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【カビ専門宅建士が教える】もうカビに悩まない!カビだらけの家を高く売却してカビのない家に引っ越す不動産テクニック

著者穂苅 英樹

「何度カビ取りしても再発を繰り返していて困っている。引っ越してカビの悩みから解放されたい」

「分譲マンションを購入したけどカビが酷いから売却したい。でもまだローンが残っているから難しいのかも…」

賃貸の場合、今住んでいる家に不満があればすぐに引っ越すこともできますが、持ち家の場合はそうはいきません。

引っ越すとなると、今の家を売って、新しく住む家を探さなければいけないので大変です。

また、良い家を探そうとすると、大体は売却価格よりも購入価格が高くなるので、月々の負担が増えてしまうこともあります。

そのため、自宅がカビだらけでも我慢して住み続けるという方も少なくないでしょう。

しかし、本当にそれでいいのでしょうか。

カビはただの汚れとは違って、菌です。

今の家に住み続けることで大量のカビの胞子を吸い込み、病気を発症するということも考えられます。

その時に「早く引っ越しておけば良かった…」と後悔しても遅いのです。

とはいえ、先立つものがなければ引っ越しができないのは事実でしょう。

そこで今回、自宅のカビに悩まれている方が今の家を売却して、新たにカビのない家を購入する方法について解説します。

カビだらけの家でも通常より高く売却する方法や、カビが生えない引っ越し先を見つけるためのテクニックなどを紹介するので、自宅のカビに悩まれている方は是非参考にしてみてください。

この記事でわかること
  • 自宅を売却してでも引っ越しをするメリット
  • カビだらけの家でも高く売却する方法
  • カビが発生しにくい家探しのやり方
  • 引っ越し先にカビを持ち込まないための対策

1.カビの悩みから解放されたいならいっそのこと売却しよう

自宅にカビが発生した場合、通常の対応としてはカビを除去しようとするでしょう。

軽度であれば個人でも行えますし、難しいならカビ取り業者に依頼して徹底的に除去してもらうことになります。

しかし立地や建物の構造によっては、カビ取りしてもカビの発生を繰り返すことがあります。

またカビはとても怖いもので、カビが発生した部屋に長時間いることで健康を害することもあります。

そのため、今の家を手放して引っ越すのが最善の選択ということもあるのです。

 

1-1.カビで病気発症も!?カビの生えた家に住み続けるリスク

カビが発生すると見た目が悪かったり、カビ取りで費用が掛かってしまったりなどデメリットが多いのですが、一番怖いのが健康への悪影響です。

実はカビが原因で発症する恐れのある病気はたくさんあります。

  • 肺アスペルギルス症
  • クリプトコッカス症
  • スポロトリクム症
  • 夏型過敏性肺炎
  • シックハウス症候群
  • 足白癬(水虫)
  • アレルギー性鼻炎

あくまで一例なので、他にもカビ起因で発症する可能性のある病気はあります。

また、少し前にイギリスの公営住宅に住んでいた2歳の男児がカビが原因で亡くなったというニュースもありました。

AFPBB News:英国で2歳児死亡、公営住宅のカビが原因

 

海外のニュースなので、自分には縁のない話のように感じる方もいるかもしれません。

しかしこれは日本でも十分起こり得る話ですし、むしろ日本の方が発生するリスクが高い可能性があります。

これは気象庁のデータを元に作成した、日本とイギリス(ロンドンのヒースロー空港)の気温と降水量を比較するグラフです。

カビは湿度が高くて、気温が25℃前後の時に発生しやすいものです。

冬はさほど差はありませんが、春から秋の間の降水量は日本の方が数倍多く、気温も暖かい傾向にあります。

ロンドンは小雨が降ることが多いので、降水量だけでは湿度の違いははっきりとはわかりませんが、それでも日本がいかにカビに好まれる気候であるかはわかるでしょう。

また今回カビが発生した住宅は公営住宅ということですが、このような建物は気密性が高い場合が多いです。

気密性が高い建物は湿気がこもりやすいため、室外の温度差で結露しやすい家や換気システムがない家などは湿度が上がり、カビが発生しやすくなります。

そして日本のマンションや団地は鉄筋コンクリート造であることが多く、気密性が高いため、イギリスのニュースのようなことが起こる可能性があるのです。

カビは誰にとっても体に良くないものですが、特に小さい子供や高齢者、免疫力が弱まっている方はカビの影響を受けやすいと言われています。

「カビが酷いけど、仕方がない」と言って我慢しているうちに、自分や大事なご家族の体がカビの菌によって蝕まれてしまうかもしれません。

そして一生病気で苦しんだり、最悪なケースの場合、命を落とす可能性もあるのです。

まずはカビはそれだけ怖いものだと認識し、自宅のカビに悩まれている方は早めの対処を心がけましょう。

 

