【プロ仕様】家具にカビが生えたら？タンス・ソファの除去＆防カビ対策6選

「日当たりの悪い部屋にタンスを置いていたらカビが生えてしまった」
「木製の棚にカビが生えたからカビ取りしたい。市販のカビ取り剤を使ってもいいのだろうか」

ジメジメした部屋に置いていたり、濡れた状態で放置されていたりすると、家具にカビが生えてしまうことがあります。
大型家具は処分するのに苦労しますし、高価なものの場合はカビが生えたからと言って簡単に買い替えることはできません。

しかし家具は木製や布製のものが多く、カビ取り方法を誤ると、家具の素材を傷めたり、色落ちや変色するリスクもあるため、慎重な対応が必要です。

そこでこの記事では、木製や布製の家具のカビ取り方法をプロの視点から解説します。
カビの原因や予防策も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

1.プロが教える！家具のカビ取り方法

家具にカビが生えているのを見つけても、「忙しいからまた時間がある時に…」と放置する方がいます。
しかし、時間が経つとカビはどんどん広がり、除去がより難しくなるため、すぐに対処することが重要です。

ここでは、木製家具と布製家具のカビ取り方法を紹介します。
初期段階のカビであれば自力での除去も可能なので、是非試してみてください。

カビ取りといえば、カビキラーやカビハイターなどの塩素系のカビ取り剤を思い浮かべる方も多いと思います。
しかし、塩素系のカビ取り剤は木材を傷めるため、木製家具には適していません。

木材は弱酸性なので、塩素系カビ取り剤（強アルカリ性）を使用すると、木材の変色や劣化を引き起こす恐れがあります。
また、カビ取り剤には毒性の強い水酸化ナトリウムという成分も含まれているため、水で洗い流せない場所で使用するとその成分が残って体に悪影響を与える危険もあります。

そのため、身近にあるもので木製家具のカビ取りしたいなら、消毒用エタノールを使用するようにしてください。
エタノールは中性なので、木材を傷めずにカビを除菌することが可能です。

ただし、エタノールが家具の塗装を溶かす可能性もあるため、必ず目立たない部分でテストしてから使用するようにしてください。

用意するもの

カビを吸い込んだり、手が荒れたりするのを防ぐために、作業する時はマスクとゴム手袋を身に付けてください。

出典：Amazon

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注意事項

カビ取り作業中はカビの胞子が舞いやすいため、換気しながら行ってください。
エタノールで塗装を溶かしてしまう恐れがあるため、目立たないところで試してから作業するようにしましょう。

スプレータイプではない消毒用エタノールをお持ちの場合は、スプレーボトルに注ぎ入れてください。
雑巾に消毒用エタノールを吹きかけて、その雑巾で家具に付着している埃などを取り除きましょう。

消毒用エタノールを吹きかけてください。
カビが発生している部分だけでなく、その周辺にも吹きかけるようにしましょう。

濡れたままだとカビが再発しやすくなるので、しっかりと消毒用エタノールを乾かしてください。
収納家具の場合は、完全に乾いたのを確認してから収納している物を戻すようにしましょう。