【永久保存版】靴・パンプスのカビ取り方法と対策をカビのプロが解説【スニーカー・革靴・スエード】
「雨で濡れた靴を乾かさずに靴箱に入れたせいで、靴にカビが生えてしまった」
「久しぶりに革靴を履こうとしたらカビが生えていた。どうやってカビ取りすればいいんだろう」
閉め切っていることが多い靴箱は、湿気がこもりやすい場所の一つです。
そのため靴箱に保管している靴にカビが生えたという経験をした方も少なくないでしょう。
靴に使用されている素材は、本革、合皮、スエード、帆布(キャンバス)など様々な種類があり、生地によってカビ取り方法も異なってきます。
もし間違った方法でカビ取りを行うと、靴を傷めてしまい、二度と履けなくなってしまう恐れがあるため、注意が必要です。
さらに、カビは見た目だけでなく健康被害をもたらす危険もあります。
例えば、白癬菌(水虫の原因菌)が含まれる場合、足の感染症を引き起こす可能性があります。
他にも、カビが空気中に胞子を放出し、それを吸い込むことでアレルギー性鼻炎や過敏性肺炎、皮膚炎などの症状が現れることもあります。
また、カビによって生成されるマイコトキシン(カビ毒)は、長期的に人体に悪影響を及ぼす危険があります。
このような健康被害を避けるためにも、靴にカビが生えたら迅速に対応することが重要です。
そこでこの記事では、「スニーカー」「革靴」「スエード靴」の3種類のカビ取り方法についてくわしく解説します。
靴にカビを発生させないための対策も紹介するので、是非この記事を最後までお読みください。
この記事でわかること |
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目次
1.スニーカーのカビ取り方法
スニーカーは動きやすく、お子様の日常の靴として使用されたり、スポーツや作業時に履かれたりするため、汗や汚れが付着しやすい靴です。
これらの汚れはカビの繁殖を促すため、放置していると靴全体にカビが発生するリスクが高まります。
布地のスニーカーは水洗いが可能なことが多いため、適切な手順で洗うことで、カビをしっかり除去しながら清潔に保つことができます。
ここでは、酸素系漂白剤を使用した安全なカビ取り方法を紹介します。
1-1.事前準備・注意事項
用意するもの
- 酸素系漂白剤
- 靴洗い用ブラシ
- バケツ(洗面台でも可)
- タオル(必要な場合)
- マスク
- ゴム手袋
カビの胞子を吸い込んだり、手が荒れるのを防ぐために、マスクとゴム手袋を身に付けるようにしましょう。
真っ白の靴であれば衣類用の塩素系漂白剤を使用することも可能です。
もし色柄もののスニーカーに塩素系漂白剤を使用してしまうと、色落ちや変色の恐れがあるので注意してください。
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1-2.スニーカーのカビ取り手順
①靴紐を外す
靴紐がある場合はあらかじめ外しておいてください。
靴が泥などで汚れている場合は、大まかなものは事前に落としておいてください。
②酸素系漂白剤を溶かす
バケツや洗面台にぬるま湯を入れて、そこに粉末タイプの酸素系漂白剤を溶かします。
量は製品に記載されている規定量を目安にしてください。
③靴を入れてしばらく放置する
酸素系漂白剤を溶かしたぬるま湯に靴を入れて浸し、2時間ほど放置します。
④ブラシで擦った後によくすすぐ
残っているカビを靴洗い用のブラシで擦って除去してください。
その後、もみ洗いしながらよくすすいでください。
⑤乾燥させる
水気を切ったら、風通しの良い場所で陰干しします。
水分が残っているとカビが再発しやすくなるので、しっかりと乾かしてください。
その時に靴の中に乾いたタオルを詰めておくと、乾きが早く、変形を防ぐこともできます。
2.革靴のカビ取り方法
天然素材である本革はタンパク質で構成されているため、革製品はカビが発生しやすいものの1つです。
革製品は基本的に水洗いができないので、カビ取りスプレーを使用したカビ取り方法を紹介します。
2-1.事前準備・注意事項
用意するもの
- 革製品用のカビ取りスプレー
- 布
- シューケアブラシ(馬毛など)
- マスク
- ゴム手袋
