湿度管理と換気を徹底することが重要です。まず、物件内の湿度を適切に保つために、湿度計を設置して定期的にチェックします。湿度が高い場合は除湿機を使用して湿気を取り除きます。また、定期的に窓を開けて空気の流れを良くし、換気を行うことがカビ予防に効果的です。特に、梅雨時や冬季には意識的に換気を行うようにしましょう。さらに、結露を防ぐために断熱材を使用することや、結露防止シートを窓に貼ることも有効です。また、水回りや湿気の溜まりやすい場所は特に注意が必要です。これらの場所には防カビ剤を使用し、定期的に清掃を行ってカビの発生を防ぎます。これらの対策を講じることで、住居物件でのカビの成長を効果的に防ぐことができます。
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執筆者穂苅 英樹
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長野県出身。大学院修了後、東証プライム上場の総合建設会社にて再開発施設・マンション開発に携わり、建築・不動産分野での実務経験を積んだ後、2014年にハーツリッチ株式会社を設立。 現在は、建築・住環境におけるカビ問題を専門とし、住宅、医療施設、商業施設、宿泊施設、公共施設など、幅広い建物を対象に、カビの相談・調査・対策に携わっている。これまでに累計5,000件以上の現場経験を有し、原因の推定、対策提案、除カビ・防カビ、再発防止策の構築までを一貫して手がけてきた。 2020年より日本建築防黴協会 専務理事を務め、建築実務とカビ対策の双方を理解する専門家として、現場対応に加え、教育・啓発活動にも力を入れている。日本テレビ「ZIP!」、TBSテレビ「ひるおび」をはじめとするテレビ出演や、雑誌・各種メディアの取材を通じて、カビがもたらす室内環境リスクや建物被害、正しいカビ対策に関する情報発信を行っている。 現在は慶應義塾大学大学院において、建築物におけるカビリスク予測システムの研究に取り組んでいる。5,000件を超える現場経験に基づく実務知見と、学術的なアプローチを組み合わせ、カビ問題を単なる清掃や施工の課題にとどめず、建築・住環境に関わる社会課題として捉え、予防・可視化・再発防止の仕組みづくりに挑んでいる。
