない密室になっている場所も多くあります。
そのため、湿気がこもりやすく、換気が不十分な状態になりやすいでしょう。

また、更衣室やロッカールームには汗を吸った服やタオルが放置され、湿気が増すこともあります。
このような環境は、カビの成長にとって理想的な条件を提供してしまいます。

カビが生えた更衣室のままだと、不衛生な印象を与えて評判を落としたり、利用者の健康が脅かされる恐れがあるため、カビを見つけたら早急に対処することが重要です。

この記事では、カビが生えやすい更衣室の特徴と効果的なカビ対策について詳しく解説していきます。
特に、会社を経営されている方や、更衣室のある施設を運営している方は、この記事を参考にして、清潔で快適な更衣室を目指してください。

1.更衣室にカビが生えるとどんな問題が発生する?

カビは見た目が悪かったり、嫌な臭いが発生したりして、不快な気分になるでしょう。

そしてそれを放置し続けると、いくつかの被害が発生する恐れがあります。

 

1-1.利用している人の健康悪化

空気中に浮遊しているカビの胞子を吸い込むことで、体に悪影響を及ぼす恐れがあります。

例えば、カビの胞子を吸い込むことにより、アレルギー反応や喘息の発作を引き起こす可能性があります。
特に、呼吸器系が敏感な人や免疫系に問題を抱える人は、カビの胞子によって健康状態が悪化するリスクが高まります。

また、カビに直接触れたり、カビの胞子が目に入った場合に、かゆみや発疹、赤みなどの症状が現れることもあるでしょう。

これらの健康上の問題は、子供や高齢者、免疫力が低下している人にとってはより深刻です。
そのため、更衣室やロッカールームなど、人々が日常的に利用する空間において、カビの発生を未然に防ぐことが重要となります。

 

1-2.拡散のリスクや物質の損傷

カビは時間経過とともに繁殖していくため、放置しているとどんどん悪化していくでしょう。
そうなってしまうと、最初は狭い範囲だったカビが、より広範囲に拡散し、更に深刻な問題を引き起こす可能性があります。

カビの胞子は空気中を漂い、建物内の他の部分へと簡単に移動することができます。
これにより、更衣室だけでなく、廊下や別の部屋など、他のエリアにもカビが広がってしまうかもしれません。

また、カビが拡散すると、それに伴う物質の損傷も発生します。
カビは壁紙、床材、家具、絨毯などの多くの建築材料や装飾品を侵食します。

カビは美観の低下させるだけでなく、構造的な損傷や修理・交換に伴う高額な費用が発生する可能性があるため、早めの対処が大事なのです。

 

1-3.施設の更衣室ならクレームや売上の減少

プールなどのスポーツ施設やスポーツジムなどには、着替えをしたり、荷物を置いたりするために更衣室やロッカールームを設けているところがほとんどです。
そしてそのような更衣室にカビが生えてしまうと、不衛生な印象を与えて、クレームが発生したり、売上が減少に繋がる恐れがあります。

その理由としては、利用者が快適さや安全に対して懸念を抱くからです。

更衣室にカビがあると、施設の清潔さや管理の良し悪しについて疑問が生じ、その施設の利用を避けるようになる可能性が高くなります。
さらに、カビの問題がSNSや口コミを通じて広まることで、施設の評判に悪影響を与え、新規利用者の獲得が難しくなるでしょう。

施設側としては、清潔な環境を維持し、利用者の満足度を高めることが重要です。

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1-4.会社の更衣室なら労災発生の恐れ

会社の更衣室にカビが発生し、それによって社員の健康被害が発生した場合は労災に繋がる恐れがあります。

「カビで労災なんて大げさ」と感じるかもしれませんが、職場環境が原因で健康が脅かされたと見なされた場合、労働安全衛生法に基づく労災認定の対象となる可能性があるのです。
もしそうなってしまうと、治療費の支払いや休業補償などの労災保険の適用を受けることになるかもしれません。

さらに、企業には職場の安全性と衛生的な環境を提供する法的義務があり、カビ問題の放置はこれに反する行為となり得ます。
そのため、会社側としては、更衣室の清潔さを維持し、カビの発生を防止するための適切な措置を講じることが重要です。

