室内のカビは、見た目の汚れだけでなく、においや健康面への不安につながることもあるため、早めの対応が重要です。
今回、静岡県内の集合住宅の一室にてカビ汚染が確認されたため、ハーツリッチ株式会社(ハーツクリーン事業部)が除カビ施工および防カビ処理を実施しました。
施工後は菌数測定も行い、目視だけに頼らず、数値に基づいて室内環境の状態を確認しています。
1. 施工の目的と方針

本施工では、カビの除去に加え、再発を抑えることを目的に対応しました。
室内の複数箇所で汚染が確認されたため、表面的な清掃ではなく、除カビと防カビ処理を実施しています。
施工後は客観的な指標を用いて、仕上がりを確認しました。
2. 現場での除カビ作業

まず、表面に付着した汚れを除去した後、除カビ作業を行いました。
広い面積については噴霧器を使用し、細かい部分や入り組んだ箇所は刷毛を使って、箇所ごとに作業方法を使い分けています。
除カビ作業完了後は、防カビコーティングを施工しました。
3. 施工前後の比較【Before/After】
カビの除去と防カビ処理により、施工前後で見た目の変化が確認できました。
ここでは、各箇所のBefore/Afterをご紹介します。
3-1. 居室のBefore/After
居室は結露や空気の滞留の影響を受けやすく、壁際・角部・床まわりにカビが出やすい傾向があります。
壁・床の下地が見える状態で、除カビおよび防カビ処理を実施しました。

3-2. 和室のBefore/After
和室は床面や壁際に湿気が溜まりやすく、見えにくい範囲で汚染が広がっていることがあります。
床の下地が見える状態で、除カビおよび防カビ処理を実施しました。

3-3. キッチンのBefore/After
キッチンは調理の蒸気や給排水の影響で湿気が残りやすく、壁面・床面・設備まわりに汚染が出やすい環境です。
床と壁の下地が見える状態で、タイル壁が残る範囲も含めて除カビおよび防カビ処理を実施しました。

3-4. リビング・ダイニングのBefore/After
リビング・ダイニングは生活の中心となる場所で、家具配置や換気状況によって湿気が偏りやすい傾向があります。
床の下地が見える状態で、除カビおよび防カビ処理を実施しました。

3-5. 玄関・廊下のBefore/After
玄関・廊下は外気の影響を受けやすく、通気不足で湿気が滞留すると壁際や上部に汚染が出ることがあります。
床の下地が見える状態で、壁際や上部など見落としやすい箇所まで除カビおよび防カビ処理を実施しました。

3-6. トイレのBefore/After
トイレは換気や乾燥が不足すると湿気が残りやすく、壁・天井・設備まわりに汚染が出ることがあります。
床と天井の下地が見える状態で、除カビおよび防カビ処理を実施しました。

4. 施工後の菌数検査結果
施工後の環境を客観的に確認するため、菌数の測定を実施しました。
数値に基づいて、除カビおよび防カビ処理の効果を確認しています。
4-1. 菌数測定の判定基準
菌数は「CFU(コロニー形成単位)」という単位で表され、数値が高いほど微生物の存在量が多いことを示します。
一般的な評価基準は以下のとおりです。
| 菌数(CFU/10cm²) | 判定 |
|---|---|
| 1〜500 | 清潔 |
| 501〜3,000 | 注意 |
| 3,001以上 | 汚染 |
4-2. 測定結果と評価
施工後の菌数検査で、各所を測定した結果、いずれも非常に清浄な数値が確認されました。



| 測定箇所 | 施工後の菌数 | 評価 |
|---|---|---|
| 居室 | 19 / 24 / 19 | 清潔 |
| トイレ | 19 | 清潔 |
| 廊下 | 18 | 清潔 |
| 玄関 | 17 | 清潔 |
| 洗面所 | 21 | 清潔 |
| 和室 | 20 | 清潔 |
| キッチン | 17 | 清潔 |
| リビング | 22 | 清潔 |
| ダイニング | 22 | 清潔 |
測定値はすべての箇所で17〜24 CFU/100cm²であり、清潔基準の500 CFU/100cm²を大きく下回っています。
5. 今後の維持管理ポイント
施工後の清潔な状態を長期間維持するためには、日常的な湿度管理と換気が重要です。
カビは湿度60%を超える環境で活性化しやすいため、以下の点を心がけることをおすすめします。
- 定期的な換気と空気循環:閉め切った状態を避け、季節に応じて換気やサーキュレーターを活用する。
- 家具裏や収納部の通気確保:壁との隙間を確保し、湿気やホコリをためないよう定期的に確認する。
- 適切な湿度管理:湿度計を設置し、必要に応じて除湿機やエアコンのドライ運転を利用して、室内湿度をおおむね60%以下に保つ。
6. 室内のカビを根本から解決するには
住宅に発生するカビは、単なる表面の汚れではなく、建物内部の湿度や通気の偏りなど、複合的な要因によって発生します。
市販の洗浄剤や一時的な清掃では、表面のカビを落とせても根の部分や微細な胞子までは除去できず、再発を繰り返すケースが多く見られます。
根本的な解決には、建物の構造や素材を正確に把握し、環境に応じた施工を行う専門的な対応が欠かせません。
室内のカビや臭いでお困りの場合は、ハーツリッチ株式会社(ハーツクリーン事業部)までお気軽にご相談ください。
7. まとめ
今回の施工では、静岡県内の集合住宅の一室にて、室内各所の除カビ・防カビ施工を実施しました。
施工後の菌数検査では、各測定箇所が17〜24 CFU/100cm²となり、「清潔」基準(500 CFU/100cm²以下)を大きく下回る結果を確認しています。
カビは「見える部分を落として終わり」ではなく、再発しにくい状態に整えることが重要です。
今後もハーツリッチ株式会社(ハーツクリーン事業部)は、安心して過ごせる室内環境づくりに取り組んでまいります。