1-2.カビの発生原因が立地の場合は引っ越すのがベスト

カビは「湿度」「温度」「栄養源」「酸素」の4つの条件が揃った場所に発生すると言われています。

地球上に酸素のない場所はないですし、カビが好む温度は人間が過ごしやすい気温と一緒なので調整は難しいです。

またカビは埃やダニ、人間の皮脂などあらゆるものを栄養源にしますし、少量でも十分に栄養になってしまうため取り除くにも限界はあります。

そうなるとカビを発生させないために一番重要なのが湿度です。

そして湿度は立地や建物の構造などによって大きく異なってきます。

例えば「川や沼地が近いから湿度が高くなりやすい」「隣の建物のせいで日当たりが悪いからカビが発生しやすい」など理由は様々あるでしょう。

除湿機を置いたり、こまめに換気したりして、湿度を抑えることは可能ですが、その原因自体を無くすことは自分の努力ではできません。

しかし、カビが発生しにくい物件に引っ越してしまえば、その悩みは一気に解決します。

どのような場所にカビが発生しやすいのか把握し、そのような物件を避ければ、努力しなくてもカビのない家に住むことが可能なのです。

 

1-3.ローンが残っていても売却は可能

「カビが酷いから引っ越したい。でもまだローンが残っているからできない」と諦めている方、ちょっと待ってください。

確かに売却完了時に住宅ローンを全額一括返済しなければいけません。

しかし売却金額がローンの残債の金額かそれ以上であれば問題ないはずです。

また、売却金額が残債を下回ってしまった場合でも、残債を含めた買い替えローンや、住民税と所得税から売却損を控除できる優遇制度を利用できる場合もあります。

「ローンがあるから無理」と最初から諦めるのではなく、まずは一度不動産業者に相談してみることをおススメします。

 

1-4.リフォーム次第でカビだらけの家が高く売れる可能性も

「そもそもカビだらけの家なんて売れないのではないか」「売れたとしても安い価格なのではないか」と思っている方も多いでしょう。

確かにそのまま販売した場合は、購入を検討されている方に悪印象を与えてしまい、購入に至らなくなってしまうと思います。

そうすると価格を下げなければ売れなくなってしまい、売れても想定よりもはるかに下回る金額になることもあります。

しかしリフォームして綺麗な状態で販売すれば、そのまま販売するよりも高い金額で売却できるでしょう。

リフォームする時に徹底的にカビを除去し、防カビの施工もすればカビの発生を防ぐことができます。

これで販売する側だけでなく、購入者の方にも満足してもらえる取引が可能になるのです。

 

2.【STEP1】カビ対策専門の不動産業者と契約する

現在住んでいる家の売却を検討している場合、まずは不動産業者と契約することになるでしょう。

そして不動産業者は全国にもたくさんあるので、どこと契約すればいいのか迷ってしまうと思います。

今住んでいる家のカビに悩まされている場合や、これからカビの発生しない家に住みたいと考えているのであれば、カビ対策専門の不動産業者と契約することをおススメします。

「カビ対策専門の不動産業者なんて初めて聞いた」という方も多いと思いますので、通常の不動産業者との違いやメリットについて説明いたします。

 

2-1.カビ対策専門ではない不動産業者だと損をする恐れが

通常の不動産業者はカビについて勉強する機会がないので、カビの知識があまりないことが多いです。

カビのない家であればそれでもいいですが、カビが発生した家を販売する場合はそれでは不十分です。

カビ対策リフォームをせずに売却する場合、買い手がつかなかったり、安い価格で販売するように提案されることもあるでしょう。

しかし現在カビが生えやすい家でも、しっかり対策をすればカビを生えにくくすることはできます。

そうすれば本来よりも高い価格で販売できますし、購入者の方もカビが生えにくい住宅を購入できるので、お互いに良い取引をすることが可能です。

また新しい住宅探しも、駅や周辺施設などの立地については考えてくれますが、カビが発生しにくいエリアかどうかは通常は調べてくれません。

そのため引っ越してしばらく経ったらカビが生えるようになった…という事態も考えられます。

これでは引っ越した意味がなくなってしまいます。

売却する場合も、新しい家を探す場合も、カビ対策専門の不動産業者を選ぶのがベストなのです。

 