カビの胞子を吸い込んだり、手が荒れるのを防ぐために、マスクとゴム手袋を身に付けるようにしましょう。
カビ取りスプレーの代わりに消毒用エタノールを使用することも可能ですが、色落ちする恐れがあります。
もし消毒用エタノールを使用する場合は目立たない場所で試してから行うようにしましょう。
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出典:amazon
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出典:amazon
革製品はとてもデリケートなので、心配であれば自宅でのカビ取りは諦めてプロに任せることをおススメします。
その場合は4.自力でカビ取りが難しい時はプロに任せるを参考にしてください。
2-2.革靴のカビ取り手順
①ブラシで大まかなカビを取り除く
靴紐がある場合はあらかじめ外しておいてください。
庭やベランダなどで革靴をブラッシングして、大まかなカビを取り除いてください。
この時にブラシにカビが付着する可能性があるので、使用後はブラシの除菌も忘れずに行いましょう。
②布にカビ取りスプレーを含ませて靴を拭く
布にカビ取りスプレーを吹きかけてください。
その布で革靴を拭いてカビを除菌していきます。
③内側にもカビ取りスプレーをかける
再発防止のため革靴の内側にもカビ取りスプレーを吹きかけてください。
④乾燥させる
風通しの良い場所で陰干ししてください。
カビ取りは以上で終了ですが、後ほど6-2.定期的に靴の手入れを行うで紹介するお手入れもあわせて行うことをおススメします。
3.スエードの靴のカビ取り方法
スエードとは加工を施して短く毛羽立たせた皮革のことで、主に子牛や子ヤギなどの柔らかい皮が使われています。
丈夫で温かみのある素材で人気がありますが、表面が毛羽立っているため、汚れや埃が付着しやすいというデメリットがあります。
またスエードは水に濡れると染みになりやすい素材のため、丸洗いはおススメできません。
3-1.事前準備・注意事項
用意するもの
- 革製品用のカビ取りスプレー
- 布
- シューケアブラシ(馬毛など)
- マスク
- ゴム手袋
カビの胞子を吸い込んだり、手が荒れるのを防ぐために、マスクとゴム手袋を身に付けるようにしましょう。
カビ取りスプレーの代わりに消毒用エタノールを使用することも可能ですが、色落ちする恐れがあります。
もし消毒用エタノールを使用する場合は目立たない場所で試してから行うようにしましょう。
スエード素材はとてもデリケートなので、心配であれば自宅でのカビ取りは諦めてプロに任せることをおススメします。
その場合は4.自力でカビ取りが難しい時はプロに任せるを参考にしてください。
3-2.スエードの靴のカビ取り手順
①ブラシで大まかなカビを取り除く
靴紐がある場合はあらかじめ外しておいてください。
庭やベランダなどで靴をブラッシングして、大まかなカビを取り除いてください。
この時にブラシにカビが付着する可能性があるので、使用後はブラシの除菌も忘れずに行いましょう。
②布にカビ取りスプレーを含ませて靴を拭く
布にカビ取りスプレーを吹きかけてください。
その布で靴を拭いてカビを除菌していきます。
③内側にもカビ取りスプレーをかける
再発防止のため靴の内側にもカビ取りスプレーを吹きかけてください。
④乾燥させる
風通しの良い場所で陰干ししてください。
⑤仕上げにブラッシングする
最後にブラッシングして、毛並みを整えて終了です。
4.自力でカビ取りが難しい時はプロに任せる
自宅で行えるカビ取り方法について紹介してきましたが、カビが酷い場合は自力でカビ取りしても跡が残ってしまったり、カビが完全に死滅しないことがあります。
特に本革やスエードはデリケートな素材なので、行えるカビ取り方法が限られていて、完全に除去するのが難しいでしょう。
カビは少しでも残っているとそこから再発する可能性が高く、場合によっては一緒に保管している別の靴にもカビが移ってしまうことがあります。
そのため、自分では除去できないほどカビが酷い場合や、徹底的にカビを死滅させたい場合はクリーニング業者に靴のカビ取りを依頼するようにしましょう。