社員の健康と安全を守ることは、潜在的な法的リスクや財務的な負担から企業を守るためにも不可欠なのです。

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2.なぜ更衣室にカビが発生してしまうのか

そもそも何故更衣室にカビが発生してしまうのでしょうか。
まずカビが発生している場所には以下の条件が揃っている必要があります。

  • 水分・高湿度
  • 暖かい温度
  • 豊富な栄養源
  • 酸素

そして更衣室にはこの4つの条件が全て揃いやすいのです。
ここではその詳しい理由について解説します。

 

2-1.窓がなく日光に当たらない

更衣室は着替えをする場所なので、窓がなかったり、あっても小さい窓だったりすることもよくあります。

そのような場所は日光が当たることがほとんどないため、更衣室内は常に暗く湿った環境になりやすいです。
そうすると湿気が溜まり、カビの成長に不可欠な水分が豊富にある状態になってしまいます。

また、カビは紫外線に弱い特性を持っています。

日光に含まれる紫外線は、自然の殺菌として機能し、カビの成長を抑制する効果があります。
しかし、日光が届かない場所では、この自然の防御機能が働かず、カビが繁殖しやすい状況が生まれます。

その結果、カビの胞子が増加し、目に見えるカビにまで成長してしまうのです。

 

2-2.換気が十分でないことがある

窓がない更衣室だと、窓を開けて換気するということができません。
そうなると、換気が不十分になり、空気が滞留したり、室内に湿気がこもったりしてしまいます。

湿度が高い環境はカビの成長に適しており、特にカビの胞子が空気中に存在する場合、これらが壁、床、ロッカーなどの表面に付着しやすくなります。
さらに換気不足は、カビの胞子や他の空気中の汚染物質の濃度を増加させることにもつながるでしょう。

効果的な換気システムが設置されていれば良いのですが、そうでない場合は空気が循環せずにカビの胞子や淀んだ空気に満ちている空間になりやすいのです。

 

2-3.環境によっては高湿度になりやすい

更衣室は密室なので湿気が溜まりやすい傾向にありますが、プールの更衣室など濡れやすい場所だと更にリスクが高くなります。
利用者が水着や濡れたタオルを持ち込み、これが室内の湿度を著しく高める原因となるでしょう。

カビは高湿度の環境を好むため、このような場所ではカビの拡散する速度も速くなります。
少しカビを放置しただけで一気に更衣室全体に広がってしまう恐れもあるため、特に注意が必要です。

 

2-4.カビの栄養源が豊富になりやすい

たくさんの人が出入りしたり、汚れが持ち込まれやすい更衣室の場合、カビが成長するために必要な栄養源である有機物が豊富になりやすいです。
皮膚からの皮脂や汗、衣類からの繊維片、食べかすや飲みこぼし、そしてダストや埃など、様々なものがカビの栄養源になってしまうでしょう。

これらの有機物は、特に多くの人が利用するジムやスポーツ施設の更衣室で、日々大量に蓄積されてしまいます。
カビは有機物を分解してエネルギーを得ることができるため、これらの物質が豊富に存在する環境はカビにとって生育しやすい場所なのです。

 

3.更衣室のカビを防ぐための対策とは

カビが発生している更衣室はデメリットだらけなので、なんとかしてカビを防ぎたいと思うでしょう。

カビを防ぐためには、「水分・湿度」「温度」「栄養源」「酸素」の4つの条件が揃わないようにすることが大切です。

これから紹介する方法を実践することで、その条件を揃いにくくすることが可能です。

 

3-1.徹底的に湿度管理する

密室である更衣室は湿度が高くなりやすいため、しっかりと湿度管理を行いましょう。

カビは湿度60%を超えると繁殖しやすくなります。
そのため、湿度を適切なレベル(理想的には40~60%)に保つように心がけましょう。
湿度管理の方法としては、除湿機やエアコンの除湿機能を活用するのがいいでしょう。

 

3-2.換気して空気を循環させる

カビは空気が滞留している場所に発生しやすいため、換気して空気を循環させましょう。

窓がある更衣室なら、こまめに窓やドアを開けて換気してください。
窓がない更衣室の場合は、換気設備の利用が重要になってきます。
換気扇やエアコンの使用は、室内の空気を新鮮な外の空気と交換し、湿気やカビの胞子を効果的に除去するのに役立ちます。