2-2.健康すまい情報館なら売却も購入も安心

健康すまい情報館は、カビ対策のプロであるハーツリッチと不動産のプロであるフェイス住販が提携した日本初のカビ対策の不動産業者です。

通常の不動産業者に依頼した場合だと、カビ取り業者やリフォーム業者に別で依頼して施工してもらわなければいけないため、上手く連携ができなくて日数がかかってしまったり、費用が高くなってしまうことがあります。

しかし健康すまい情報館ならワンストップサービスなので、新しい家探しもカビ対策リフォームや売却もスムーズに行うことができます。

もちろん、今住んでいる家を売却するだけで家探しは不要な方、今は賃貸に住んでいるから家探しだけしたいという方も大歓迎です。

まずは60秒で入力できる簡単フォームからお申込みください。

 

3.【STEP2】カビの生えない家探しをする

すでにリフォーム済みの物件だと、内装が綺麗なのでカビが発生しやすいのかどうか分からないことも多いでしょう。

また新築の場合も同様で、最初はピカピカだったのに1年後にはカビで汚くなってしまったというケースも少なくありません。

カビの生えない家探しで大事なのは現在の綺麗さではなく、カビが発生しにくいエリアなのか、そしてカビの発生しにくい建物の構造なのかということです。

 

3-1.カビ発生リスク予測システムでカビの発生しにくいエリア探し

ハーツリッチは過去9年間で10000件以上のカビの現場の調査と5000件以上のカビ取り施工をしてきました。

その経験からカビが発生するには一定の条件があること、そして立地が大きく影響していることがわかりました。

 

カビが発生しやすい立地
  • 埋立地
  • 川沿いや沼地などの近く
  • 周辺に自然が多い

 

元々沼地や田んぼだった場所を埋め立てて建てた住宅の場合、水はけが悪く湿度が高くなりやすいです。

川沿いや沼地などが周りにある場合も湿度が上がりやすいなど、住宅に影響を与えることがあります。

このような情報をもとにデータベースを構築することで、独自のカビ発生リスク予測システムを作りました。

このシステムがあれば、逆にどのようなエリアや条件でカビが発生しないのか知ることができ、それをもとにカビが生えないエリアから住宅を探すことが可能です。

 

3-2.10000件以上のカビ現場を見てきたカビ対策のプロの目利き

カビの発生原因はエリアだけでなく、建物の構造による場合もあります。

 

カビが発生しやすい住宅の特徴
  • 低層階(3階以下)
  • 北向きで日当たりが悪い
  • 高気密で結露しやすい

 

地階から3階の低層階の場合、地面の湿気の影響を受けたり、日当たりが悪くなったりすることがあり、高層階と比べてカビの発生頻度が高い傾向にあります。

また高気密な建物で断熱材が入っていなかったり、24時間換気システムがなかったりすると、外気温と室内温度の差によって結露しやすくなります。

このようなカビが発生しやすい条件が揃わない家を探すことで、カビの発生確率を大幅に下げることが可能です。

カビ対策専門の宅建士が建物の構造やその周辺から判断して家探しを行い、それにクリアした住宅だけをお客様にご紹介しているので安心して選ぶことができます。

■関連記事■北向きマンションのカビに悩んでいる方必見!プロが教えるカビ対策と対処方法で問題解決!

 

4.【STEP3】カビだらけの家を売却する

もしカビの生えにくい良い家を見つけてとしても、売却価格よりも購入価格が大幅に高いと、負担が大きすぎて購入に踏み出せないということもあるでしょう。

カビの生えた家を売却しようとすると、通常は購入希望者の方に「こんなカビだらけの家には住めない…」と敬遠されてしまい、買い手が付きにくいということがあります。

そこで大事なのがリフォームです。

 

4-1.カビ対策リフォームで本来よりも高い金額で売却が可能

カビ対策リフォームでなく、通常のリフォームを行った場合でも、部屋が綺麗になるので通常よりは買い手が付きやすくなります。

しかしカビ対策リフォームの場合は大きなメリットが2つあります。

1つ目はカビの再発しにくくなるということです。

カビ取りをせずに壁紙だけ変えたりすると、カビが残ってしまい、再発しやすくなります。

また完全にカビを除去できていても、元々カビが発生しやすい立地の家のため、防カビなどの対策をしなければ再びカビが生えてしまい、後々購入者の方を悩ませることになってしまうかもしれません。

しかし、カビ対策リフォームをしてあれば今後カビに悩まされる可能性も低いですし、カビ対策されていると分かれば購入者の方も安心して購入できるでしょう。

そしてもう1つのメリットは、リフォーム費用を抑えられるケースがあるという点です。

カビがそこまで酷くない箇所であれば、リフォームではなくカビ取りと防カビコーティングだけで十分な場合があります。

全体をリフォームするよりも施工日数が短くて済むので人件費が減り、材料費も少なくなるので、全体の費用が抑えられます。

また建設廃棄物の削減にも繋がるので、カビ対策リフォームはSDGsの観点から見てもとてもメリットがあるものなのです。

 