カビ取り専門のクリーニング業者のハーツクリーニングでは、医療機器の滅菌処理にも使われているエチレンオキサイドガス(EOG)を使用した滅菌を行っているため、死滅しにくいカビの菌(真菌)でも根絶させることができます。
また、国内外の要人が依頼するほど実績のある老舗のクリーニング店と提携しているため、自宅では取り切れなかったカビの跡も熟練した技術で除去することが可能です。
何としてでもカビを除去したい大事な靴がある時は、是非ハーツクリーニングをご利用ください。
5.靴にカビが発生する原因は「汚れ」と「湿気」
ここまで靴にカビが発生した場合の対処方法について解説してきましたが、そもそも何故靴にカビが生えてしまうのでしょうか。
まずカビが発生するには一定の条件が揃っている必要があります。
- 水分・高湿度
- 温度(0~40℃)
- 栄養源(皮脂や埃など)
- 酸素
この4つの条件が揃ったとき、カビの発生リスクが高まります。
そして、靴はこの4つの条件が揃いやすい環境にあります。
その理由について詳しく見ていきましょう。
5-1.靴に汗や汚れが付着している
1日履いた靴には、人間の汗が染み込んでいます。
さらに、天気が悪い日には雨や雪で濡れることもあります。
これにより、カビが好む「水分」が靴に多く含まれている状態になるのです。
また、使用後の靴を乾かさずに靴箱に戻すと、靴箱内の湿度が上がり、保管している他の靴にも悪影響を与えてしまいます。
そして、靴に染み込んでいるのは水分だけではありません。
人間の皮脂、土壌の菌、塵、埃などの汚れも付着しており、これらがカビの繁殖に必要な「栄養源」となります。
脱いだ直後の靴には「水分」と「栄養源」が揃っているため、カビの胞子が付着すると一気に繁殖する恐れがあります。
5-2.靴箱の中に湿気がこもっている
靴箱は、靴を出し入れする時以外は閉め切っていることが多いため、湿気がこもりやすい場所です。
特に、使用後すぐの靴をそのまま収納してしまうと、靴に染み込んだ汗や雨水が原因で靴箱内の湿度が上がります。
さらに、靴箱は一度上がった湿度は下がりにくいため、高湿度が維持されやすいです。
そのため、靴が濡れていない場合でも、湿度の高い靴箱に保管することで、カビの発生リスクが高まるのです。
5-3.玄関の湿度が高い
「玄関がジメジメしている」と感じたことがある方も多いでしょう。
玄関は屋外と直接つながっているため、外からの湿気が流れ込みやすい場所です。
また、雨で濡れた傘や靴が持ち込まれることにより、玄関の湿度が上昇しやすい傾向にあります。
さらに、古いタイプの玄関ドアには熱伝導率が高い素材が使用されていることが多く、寒い日にはドアが非常に冷たくなります。
室内が暖房で暖められると、暖かい空気が冷えたドアに触れることで結露が発生し、さらに湿度が上がる原因となります。
玄関の湿度が上がると、その影響で靴箱内の湿度も高くなり、保管中の靴に悪影響を与えるため、十分な注意が必要です。
6.カビから靴を守るための7つの対策
5.靴にカビが発生する原因は「汚れ」と「湿気」でお伝えした通り、カビが発生するには「水分」「温度」「栄養源」「酸素」の4つの条件が揃っている必要があります。
逆を言うと、4つの条件のうち1つでも欠ければカビを抑制することが可能です。
とはいえ、酸素を無くすことは不可能であり、靴を0℃以下または40℃以上で保管するのも現実的ではありません。
そのため、「水分」と「栄養源」を防ぐことが効果的なカビ対策となります。
6-1.履いた直後の靴を靴箱にしまわない
足の裏は1日でコップ1杯分ほどの汗をかくと言われています。
1日中履いた靴にはたっぷりと汗が染み込んでおり、雨や雪の日にはさらに濡れているでしょう。
湿気を含んだまま靴箱に収納すると湿度が上がり、カビが発生する原因になります。
そのため、使用後の靴はしっかり乾かしてから収納しましょう。
更にカビを防ぎたい場合や、早めに乾かしたい時は6-7.靴乾燥機を活用するで紹介する便利なアイテムを使用するのもおススメです。
6-2.定期的に靴の手入れを行う
定期的に靴を手入れすることで、カビの発生を防ぐだけでなく、靴を長持ちさせることもできます。