また、扇風機やサーキュレーターを使用し、空気の流れを作ることもカビ対策になります。

 

3-3.定期的に清掃する

カビは栄養源が豊富な場所に発生しやすいため、定期的に清掃することはとても大事です。
床や壁、隅の部分や隠れた場所は、カビの胞子や埃が蓄積しやすいため、特に注意して清掃する必要があります。

また、ロッカーや棚などの収納スペースも定期的に拭き掃除を行ってください。
その時に整理整頓もして通気性を良くしましょう。

 

3-4.汚れたものや濡れたものを置きっぱなしにしない

スポーツ施設などの更衣室は濡れたタオルや衣類などが持ち込まれることが多い場所です。
これらの湿った物はカビの成長に最適な環境を提供するため、これらを更衣室内に放置しないようにすることが大切です。

利用者に注意を呼び掛けたり、定期的な見回りをしたりして、長時間の放置されるようなことはできるだけ避けるようにしてください。

 

3-5.防カビコーティングする

カビが発生しやすい場所では、注意して対策をしていても完全にカビを防ぐことができないケースがあります。
そういう時におススメなのが防カビコーティングです。

更衣室全体に防カビコーティングをしておけば、カビの胞子が付着するのを防ぎ、付着したとしてもそこからカビが繁殖することを抑制してくれます。

また、ハーツクリーンで行っている防カビコーティングは、ホルムアルデヒド等を分解する効果や抗ウイルスの効果もあるため、カビ対策だけでなくシックハウス症候群の予防にもなります。

更衣室にカビが生えることは、使用者の健康に影響を及ぼすだけでなく、施設の評判を落とす原因にもなりますし、カビ取りやリフォームに高額な費用が発生する恐れがあります。
それを避けるためにも、予防策として防カビコーティングを検討してみてください。

■関連記事■カビ対策について5000件のカビ取りを行ったプロが徹底解説

 

4.更衣室にカビが発生した際の自力での対処方法

カビは時間経過とともに繁殖が進むため、カビを見つけたらすぐに除去するようにしてください。

ここでは消毒用エタノールを使用した方法と、プロレベルのカビ取り剤を使用した方法を紹介します。

 

4-1.軽度なら消毒用エタノールで除去する

カビ取りと言えばカビキラーやカビハイターなどの塩素系カビ取り剤を思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし、塩素系カビ取り剤は毒性の強い成分が含まれています。

水で洗い流せない場所で使用すると、その成分が残って素材を傷めたりする恐れがあります。
洗面台など水回りのカビ取りなら良いのですが、壁や床などのカビ取りだと素材によっては使用できません。

そのためここでは消毒用エタノールを使用したカビ取り方法を紹介します。
カビはアルコールに弱いため、軽度であれば消毒用エタノールでカビ取りすることは可能です。

ただし、エタノールに漂白効果はないため、カビの色素を落とすことはできません。
黒カビなどが発生している場合は、4-2.プロレベルのカビ取り剤で除去するで紹介するやり方でカビ取りを行ってください。

 

4-1-1.事前準備

用意するもの


  • スプレータイプの消毒用エタノール
  • 雑巾
  • マスク
  • ゴム手袋

ドーバー パストリーゼ77

出典:ドーバー酒造株式会社



 

健栄製薬 消毒用エタノールIP

出典:amazon



注意事項

  • 換気する
  • 火気の近くで使用しない
  • 目立たない場所で試してから作業する

カビ取り作業中にカビの胞子を吸い込む恐れがあるため、必ず換気をしながら行い、マスクとゴム手袋を身に付けてください。
また、ストーブの側など火気の近くでは使用しないでください。
そして目立たない場所で試して、問題なければカビ取り作業を行うようにしましょう。

 

4-1-2.カビ取り手順

①消毒用エタノールを含ませた雑巾で拭き取る

カビの発生箇所が埃などで汚れている場合は、雑巾に消毒用エタノールを吹きかけ、その雑巾を使って拭いてください。

②消毒用エタノールを吹きかける

カビが発生している箇所やその周辺に消毒用エタノールを吹きかけます。
カビは胞子を飛ばして繁殖するため、目視できるカビから50㎠~1㎡くらいまで吹きかけてください。
浸透するまで10~15分ほど放置します。