5.【STEP4】契約終結後も安心対応

住宅の売買契約が終結したら終わりという不動産業者も多いと思いますが、健康すまい情報館は違います。

これからお客様が新しい家に引っ越して、カビのない生活を送れることが最終目標なのでそのお手伝いをさせていただいています。

 

5-1.引っ越し先の建物のカビ対策もお任せ

カビの胞子は目に見えないですが、実は常に空気中を浮遊しているものです。

そしてカビの発生条件が揃っている場所にカビの胞子が付着すると、そこから広がって目に見えるようになります。

それが私たちが普段目にしているカビです。

そのためカビの生えにくい住宅を探しても、カビの胞子は舞っているため、完全にリスクをゼロにすることはできません。

そこで更にカビを発生しにくくするために、新しく購入した住宅のカビ対策をするという方法があります。

防カビコーティングを行えば、カビが付着するのを防げますし、もし付着してもカビが繁殖することを抑制することができます。

また弊社の防カビコーティングは、ホルムアルデヒド等を分解する効果や抗ウイルスの効果もあるため、カビ対策だけでなくシックハウス症候群の予防にもなります。

 

5-2.引っ越し先にカビを持ち込まない!家具などのガス滅菌サービス

カビの生えた家に置いてあった家具や衣服、小物などはカビに汚染されている可能性が高いです。

そのため何も対策せずに引っ越し先に持ち込むと、そこからカビが広がってしまう恐れがあります。

処分できるのであればそれがベストですが、すべて買い替えるのは大変ですし、捨てられない大切な物もあるでしょう。

そこで弊社では、引っ越し前に家具や衣服をガス滅菌するサービスを行っております。

このガス滅菌では、EOG(エチレンオキサイドガス)という医療機器の滅菌処理にも使われているほど強力なガスを使用しています。

カビの菌である真菌は非常にしぶといため、通常の滅菌では死滅しきれずに残ることがあります。

しかしEOG滅菌は強力なため、完全にカビを除去し、引っ越し先にカビを持ち込むのを防ぐことができるのです。

 

6.まとめ

今回は今住んでいる家のカビで悩まれている方が、カビの生えない家に引っ越すための方法について解説しました。

カビの生えた家に住み続けるということは、カビの胞子を大量に吸い込むことになり、病気を発症する恐れがあります。

特に小さい子供や高齢者はその影響を受けやすく、重篤な状態になってしまったり、最悪なケースの場合は命を落とすこともあるほど危険なのです。

そうなってからでは、後悔してもしきれないでしょう。

だからこそカビの発生頻度が高くてこれ以上は厳しいと思ったら、思い切って引っ越しを考えてみてください。

健康すまい情報館なら、カビ発生リスク予測システムでカビが生えにくい家探しができるので、引っ越し先でカビに悩まずに済みます。

また今住んでいる家のカビ対策リフォームを行うことで、通常よりも高く売却でき、自己負担を減らすことも可能です。

カビ対策専門の不動産業者だからこそ、ワンストップでスムーズに進めることができるのでストレスも少なくお取引できます。

まだ引っ越すかどうか迷っているという方、査定だけでも結構です。

まずは一度お申し込みいただき、無料ヒアリングをお試しください。

 

お申込みから契約終結までの流れ

また、売買契約が終結したらすべて終わりというわけではありません。

引っ越し先のお住まいのカビ対策として防カビコーティングの施工や、引っ越し先にカビを持ち込まない為の家具や衣類などのガス滅菌サービスも行っております。

是非健康すまい情報館で現在の家の売却や新しい家探しを行い、カビの悩みのない日常を取り戻してください。

著者情報
穂苅 英樹

東証プライム上場の総合建設会社にて、再開発施設やマンションの開発に従事。また、独立系デベロッパーの管理部門でプロパティマネジメントに携わる。2014年にはハーツリッチ株式会社を設立し、2020年からは日本建築防黴協会の専務理事に就任。これまでに、相談や調査を含め累計5000件を超える現場でカビ問題を解決。

保有資格
  • 二級建築士
  • 一級建築管理技士
  • マンション管理士
メディア出演
  • 雑誌:戦略経営者 家主と地主
  • テレビ:日本テレビ ZIP!・TBSテレビ ひるおび
  • WEB:ウェザーニュース
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