まずどの靴にも言えますが、初めて靴を履く前に防水スプレーを吹きかけるようにしてください。
これで水や汚れをはじいてくれるので、靴が汚れにくくなり、カビの発生も抑えられます。
また毎日行ってほしいのが、靴を脱いだ後に馬毛ブラシなどでブラッシングするという作業です。
30秒~1分程度で終わる作業なので、一度習慣化させることができれば毎日続けられるでしょう。
そして更に靴を綺麗に保つために、定期的に靴の手入れを行ってください。
6-2-1.スニーカーのお手入れ方法
用意するもの
- 靴用洗剤(中性洗剤でも可)
- 桶
- スニーカー用消しゴム
- シューケアブラシ(馬毛・豚毛など)
- 靴洗い用ブラシ
- タオル×2
①大まかな汚れを除去する
靴紐がある場合は、あらかじめ外しておいてください。
そして事前に大まかな汚れを除去します。
つま先やソールが汚れている時はスニーカー用の消しゴムで汚れを落としてください。
②桶に靴用洗剤を入れてつけ置きする
桶にぬるま湯を入れて、そこに靴用洗剤を入れます。
靴用洗剤がなければ中性洗剤でも構いません。
その中に靴と靴紐を入れて、1時間程放置します。
③ブラシで汚れを除去する
靴洗い用のブラシで優しく洗います。
靴のフチなど汚れが溜まりやすい部分は重点的に行ってください。
④よくすすいで、乾燥させる
もみ洗いしながらよくすすいでください。
水気をしっかりきったら風通しの良い場所で陰干ししましょう。
その時に靴の中に乾いたタオルを詰めておくと、乾きが早く、変形を防ぐこともできます。
⑤防水スプレーを吹きかける
完全に乾いたら防水スプレーを吹きかけて、水や汚れを防ぐようにしてください。
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6-2-2.革靴のお手入れ方法
用意するもの
- シューケアブラシ(馬毛)
- シューケアブラシ(豚毛)
- 革靴用クリーナー
- 革靴用クリーム
- 布×2
- 磨き用クロス
- 防水スプレー
①馬毛ブラシで埃を除去する
靴紐がある場合はあらかじめ外しておいてください。
馬毛ブラシで靴全体の埃を除去していきます。
靴のフチなど埃が溜まりやすい部分は重点的に行ってください。
②革靴用のクリーナーで汚れを除去する
布を中指と人差し指にしっかりフィットするように巻き付け、そこにクリーナーをなじませてください。
そして靴全体の汚れを落とします。
③革靴用のクリームを靴に塗る
綺麗な布にクリームを取り、少しずつ塗っていきます。
クリームをなじませるために、豚毛ブラシでブラッシングしてください。
④クロスで磨く
きめの細かいクロスで靴を磨き上げます。
⑤防水スプレーを吹きかける
最後に防水スプレーを吹きかけて、水や汚れを防ぐようにしてください。
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6-2-3.スエードお手入れ方法
用意するもの
- シューケアブラシ(馬毛もしくは豚毛)
- スエード用消しゴム
- 防水スプレー
①ブラシで埃を除去する
靴紐がある場合はあらかじめ外しておいてください。
シューケアブラシで靴全体の埃を除去していきます。
靴のフチなど埃が溜まりやすい部分は重点的に行ってください。
②消しゴムで汚れを落とす
部分的な汚れはスエード用の消しゴムで落とします。
③ブラシで毛並みを整える
靴全体をブラッシングして毛並みを整えてください。
④防水スプレーを吹きかける
最後に防水スプレーを吹きかけて、水や汚れを防ぐようにしてください。
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6-3.除湿剤を入れる
靴箱は湿気がこもりやすいため、除湿して湿度を管理することが大切です。
一番簡単な方法としては、靴箱の中に除湿剤を入れるという方法です。
また、靴を重点的に除湿したいなら、靴の中に入れるタイプの除湿剤を使用してみてください。
ジメジメしている靴でも、これをしておくことで翌朝快適に靴を履くことができます。
特に長期間使わない靴には、事前に除湿剤を入れておくと効果的です。
