施工事例

【詳細調査・施工】中古住宅で漏水による広範囲のカビに対し調査と施工を行い、全測定箇所の清潔判定を実現した事例

【詳細調査・施工】中古住宅で漏水による広範囲のカビに対し調査と施工を行い、全測定箇所の清潔判定を実現した事例

案件情報

住所
静岡県浜松市
物件用途
中古住宅
作業内容
カビ汚染度詳細調査、除カビ防カビ施工、施工前後の菌数検査
作業人数
調査1名・施工2名
作業時間
調査1日・施工2日間
作業面積
ー
作業費
1,250,000円(税込)

事例の概要

静岡県浜松市の中古住宅で発生した広範囲のカビ被害に対し、現況の数値化と下地露出状態での除カビ施工を実施し、全測定地点で清潔判定となるまで改善した事例です。

課題

  1. 解体後に広範囲のカビが判明し、汚染範囲の特定が困難だった
  2. 内装張替えのみでの対応可否や、再発リスクの判断ができなかった
  3. 保険会社や社内への説明に向けた、客観的な証明資料がなかった

成果

  1. 事前調査により、汚染箇所の確定と住戸全体の施工理由を確立した
  2. 下地露出状態での施工により、全地点の測定値を清潔判定に下げた
  3. 数値と写真を網羅した報告書で、社内や関係者への説明を完了した

抱えていた課題/依頼の背景

不動産会社様(以下、同社)が買取を行った中古住宅の1住戸において、配管からの漏水が原因と思われる広範囲のカビが発生しました。工事に着手して壁や下地を剥がした段階で、仕上げ材の表面だけでなく、壁紙の裏や断熱材、住宅設備の周辺にまで汚染が及んでいる状況が判明したのです。

同社では、汚染の広がりや、内装の張り替えのみで解決できるかの判断がつかず、濡れたまま復旧することによる再発のリスクを懸念されていました。また、社内や関係者へ説明するための客観的な資料も不足しており、状況を把握できないまま工事を進めることが困難な状況でした。

今回案件のポイント

成否を分けた最大の難所は、施工によって失われてしまう現場の現況を、事前の調査によって客観的な数値と写真の記録として確定させた点にあります。

弊社は、測定値や確認箇所、原因の考察を網羅した報告書を作成するとともに、調査のみのプランと、施工・検査を合わせたプランの双方を提示しました。

また、下地を露出させた状態で除カビ処置を行い、施工後の測定値で数値が大幅に低下した事実を示すことで、客観的な根拠に基づく解決へ導きました。

依頼から診断/施工完了までの流れ

ご依頼をいただいてから診断、施工完了までの主な流れは以下のとおりです。

診断の実施

  1. 現況の客観的数値化と原因の特定
    住戸内10地点で清浄度測定と発生原因の調査を実施し、壁の木部や石膏ボード裏など、広範囲に汚染が及んでいることを確認しました。測定値や現況写真、発生原因の考察をまとめた報告書を作成し、ご提出しています。
    ※当日調査・施工の場合は培養時間を確保できないため、浮遊菌検査を実施しないことがあります。

施工の実施

  1. 下地露出状態での施工と事後検査
    床材や壁材が剥がされ、木下地やコンクリートが露出した状態で、98.8㎡の住戸全体に対して除カビ施工を実施しました。施工後に全地点で再測定を行い、すべての数値が清潔判定の範囲内に低下したことを確認した報告書を提出いたしました。

得られた結果

施工前に住戸内10地点の菌数や汚染箇所、写真を記録し、現況を客観的なデータとして確定させました。壁紙裏や石膏ボード深部までの汚染を特定したことで、住戸全体に対する施工の必要性も論理的に確立しています。

98.8㎡の住戸全体について、下地露出状態での除カビ施工を完了させました。施工後の測定値はすべての地点で16〜24の清潔判定となり、安全性の高さを数値で証明しています。

さらに、客観的な根拠をまとめた報告書により、社内および関係者へのスムーズな説明体制が整いました。

▼施工前後の比較(Before / After)

施工前後の変化が分かるよう、Before / Afterの写真をご覧ください。

 

今回案件で発揮できたハーツリッチの強み

1:現状を数値化する調査で、汚染範囲と対処の根拠を明確化

解体後に見つかった広範囲のカビに対し、どこまで汚染が及んでいるか不明なため、適切な対処方針が定まらないという課題がありました。

弊社は、空間や建材の汚染度を測定する専用機器を用いて住戸内10地点の菌数を可視化し、住戸全体の処置が必要であるという客観的な根拠を提示いたしました。

客観的なデータによって施工範囲の妥当性が明確になったことで、納得感を持って施工計画へ移行していただくことができました。

2:建材の深部までアプローチする施工で、確実な環境改善を実現

表面的な清掃やクロスの張り替えだけでは、建材内部に残った菌糸による再発を防げないという懸念が存在していました。

そこで、解体によって露出した木下地やコンクリートに対し、建材内部まで浸透する独自の技術を用いて、徹底的な除カビ処置を実施いたしました。

目に見えない部分まで処置を完了させたことで、再発への不安を解消し、確実な環境改善という結果をお届けできました。

3:施工前後の数値証明と報告書作成で、スムーズな説明を支援

社内や関係者へ状況を説明し、合意を得るために、客観的で信頼性の高いエビデンス資料が求められていました。

弊社は、施工前後の菌数を同一条件で測定し、写真や考察を交えた専門的な報告書を作成してご提出いたしました。

施工後の数値が清潔判定へ改善したことを視覚的・数値的に確認できたことで、ご担当者様にも大きな安心感を持っていただけました。

代表 穂苅からのコメント

施工によって消えてしまう現況を、事前に数値と写真で確定させることが、本案件の成否を分ける最重要ポイントでした。弊社が持つ科学的な調査手法と独自の施工技術を組み合わせることで、目に見えない不安を確固たる安心へと変えることができました。関係者皆様の円滑な合意形成とトラブル解消に貢献でき、専門家として大変嬉しく思っております。

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