③雑巾で消毒用エタノールを拭き取る

乾いていない消毒用エタノールを雑巾で拭き取ってください。
それからしっかり乾燥させて終了です。

 

4-2.プロレベルのカビ取り剤で除去する

カビの色素を落としたい場合やカビの範囲が広い場合は、消毒用エタノールでは除去が難しいのでカビ取り剤を使用する必要があります。

そこでおススメしたいのが、ハーツクリーンが開発したカビ取りマイスターキットです。
カビ取りマイスターキットはカビ取り業者が使用している液剤を誰でも使えるように改良した商品のため、カビの殺菌力が高くなっています。

また、安全性を重視して開発された液剤なので、市販のカビ取り剤のような毒性の強い成分は含まれていません。
そのため壁など水で洗い流せないような場所のカビ取りでも安心してご使用いただけます。

そしてこのキットには防カビ剤も含まれているため、更衣室のようにカビが再発しやすい場所にピッタリです。

 

4-2-1.事前準備

用意するもの


  • カビ取りマイスターのライトキット(除カビ剤・防カビ剤・ハケ・カップ)
  • 雑巾
  • スプレーボトル
  • マスク
  • ゴム手袋
  • ゴーグル
  • 長袖の服(色落ちしても問題ないもの)

作業中はカビの胞子が舞ったり、液剤が飛び散ったりする恐れがあるので、マスク、ゴム手袋、ゴーグル、長袖の服を身に付けてください。

注意事項

  • 換気する
  • 他の液剤と混合しない
  • 目立たない場所で試してから作業する
  • 鉄部に除カビ剤が付着したら拭き取る

カビ取り作業中は換気を行い、他の液剤と混ぜるようなことはしないようにしてください。
液剤には漂白効果があるため、目立たない場所で試して問題なければカビ取り作業を行いましょう。
また、鉄部に除カビ剤が付着すると錆びる可能性があるので、付着したらしっかりと水拭きするようにしてください。

 

4-2-2.カビ取り手順

①雑巾で埃などを除去する

カビ取り前に表面に付着している汚れを硬く絞った雑巾で拭いてください。
それからしっかりと乾燥させます。

②ハケで除カビ剤を塗布してしばらく放置する

カップに除カビを注ぎ入れて、ハケを使って除カビ剤を塗布します。
ハケは下から上に向かって動かし、液剤が垂れてしまった場合は跡が残らないように雑巾で拭き取ってください。
除カビ剤が浸透するまで10~30分ほど放置します。

③雑巾で除カビ剤を拭き取る

硬く絞った雑巾で除カビ剤を拭き取った後、自然乾燥させます。

④防カビ剤を吹きかけて自然乾燥させる

スプレーボトルに防カビ剤を注ぎ入れて、カビ取りした箇所に噴霧してください。
しっかりと乾燥させて終了です。

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5.徹底的にカビ取りするなら業者に依頼する

もしカビが酷くて自力では除去できないと感じた場合は、カビ取り業者などのプロにお任せするのが一番です。

 

5-1.カビ取り業者に依頼するメリット

まず、自力でカビ取りするという事は以下のようなデメリットがあります。

  • 時間と労力がかかる
  • 完全な除去が難しく再発のリスクがある
  • カビを吸い込んだり、カビ取り剤が付着したりするなど健康被害の恐れがある

カビ取りは時間がかかる作業であり、しっかりとした清掃とカビの除去には多くの労力が必要です。

また、家庭用の清掃用品では、根深いカビを完全に除去することが困難であり、表面上はきれいに見えても、カビの胞子が残っている可能性があります。
カビは少しでも残っているとそこから広がる可能性があり、再発リスクが高くなります。

そしてカビ取り作業中はカビの胞子が舞いやすいため、それを吸い込んでしまったり、作業中にカビ取り剤に触れて炎症を起こすなどの危険も伴います。
要するに自力でのカビ取りは非常に労力がかかる難しい作業なのです。

しかし、カビ取り作業をすべて業者に任せれば、そのデメリットをほぼ無くすことができます。

 

専門知識と技術

カビ取り業者は、カビの種類と状況を正確に判断できる専門知識を有しています。
表面上のカビだけでなく、壁の内部や難しい場所に潜むカビまで特定し、最適な除去方法を選択してくれます。

 