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6-4.靴箱の換気を行う
靴箱を閉めきると湿気が溜まり、カビが発生しやすくなります。
定期的に靴箱の扉を開けて換気を行い、玄関全体の湿気を取り除きましょう。
また玄関の湿度が高い場合は、換気しても取り込む空気も湿っぽくなってしまうことがあります。
可能であれば晴れた日に玄関のドアと靴箱の扉を開けて、カラッとした空気と入れ替えるようにしてください。
もし空気が上手く循環しないなら、靴箱に向けて扇風機やサーキュレーターを回して空気が流れるようにしてください。
6-5.靴を詰め込みすぎない
収納スペースが限られていたり、靴をたくさん所有していると、つい空いているスペースに靴を詰め込みたくなるかもしれません。
しかし、靴がぎゅうぎゅうに詰め込まれていると、靴箱内の隙間が少なくなり、空気の循環が悪くなります。
このような環境では湿った空気がこもりやすくなり、カビが発生しやすくなります。
また、先ほど6-4.靴箱の換気を行うで定期的に換気するようにお伝えしましたが、隙間のない靴箱では換気をしても空気の流れが妨げられてしまいます。
そのため、不要な靴を処分したり、別の収納場所を用意するなどして、靴箱に十分なスペースを持たせるようにしましょう。
6-6.靴箱や玄関の掃除をする
靴は地面に直接触れるため、砂利や泥などの汚れが付着しやすくなります。
それをそのままにしていると、玄関や靴箱に汚れが持ち込まれ、カビの栄養源となってしまいます。
そのため、玄関や靴箱のこまめな掃除が必要です。
玄関はホウキを使って掃き掃除して、その後ホースで水をかけてブラシやタワシで擦って汚れを除去してください。
靴箱は靴をすべて出して、掃除機や小さなホウキで砂や土埃を取り除いた後に、雑巾で拭き取りましょう。
仕上げに、消毒用エタノールを吹きかけるのもおすすめです。
アルコールはカビに弱いため、カビの菌やその他の菌を死滅させ、カビの発生を抑える効果があります。
エタノールが乾くまでは靴箱の扉を開けたままにして、しっかりと乾かしてください。
6-7.靴乾燥機を活用する
脱いだ直後の靴は、汗や雨の水分によって靴箱の湿度を上げる原因になります。
そのため、靴はしばらく玄関に置いて乾かす必要があります。
しかし、濡れた靴は乾くのに時間がかかり、玄関の湿度も上げてしまいます。
また、玄関に靴がたくさん並んでいると散らかった印象を与えるため、できるだけ靴を置きたくないと考える方も多いでしょう。
そこでおすすめなのが、靴用の乾燥機です。
これを使うことで、靴を素早く乾かして靴箱に戻すことができます。
さらに、カビは熱に弱いため、乾燥機の熱によって除菌効果も期待できます。
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7.まとめ
今回靴にカビが発生した場合の対処方法を中心に解説しました。
1日履いた靴には汗が染み込んでいたり、泥や土埃など汚れが付着しやすいため、手入れを怠っているとカビが生えてしまうことがあります。
放置していると他の靴にもカビが移る可能性があるので、見つけたらすぐに対処するようにしましょう。
スニーカーのカビ取り方法
革靴のカビ取り方法
スエードの靴のカビ取り方法
もし自宅でのカビ取りが難しい場合は、プロに任せるようにしましょう。
カビ取り専門のクリーニング業者であるハーツクリーニングでは、靴のカビ取りも行っています。
ハーツクリーニングでは、医療機器の滅菌処理にも使われているエチレンオキサイドガス(EOG)を使用した滅菌を行っているため、死滅しにくいカビの菌も根絶させることができます。
また老舗クリーニング店と提携しているため、革やスエードなどデリケートな素材でも安心です。
大事な靴にカビが生えてお困りでしたら、是非ハーツクリーニングにご依頼ください。
そして靴のカビを除去できたら、今度はカビが発生しないように対策を行いましょう。
カビが生えた靴をそのまま履くと、見た目が悪いだけでなく足白癬(水虫)やアレルギー性鼻炎などを発症する恐れもあります。
まずはカビを発生させないように対策を行い、カビが発生した際は早急に対処するように心がけてください。