高度な機器の使用

業者は専門的な機器や効果的なカビ取り剤を使用し、一般家庭では手に入らない専門的な方法でカビを取り除いてくれます。
これにより、カビの根源を徹底的に除去し、壁の内部や隠れた場所にまで対応することができます。

 

時間の節約

プロに任せることで、自分で行う場合に比べて、時間を大幅に節約できます。
カビ取りは非常に手間のかかる作業であり、特に広範囲にわたる場合や深刻な場合には、膨大な時間と労力が必要になります。
専門業者に依頼することで、これらの時間と労力を節約し、より迅速にカビの問題を解決することができるでしょう。

 

再発防止のアドバイス

カビ取り業者によっては、カビが再発しないようにするための予防策やアドバイスを提供してくれます。
カビは除去したらそれで終わりというわけではありません。
そのため専門家からのアドバイスにより、将来的にカビが発生するリスクを最小限に抑えることができるでしょう。

 

健康リスクの軽減

カビの胞子はアレルギーや呼吸器系の問題を引き起こす可能性があります。
特に免疫力が低下している方やアレルギー体質の方、妊娠中の方はその影響を受けやすいです。
専門業者に依頼することで、これらの健康リスクを回避することができるでしょう。

 

以上のように、カビ取り業者に依頼することで、効率的かつ効果的にカビを除去し、再発を防ぐことが可能です。
もちろん自力でカビ取りするよりも費用が発生するなどのデメリットはありますが、それを超えるほどのメリットがあります。

すでに広範囲にカビが広がっていたり、天井などの除去が難しい場所にカビが発生しているなら、まずは一度カビ取り業者に相談することをおススメします。

 

5-2.カビ取り業者に依頼する場合の基準

自力でカビ取りできるのか、業者に依頼するべきなのか判断に困ることもあると思います。
カビが以下の状況の時は、カビ取り業者に依頼することをおススメします。

  • カビの範囲が1㎡以上ある
  • 複数個所にカビが発生している
  • 天井など目線よりも高い位置にカビが発生している
  • 壁紙がめくれている
  • 壁紙が膨らんでいる
  • カビ取りしたけどすぐに再発した

このどれかに当てはまる場合は、自力でカビ取りしても再発する可能性が高いです。
狭い範囲でカビ取りしやすい位置なら自力で行っても問題ないですが、そうでない場合はできるだけ早くカビ取り業者に相談してください。

そしてカビ取り業者に依頼すると言っても、たくさん業者があって迷うこともあると思います。
その場合は、以下のような業者を選ぶことをおススメします。

  • 施工件数が多く、実績がある
  • カビの知識が豊富である
  • カビ取り後に再発防止のアドバイスをくれる
  • カビ取り剤にこだわっている
  • 防カビに力を入れている
  • 明朗会計である

当てはまる部分が多い業者ほど信頼できる可能性は高いでしょう。

 

そして、ハーツクリーンはこれまでに10000件以上のカビの調査、5000件以上の施工実績があり、病院や官公庁、上場企業など高い技術が求められる現場での実績も豊富です。

また、海外の国立大学と提携してカビ取り剤を自社開発し、液剤の独自性と施工方法が認められ世界初のカビ対策工法として特許取得もしました。
防カビにも力を入れているため、カビの再発率は3年で5%以下と、業界最高レベルの品質を実現しています。

カビのリスクが高い更衣室も、大規模な更衣室も、ハーツクリーンであれば対応可能です。
お見積りや現地調査など無料で行っておりますので、是非一度ご相談ください。

 

6.まとめ

今回は更衣室やロッカールームにカビが発生しやすい理由や対策について解説しました。

カビはジメジメしていて、栄養源が豊富にある場所で繁殖しやすいものです。
そのため、更衣室やロッカールームのような密閉された空間は、これらの条件を満たしやすいため、カビの発生に特に注意が必要です。

まずは以下のようなカビ対策を行い、カビを予防しましょう。

これらの対策を実施することで、カビの成長を抑制し、更衣室をより快適で衛生的な環境に保つことが可能です。

ただし、カビ対策を行ってもカビが生えてしまうことはあります。
カビを見つけてしまった場合、初期なら自力で除去し、範囲が広いならカビ取り業者に相談するようにしましょう。

カビは広がってからだとカビ取り費用やリフォーム費用で高額な請求が発生しやすいため、早めの対処を心がけてください。